刻印
∵心友∵
野獣
(C)
弐
〇
〇
弐
年
▼
G
R
T
▲
無
断
転
載
禁
止
大黒鼠〜蛾の群体
大黒鼠から蛾の群体までを纏めた物である。
一応、野獣はひとの為につくすはずであるが、
魔獣と同じく種族的に闇に囚われつつある種族も見受けられる。
ここで紹介するのは、大黒鼠、猫、犬、カラス、ウサギ、荷馬、蛾の群体の7種であり、
本来の役目を保っているかどうかは以下のように分類される
役目を保持 |
闇に囚われつつある |
猫
犬
ウサギ
荷馬
|
大黒鼠
カラス
蛾の群体
|
特に、猫はこの中でも最も過酷で、世界の為に大切な役割を科せられている。
単なる愛玩用としても価値は高いが、それ以上に大切にしなければ成らない事を覚えておくといいだろう。
逆に、カラスはすでに北狄に近い存在となってしまっている。全てのカラスがそうであるとは言わないが、
何種類かのカラスは、闇の眷属としてオークやフォールンウルフェンなどと行動を共にする事がある。
また、かの有名な魔神イルルニィもカラスの体をもっているため、カラスには注意が必要だろう。
大黒鼠
-
使命:不明
現在:魔神バルデウスの僕…?
-
体は小さいが、何でも食べる。たまに伝染病に感染している場合があり、
感染したまま食料に近づく為、食料に病気が移り、その食料を食べ伝染病が広がるという事態がまれに起こる。
問題は、大黒鼠が運ぶ伝染病が致死率の高い黒死病であることで、
そのために魔神バルデウスの使いと考えられることもある。
猫
-
使命:夜の監視者
現在:夜の監視者を継続中。
-
猫は、この世界に生きる全ての動物の中で、最も過酷で重要な使命を与えられている。
昼間と異なり、光が少ない夜は闇の時間となるため、世界の法則が歪む事が多々としてある。
彼らの鳴き声には、そのひずみを修正する力がある。とりわけ、カヴィーナスと呼ばれる猫人達はその使命が強い。
犬
-
使命:不明
現在:不明
-
少なくとも、闇の鎖に囚われている様子はない。
愛玩用として広く活用されているが、何よりもひとに忠実で賢い為に、
様々な場面で犬には世話になることもあるだろう。野獣の鏡とも言う存在ではないだろうか。
カラス
-
使命:不明
現在:まれに北狄
-
上でも述べたとおり、カラスはその全てがとは言わないが、闇に囚われつつある種族である。
とりわけ、ケラーヴェ… 大ガラスは完全に闇の眷属となってしまっている。大ガラスが堕ちた理由は不明だが、
恐らく、彼らが秘儀魔法的な部分に敏感であったせいだろう。
ウサギ
-
使命:不明
現在:不明
-
愛玩用としても価値があるが、繁殖力が強いので、構いすぎると恩をあだで返される事もあるだろう。
体の全てを余す所無く活用できる為、養殖しておいて損はないだろう。肉はそのまま食料に。毛は絵筆に流用できる。
絵筆を買い求めるような者であれば、それなりに裕福な者か、有力なパトロンを有している者である可能性が無きにしも非ずなので、
機会があればその者と仲良くしておくべきであろう。
荷馬
-
使命:不明
現在:不明
-
馬の中でも、主に荷物を運ぶ為に使われる馬で、乗用に適さない駄馬を流用した物。
とはいえ、生活の中では重要な存在である事を忘れてはならないだろう。陸路で大量に物を運ぶ場合は、
彼らの手を借りる事が一番手っ取り早い。
愛玩用としては少々厳しいが、旅の間はよき友となってくれることであろう。
犬同様に、全ての馬は野獣の鏡である。見かければ感謝の気持ちを捧げ、大切に扱うように。
蛾の群体
-
使命:不明
現在:不明
-
単体であればたいした事はないが、大量発生すると厄介な事になる昆虫。
彼らのもつ毒は本来自衛のためにあるので、それほど毒は強くはない。が、
大量に発生した場合、量の問題で致死量まで行く事もありうる。なによりも問題なのが、
穀物を食い荒らす為、大量発生した場合は飢饉にみまわれる可能性が高い事である。