シーン7:ステラ(逆位置)

GM
次はカークランドさんのシーンですね。レクスギルドです。
バルディ
「…ところで金いつなん?」
「レクス」
「あー、お金ですか… ちょっと困った事になりまして… また殺人事件が起きちゃいました」
バルディ
「あ”〜 …」
「レクス」
「今回捕まえた3人居ましたよね? その中の、ヴァンの家族が皆殺しにされてます」
バルディ
…おや?
「レクス」
「ひょっとしたら怨恨のセンが強いかもしれませんね。娘を殺された親の恨みとか、恋人を奪われた男とか…  よくある話じゃないですか」
バルディ
「なるほどな…」
「レクス」
「ただの猟奇殺人という可能性も否定できませんがね… そちらに時間を割いているので…  また協力をお願いできませんか? そうして頂けると我々も助かりますし、 お金の方も早くお支払いできると思うんですが…」
バルディ
まぁ、たまには法的機関とも付き合っておくべきだよな…
「別に受けたってもええねんけどな。とりあえず、そっちの情報はすべてこっちに流すように」
「レクス」
「我々も努力いたしますので…」
バルディ
「解った。んじゃ、ヴァンの家に行ってくるわ! んじゃ」
GM
では、シーン切ります。
バルディ
逆位置コンプリートだー! イェーっ!
アゼル
駄目じゃん。
展開と言うよりは、二回目のオープニング。目的を明確にしやすいので、俺もよく使う手段です。で、禿げ鷲の巣について補完しておくと、彼らは賞金稼ぎであって、警察ではない。治安維持は「依頼があれば」行うが、自発的に行うことは早々無いと考えて良いだろう。治安維持は軍隊の仕事… 給料貰ってる訳じゃないからね。治安維持って言う仕事はあるかもしれないが。
***編集後記
 私のシナリオの特徴を一つ。因縁のキャラクターをほとんど出さない方向でシナリオを作ることですね。

 英雄の伝説は自ら作り上げねばならない。そういう性分と言うヤツです。いつかオリジナルの町、 人物、土地、職、世界へと飛び、最終的にオリジナルのTRPGが出来たら作者冥利に尽きますね。 一朝一夕には出来ませんが。