闇の眷属

 闇の眷属とは、闇の鎖に完全に捕らえられたもの全てを指す。 大半が繁殖能力をもたず、とうてい生き物とは呼びがたい存在である。

 魔神を筆頭として、一つの組織を作り上げている事もあれば、 何者かの悪意によって、闇の眷属として蘇ったものもいる。魔神を筆頭とした場合は、 時折、魔神の祝福とも言える「魔印」を所持している事があるため、要注意である。

 大雑把に分類すれば、魔神、不死者、その他となり、形状などに共通点は一切ない。 唯一の共通点があるとすれば、彼らは口を利くもの達に害をなす存在である事であろうか。

<危険度>

 危険である。彼らは極めて単純な存在で、ただ破壊のみを行い続ける。そこに主義や思想は存在しない。 死を好み、死を推奨し、死を冒涜するもの達である。

 低位の眷属ほど単純に破壊するのみという傾向は顕著で、逆に高位のものは、 その死に付随する、痛みや流血、苦しみなどの負の感情を楽しむ。 いずれにせよ、迷惑な存在である。

 余談だが、この分類法では真教の言うところの「殺戮者」も闇の眷属に含まれる。