資料本−ソフトスキン・パート1 |
ソフトスキンのパート1は、ペラペラに薄い横長のヴァッフェンアルゼナルから。どれも結構古い本なので今は手に入らないかも知れません。縦長版ではフォード(band123)を持っていますが、それ以降あまりチェックしていないので買い逃した物も多いと思います。
なお、ヴァッフェンアルゼナルはドイツ語ですが、メルセデスは全く同じ内容の英語版(schiffer版)も持っています。タイトルは「Mercedes at war」なので、他の本も「〜im kriege」を「〜at war」に変えて出ている可能性があります。
1:Krupp-kraftwagen im kriege
「戦場のクルップ製自動車」 巨大な武器メーカーが細々と作っていた自動車。この本の7割程は「クルップボクサーL 2 H 143」で占められていて、実質的にはクルップボクサーの本です。車種が絞られている事でかえって資料として見所があります。48ページ。 2:Mercedes im kriege 「戦場のメルセデス」。車種の豊富なメルセデス・ベンツのトラックと乗用車を一緒に載せているので、どうしても個々の車輌が「薄く」感じるのは仕方ないでしょう。魅力的なタイトルなのでつい注文してしまい、英語版も含め3冊も持っています。(・・・とほほ・・・)48ページ。 3:VW-KUBELWAGEN UND VW-SCHWIMMWAGEN 「VWキューベルワーゲンとVWシュビムワーゲン」。別に珍しくない車輌なので、この薄い本じゃ役不足かと思っていたら大間違いでした。タイトルに「〜im krieg」が付かないだけあって「戦場写真」は殆どなく、試作車輌、バリエーションモデル、それらのテスト風景等(模型の直接的資料としては役立たない写真、図版が多いのですが)、見ていて面白い本であることは間違いないです。48ページ。なお、schifferからハードカバーの厚めの本 「VOLKSWAGENSOF THE WEHRMACHT」出ています。他の例から考えて、こちらを持っていればこの本は要らないかも知れません。48ページ。 4:Der VW-kafer im kriege 「戦場のフォルクスワーゲンかぶと虫」。これは企画の勝利でしょう。軍用ワーゲンの本にしろ、ビートルの本にしろ、「軍用のビートル」は、ついでに掲載というスタンスになってしまいますが、やはり1冊にまとまるに相応しい車輌でしょう。資料的にも室内写真あり、4WDのタイプ87のランニング・シャシーあり、木炭ガス車ありで有用。ビートルマニアにもお勧め出来ます。48ページ。 5:Deutsche Kubelwagen im kriege 「戦場のキューベルワーゲン」。勿論キューベルワーゲンというのはVWタイプ82の事だけではなく、軍用型の簡易ボディを持った乗用車全般を指します。非常に魅力的なタイトルですが、掲載車種が多く、メージャーどころに枚数を多く使っていて、マイナー物にスポットが当たっていないのが個人的に残念。ストーヴァーtyp40、イタレリ・ホルヒ、タミヤ・ホルヒ、メルセデス170VK、等々。背表紙が付いて少し厚めになってます。52ページ。 6:Deutsche Lastkraftwagen im zweiten weltkrieg 「第二次大戦のドイツの軍用トラック」。ビューシングNAG、アインハイツ・ディーゼル、ヘンシェルが比較的多く載っていますが、フォード、メルセデス、オペル等、個別タイトルで出版されている物も「一応」載せている関係で、特定の車輌について調べるには薄目の内容かも。トラック全般に興味がある人は良いでしょう。52ページ。
|