ひとり言 第15ページ(2001)
GHQのクレーン車 5/31

 1/285の戦車シリーズ「マイクロアーマー」でお馴染み(?)のGHQ、あの超精密クォリティそのままで、1/160の建設車両や農耕トラクター等、特殊な車両を「ロードマスターシリーズ」の名で出している。最近存在を知ってアイテムの面白さ、出来の良さにクラクラッときているところ。HOサイズのもあるが、コチラはまだ数が少ない様だ。

 ちなみに1/160は鉄道模型のNゲージサイズ(狭軌の日本ではNゲージは1/150の様だ)。このサイズなら、鉄道は勿論、建物、自動車、ボートや船、1/144まで含めれば飛行機も沢山ある。近いウチ、海洋堂の戦車食玩もコレに加わる訳だ。そう思ってみるとGHQのシリーズは見事に隙間を埋めるようなラインナップでマイナー物好きにはたまらないぞ。

 GHQ ROAD MASTER SERIES 53-011 Bucyrus-erie 30-B Crane
 GHQサイト
ルノーR40!5/27

 上の大きいのがアイアンサイド1/35キット。今も売れ残ってるかもしれないので内容を説明しますと、エレールのルノーR35の車体上部と砲塔に、エッチング、レジン製の車体下部(車体内部再現)と足まわり、オマケにドイツ仕様のキューポラと尾体も入った非常にお買い得感のあるキットです(エレールのR35をマトモに組もうとするともっと高くつきます)。
 レジンパーツの成形は非常に綺麗で、組めばインジェクションと変わらない仕上がりになります!が、なんか形が本物と違うんだなぁ(笑)。肝心のエレールの砲塔と車体上部自体イマイチなので、いっそフルレジンキットでも面白かったかな〜っと。

 上の小さい奴と下の右側は同じ物で、ミリキャストの1/76レジンキット。最初は、アイテムの可愛らしさで満足でしたし、これはこれで味があって良いのだと思いますが・・・。

 下の画像の左側がミニスケール・ファクトリーの物。間違いなくベストの出来で、1/35を作る際の「資料」として使える程です。特に砲塔形状などはホレボレします。このままデカチビ光線銃で1/35に拡大して欲しいくらい。

 ゲストギャラリーのR40登場記念!みたいになりましたが、今回の画像自体はずっと以前の物で、現在の状態とはチトちがいます。1/35の砲塔は(一時期)型取り量産しようかと思って作り直したので、ちょっと格好良くなってます。
フルスケールのプラモデル(しかもニコイチ)5/20

 御多分に漏れず、私も「プラモデル」という言葉を避けたがるモデラーの一人ですが、これはやっぱり「プラモデルみたい」という表現がピッタリでしょう。ロールバー横のピラーにタミヤのステッカーが張ってあったり、ダッシュボード上にディフォルメ「グフ」(と思われるMS)があったり、オーナーの方は確信犯と見ました。

 さて、写真では大きく見えるかもしれませんが、軽自動車ベースなのでホントに可愛いです。車体下部はスズキのジムニー、ボディは同じくスズキのマーボーことマイティボーイ。ジムニーのシャシーは別体のハシゴ型フレームを持った本格派なので、ボディを載せ変えて車検を取る事が「不可能では」ありません。(モノコックのボディを載せるのだからむしろ剛性アップしてるくらいです。)

 実は、実行した例こそ少ないものの、この改造のアイデアはマーボーが現役だった80年代前半からあり「夢のジムニー」としてタマに本で見たりもしました。当時高校生だった私もジムニーの性能と、マーボーのスタイリングに惚れ込んでいたので、本当に憧れの車だったのです。そして今日、初めて実車を見ました。しかも、これまで本で見たどれよりもアレンジが上手く不自然さがない見事なものです。いやぁ〜興奮!。 そうか・・・このとおり軽登録を諦めてしまえば、デザインの自由度が広がり、エンジンも大きく出来て性能面での心配もないのか・・・。これ、札幌・小樽間の某自動車修理工場で見ました。・・・幾らくらいで作ってくれるのかな・・・。
MM250! 5/11

 制作中のタミヤのマーダーIIIは、もうすぐ完成すると思います。写真を撮ったらギャラリーにアップします。

 ARMOのレジンキット「オースチン・プチロフ装甲車」を作り始めました。日本軍も使った本家オースチン装甲車でも、本家ケグレスによるハーフトラックタイプでもありませんが大好きな車両です。

 以上、近況報告でした。タイトルと画像が、本文と一切関係ない事をお詫びします(笑)。
マーダーIII登場(6)4/19

 急にペースが落ちたような気もしますが、一応は完成に向かって進んでおります。

 私は、塗装は出来るだけ自分の感覚で絵を描くように塗りたいタイプの人間で、ココをもう一寸暗くしようとか、ココはもっとクッキリ強調しようとか、そういう部分で楽しむのが大好きです。

 エアブラシ、墨入れ、ドライブラシといった作業は、一過性の順番どおりの流れ作業ではなく、それぞれ何回も行ったり来たりして効果を補完し合いながら、自分なりの作風に近づけていくのが本当でしょう・・・ 「こういう塗装にしたい」という明確なビジョンがあれば、そうなるのではないでしょうか。なにか「模型誌に書いてある作法で塗りました」的な塗装が多すぎると思います。(まぁ、そんな偉そうな事言える立場じゃありませんが・・・)

 写真は難しいです。毎度、データを圧縮してもクリアに見える様に、背景を塗りつぶしているのですが、前回、背景とのバランスが悪かったようで、皆さん冬季迷彩に見えたらしいです(笑)、今回はどうかな。
続・続・ぞく・ぞくマーダーIII登場4/6

