奇跡組み合わせ一覧表

　奇跡の説明はＲｏＧにもありますが、文章である為、 いま一つ、直感性に欠けています。そこで、組み合わせに関する表を用意しました。 その奇跡が対象の奇跡に対応して使用した場合、効果を及ぼすかどうか（意味があるかどうか）を記載しています。 また、少々複雑かと思われる組合せには、補足を下の方に用意しています。

∵活性化∵は対応して使う奇跡ではないので効果を及ぼすかどうかについて、
∵封印∵は打ち消せるかどうかを記載しています。
　左一列が使用する[奇跡]　上段一段目が対象となる奇跡です

　なお、この表はあくまでも「通常」の［奇跡］解釈の組み合わせの表であり、組み合わせの解釈に困った場合の目安です。 もし、ＰＬの方から何か積極的な提案があり、それがその[奇跡]のイメージに合う物であればＧＭはそれを採用するべきでしょう。

＜神移→他の奇跡＞ 　表へ

　 ダメージの打ち消しと言う意味においてである。 ∵神移∵単体は、他の奇跡のサポートを行ったりする奇跡では無い。

＜大破壊→不可知＞ 　表へ

　∵不可知∵している相手に対しても、ダメージが入ると言う意味である。 ただし、∵不可知∵中の対象が、∵大破壊∵の効果範囲に入っている場合の話であって ∵不可知∵中の対象そのものは、効果の中心にすることはできない。

＜心友→他の奇跡＞ 　表へ

　ファミリアに対して行われる、他の奇跡の打ち消しと言う意味である。

＜真名→心友＞ 　表へ

　不可能のように見えて可能である。
　ただし、移しかえる対象のファミリアは、∵心友∵を使ったエルスの物に限られる。 ゆえに、この場合エルスは、ファミリアを２体以上持っていなければならない。

＜真名→天真＞ 　表へ

　奇跡合戦の最中におこった場合のみ発生するもの。 ただし、∵天真∵そのものが[奇跡]に対してのみ有効である事に注意。

例：

∵絶対命中∵＋∵死神の手∵		∵絶対命中∵+∵死神の手∵のコンボを使用されたときに、 ∵絶対命中∵を∵天真∵した時、∵真名∵で∵天真∵の効果を∵死神の手∵に移しかえる。 この場合、∵絶対命中∵のみの発動となる。 　上記の例はかなり単純な物で、実際にはもっと複雑になるだろう。 複雑になった場合、ＧＭは奇跡、どう使用されたのかを、紙にまとめるべきである。
↓	∵天真∵→∵絶対命中∵
∵絶対命中∵＋∵死神の手∵
↓	∵真名∵→（∵天真∵→∵死神の手∵）
∵絶対命中∵＋∵死神の手∵

＜真名→魔器＞ 　表へ

　∵心友∵の場合と同じケースである。
　対象のとなる∵魔器∵を使ったディアボルスが、魔器を２つ以上所持していて なおかつ、移しかえられるのは∵魔器∵を使用したディアボルスの所持する 魔器に対してのみである。

＜真名→活性化＞ 　表へ

　基本的な効果の移し変えだろう。 ただし、どの奇跡を∵活性化∵するかは、∵真名∵を使用した者の意思による。

＜真名→不可知＞ 　表へ

　1st の頃からはっきりしないのだが…
　一応∵不可知∵の対象は自身ではなく単体なので、 恐らく他人にも使用できるのだろう。と言う訳で、可能を推奨にしてみた。

＜拡大→戦鬼＞ 　表へ

　クレアータではないのに、何故∵戦鬼∵が可能なのかが少々疑問だが、 それが[奇跡]だから。と言われればそれまでである。少々トリッキー。

　∵戦鬼∵その物の追加行動は本人の意思によるよるので、 必ず追加行動をしなければならないと言う事はないであろう。 ただし、ＧＭが「最低１回は追加行動をしなければならない」 と思うのであれば、この限りでは無い。

＜拡大→因果応報＞ 　表へ

　これも疑問に感じる組み合わせである。 実は、かなりバランスを崩す組み合わせなので、一応ＧＭの判断とはしたが、正直「不可能」としたい。

　ルール的には、∵因果応報∵の対象は単体…　つまりキャラクターなので、∵拡大∵の対象になりうるか否かと言われれば１００％、 もう間違いなく、疑い様も無く対象になるのだけれども、それでもあえて「不可能」と声を大にして叫びたい。 叫びつづけたい。小一（略）

