クリルーの装軌トラクター今回は借りていた「世界の軍用車両」を返してしまったので、実車についてはさっぱり分かりません。何となく足回りから見て軍用として専用に作られた物に思えます。だとしたら、牽引する物も大体決まっている筈ですが・・。
ステアリングハンドルの大きさから想像出来ると思いますが、思ったより小さい車体でした。一見するとカルロベローチェの足回りかとも思いますが全くの別物です。ただ、キャタピラだけは同じかもしれません。そうそう、キャタピラはレジン製のベルト式が入っていて手で曲げながら巻き付けます。片側３枚繋げる事になっているのですが、２枚でちょうどでした。割れやすい材質なのでそれを見越した余りなのでしょう。嬉しい配慮です。なお、この画像はクリルーのサイトにあった物を縮小して使っています。
気づいたら出来とる！何となく、湯口だけでも削ろうと作業していたら形になってしまいました。あとはヘッドライト、スコップ、ツルハシ等、所帯じみた部品を付けるだけ。こうして見ると、「軍用」や「農耕」よりも「土建」系のトラクターに見えますね。
組んだ感じでは、サスまわりのパーツに多少の歪みがあって、足回りが左右で若干バランスが違うのですが、余程目が離れている人でない限り同時に左右を見る事は出来ないので気にならないでしょう。基本的には組みやすいキットですが、細かい部分に引っかかる人は大変かも。イタリア人が作ったキットなので大らかに構えるのが作法かもしれません。そういえば、説明書にある側面図とも一部形が違います。へたに資料が見つかるとヤバイかも。
レジンは相変わらず透明感があってモールドが見辛いので、サフ吹きした後の仕上げが勝負になりそうです。ほんの若干ですが気泡もあります。また、原型を作った際の接着剤の跡がツルツルになっているのもクリルー流。これはサーフェイサーや塗装が剥がれそうな気がしてイヤだなぁ。
オールレジン製、デカールもエッチングもいっさい無し。ライトもレジンのムク。完成写真が後ろ向きなのもそのせいか。ちなみに、同社のフィギュアには前後を写した完成写真が入っているが、車両キットにはセットされない。
マムートさんで５８００円。同店ではクリルー製品は時間がかかるが取り寄せ可能になったようだ。変わった車両のみならずフィギュアも沢山出ているので上記クリルーのサイトで確認の上、問い合わせてみると良いかも。一応このキットは「入手可能」としておこう。
後日・・・完成しました！