 基本となる塗装はほとんど終わりました。お気に入りの絵の具がどこかにいって見つからないので、それを買い足すまで終了しないでしょう。

 ここらで例の後回しにした幌骨について考えます。今回は「ストレート組み」がコンセプトなのでディテールアップは反則ですが、やはり幌骨(「物干し」と「スキーのストック」?)だけはちょっと太くて気になります。キットでは0.9ミリ程度。私は0.7ミリの真鍮線に換えてみました。実物はどうか知りませんが、これくらいがキットとのバランス的に合っていると思いました。後ろのカゴも同じくらいですし。

 画像は幌骨のみ無塗装です。「スキーのストック」は根元と先っちょの輪をキットから。「物干し」は装甲板への取り付け部をキットから流用。当たり前の方法ですけど。ちなみに画像では右側「ストック」は外れかけてますね。位置が変。(笑)
続・続・ぞくマーダーIII登場3/31

 ママレモンで洗ってプラサフ吹きました。

 一応詳しく書きますと、使用したプラサフ(プライマー兼サーフェイサー)はソフト99缶の中身を取り出し、グンゼのうすめ液5対プラサフ1くらいの割合で溶いた物です。エアブラシで吹いています。今回はエッチングを使ってないので、プラ用のサーフェーサーでも良いのですが、普段使っている物の方が良いでしょう。経済的ですし。

 プラサフに否定的な意見も聞きますが、聞くと単なる下塗りと勘違いしている場合が多いようです。今回もプラサフを吹いた事により、パーティングラインや突き押しピン痕の消し忘れ、キズ、接着時のベロベロ、等、発見する事が出来ました。プラサフならまだまだ修正できます。塗料の乗りも良くなるので塗装しやすくなります。トータルでの塗膜の厚さは腕にもよると思いますが大差ないんじゃないでしょうか。
続・続マーダーIII登場3/30

 取りあえず塗装できる段階まで来ました。ほぼ、付けられる物は付けましたが、塗装時の利便性を考えて、くっつけ作業はこの段階で止め。

 「完成第一」にストレート組みで組んでるのですが、ハッチだけは薄くしました。あと、幌骨は細くしようか装備品の取り付け金具やベルト類はどうしようか迷っています。塗装してみて感情移入出来たら、あるいは「ニギヤカシ」のディテールが必要だと思ったら何か追加しようと思います。
続マーダーIII登場3/27

 車体上部も想像どおり組みやすい。もう、異様な精度で気持ち悪いくらいだ(笑)。

 それにしても、実車自体、ただのオープントップではない。現物合わせで作ったような、半分デタラメにも思える構成なのだ。いくらCADを使っているとは云えココまでキッチリまとめるのは大変だろう。多分、重戦車でも作った方が遙かに楽だったに違いない。
マーダーIII登場3/26

 久しぶりにタミヤ製品に触れたせいか、あまりの精度の良さにビックリ。オマケにプラガ系の簡単無比なる足まわりのお陰で、なんのストレスもなく車体下部は組めてしまった。さすがにオープントップの車体上部は部品が多く、塗装の段取りもあるので手間は多いが、精度の良さは複雑な部分でより活きてくる筈、組むのが楽しみである。

 随分前から、タミヤはもうリベット戦車を永遠に出さないのではないかと思っていたので、38(t)系が出ただけで素直に嬉しいし、その点で高い評価を受けて良いと思う(多分に個人的な嗜好が入っているけれど・・・)。 しかも、そのリベット一つ一つが妙にリアル(!)でありながら「クソリアル」に陥ってない。タミヤのスタッフ達は言い合ったに違いない、「これで、しゃらくせ〜マニア達も納得だろ」と。・・・もうチョット上品な言葉使いだろうけどね。
 LANZ BULDOG 12PS
焼き玉エンジンのニクイ奴3/21

 レッツ・コンバイン!石炭ストーブと乳母車の合体だ!

 ああ、魅惑のランツ・ブルドッグ様。最初の奴(1912年)は定置式の石油発動機を自走化させたような、こんなに素直な形をしていたのだ。totoで1億当てたら買いたいね(笑)。

 エンジンはランツ名物のセミ・ディーゼル。いわゆる焼き玉エンジンで、始動前にはエンジン先っちょのドーム(の下にある穴)に、バーナーの炎を当てて焼く(筈だ)。このドーム内に燃料を噴射してボムッボムッ!っと動くのだ。基本的には作品展示室にあるモダーンな35PSと同じ、先っちょのドームや、スペアタイヤの様なでっかいフライホイールがデザイン上の一致点。いやぁ見事な「正常進化型」だと感激してしまう。

 もうトラクターネタ止めい!という話もありますが、本当は「トバタ石油発動機」の話をしようかと思って止めたくらいで、これでも随分セーブしてるのだ(笑)。
 SIG33のホィール3/15
 実際のトレッド面は、ドイツの大砲ではお馴染みのソリッドゴムタイヤが3列の物。インジェクションキットではこれを再現するのは面倒なので、アランホビーでは中央のみ出っ張らせています。他にも処理方法があったと思うのですが、中途半端に似せようとせず、最もディテールアップしやすい方法を選んだアランホビーは、素晴らしい!と思います。

 写真は、適当なエバーグリーンのプラ帯材を巻いて整形した物で、非常に簡単な作業でした。ただ、この場合、3列に見せる為の凹ミゾこそが大事なので、プラ帯を巻くときは少し隙間を開けるか、スジ彫りに気を使うかする必要は有ります。(私はスジ彫りしました。)
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