野獣

　基本的に野獣と呼ばれる存在はそれほど危険な存在ではない。 町にいる物は、多くの場合、基本的に無害な存在であるが故に無視されているか、 飼いならされ、見世物として檻の中に閉じ込められていたりする為、危険度はきわめて低い。

　ただし、見世物として町にいる物は、野外で遭遇した時は十分な注意が必要だ。 屈強の戦士であっても、返り討ちに合う事もある。また、基本的に無害であるが故に、 誰も警戒心を払わないため、大きな集団になると大規模な災害を引き起こす事もある、 と言う事を常々気にしておくべきだろう。

＜危険度＞

　すでに述べているが、野獣自体はさほど危険な存在ではない。 むしろ、それがどれほど珍しい存在であるかの方が重要になってくる。 全ての野獣は警戒心が強いが、基本的に温厚でこちらから下手に刺激しない限り、 まず襲われる事は無い。

　ただし、彼らの子供が幼い時などには、その子供を守るため、 無差別に襲い掛かってくる事があるので、注意が必要だ。この時は全力で攻撃して来るので、 例えどのような野獣であったとしても、油断は禁物である。

＜魔獣との違い＞

　魔獣と野獣の違いは、危険度の違いと考えて良いだろう。 凶暴さの違いと言いかえても良い。外見はどこか禍禍しく、 野獣と野獣の特徴を、張り合わせた様な姿をしている物もいる。

　また、野獣は例外なく使徒フルキフェルより何らかの使命を与えられている。 ここも魔獣と大きく異なる点であることを覚えておくと良いだろう。