　理由は、使い方によって[奇跡]の無限増殖が行える為。

＜因果応報→真名＞ 　表へ

　∵真名∵により与えられた効果が、∵真名∵を使用した本人、 ならびに、∵真名∵の対象となったアクションを行なった者へと行く事に注意。

例：

１			殺戮者「Ａ」が、ＰＣ「Ｌ」に対して、通常の攻撃を成功。 殺戮者「Ｂ」が、その攻撃を∵絶対命中∵でクリティカルに変更。
(B)	∵絶対命中∵ ↓
(A)	攻撃　→	(L)
２			これをＰＣ「Ｍ」が∵真名∵で対象を殺戮者「Ａ」へと返す。
(A)	∵絶対命中∵ 　→ ←	(L)
	↑ ∵真名∵	(M)
３			殺戮者「Ａ」はダメージロールを行った後、殺戮者「Ａ」が∵因果応報∵を使用。 Ａの受けたダメージが二名の殺戮者と、ＰＣ「Ｍ」に帰る。 　まだ、基本的な例…
(A)∵因果応報∵！
↓	↓	↓
(A)	(B)	(M)

＜因果応報→活性化＞ 　表へ

　∵因果応報∵で返せる物は、決してダメージだけでは無く、 あらゆる効果、影響が返ってしまう。ただ、「ＨＰに対するダメージならば２倍になる」 という一文に気が行ってしまいがちなだけである。

例：

Ａ∵活性化∵	→	Ｂの∵天の火∵	Ａが∵活性化∵によりＢの∵天の火∵を復活。
	∵天の火∵が使用可能になる。
Ｂ∵因果応報∵	→	Ａ	Ｂはこれに対し∵因果応報∵の使用を宣言。 ∵因果応報∵は∵活性化∵を使ったＡの元へと帰る。
	∵活性化∵の効果がＡに返る。

　なお、この場合Ａのどの［奇跡］を∵活性化∵するかは、∵因果応報∵を使ったＢが決定することに注意。

＜因果応報→不可知＞ 　表へ

　∵不可知∵が自分だけでなく、他人に使えると言う所から 二人同時に消えると言う効果をもたらす物。

　ただし、∵不可知∵が他人に使えるかどうかが、今ひとつはっきりしないので、 ＧＭによりけりだろう。一応「ＧＭの判断。可能を推奨」にしてみる。

＜魔器→他の奇跡＞ 　表へ

魔器に対する効果や影響を無効化すると言う意味においてである。

＜活性化→他の奇跡＞ 　表へ

　∵活性化∵は何かに対応して使う事ができない[奇跡]である。 よって、ここにある物は∵活性化∵が影響を与える[奇跡]である。

　時と場合によるけれども、当然全部。

＜封印→他の奇跡＞ 　表へ

　∵封印∵は打ち消されてしまう物を表記してある。 ∵封印∵が効果を及し、その効果を発揮しているラウンドの間使用不可になる[奇跡]は、当然∵天真∵を除く全ての[奇跡]である。

　補足しておくと、∵封印∵には二種類の起こし方がある。

　一つは、メジャーアクションを消費するもの。
　一つは、メジャーアクションを消費しないもの。

　通常の使い方…　つまり、メジャーアクションを消費しないで使用した場合、 同時に発動を宣言された∵絶対命中∵などは効果を発揮してしまうが、メジャーアクションを消費した場合、 発動の宣言は取り下げられてしまう。つまり…

　メジャーアクションを消費して∵封印∵を宣言された場合、［奇跡］の同時発動が行えない と言う事である。∵天真∵は例外。

	メジャーアクションを消費	メジャーアクションを消費しない
メリット	∵封印∵の使用を宣言した瞬間から、 ∵天真∵を除く全ての［奇跡］が発動しなくなる。	他の［奇跡］を使用不可にしつつ、自分はいつも通りの行動が取れる。
デメリット	［行動済］になってしまうため、タコ殴りにされる。	∵封印∵を使用した瞬間は、同時に発動を宣言した全ての［奇跡］が、 その効果を発揮してしまう。

　で、ここから先はＧＭ諸氏に考えてもらいたい、一つ大きな疑問なんだが…
　∵封印∵に対応して使用される［奇跡］は、どっちみち∵天真∵しか存在しないと思うのだが…

　思うに、同時発動と言うものは、例えば∵絶対命中∵＋∵死神の手∵などの組み合わせて使用されるものや、 ∵絶対命中∵ vs ∵無敵防御∵などの抵抗の為に使用されるものを指す。して、∵封印∵と組み合わせて使用して、 意味のある［奇跡］は無い。つーこたぁ、抵抗のチョイスしかない訳なんだけれども、これも結局∵天真∵以外は何ら意味を成さない。

　だが、逆の発想もある。［待機状態］から∵絶対命中∵や∵天の火∵に対応して∵封印∵を使用すればどうだろう。 メジャーアクションを消費した場合、これは同時発動なのかそれとも？　また、この時∵絶対命中∵や∵天の火∵は打ち消されたのか、 あるいは、取下げなのか？　いや、メジャーアクションの消費だから、これは無理だ。

　同時発動と言う単語をどこまで「同時」とみなすかで、この回答は変わってくると思うので、 ＧＭ諸氏はどう処理するかを考える事を Sigil は薦める。それと同時に、ＰＬ諸氏にはどのような回答にせよ、 ＧＭはかなり苦労して出した回答なのでセッションが終わった後とかに責めてあげないで下さい。

　と言ってみる。あぁ…　ややこい…