ひとり言 第17ページ(2001)
アヴァンギャルドにも見えるローラー車 10月23日

 現在製作中のスチームローラーです。ON-TRAK社、,ROAD ROLLER 1/87 という以外に何のデータも無い謎の車両です。ホワイトメタル製、組立説明書は図面6面のみと不親切な上に、パーツは非常に細かくて組むには少々勇気が要ります。もっとも、同社の蒸気コンクリートミキサーはもっとキツそうですけどね。

 色は海外サイトで見た完成品を真似てます。その完成品、部品を間違えて付けてたりして怪しいんですが、資料が無いので仕方ありません。 ま、ボイラーが黒、ボディが緑、ホイールが赤、というのはワリとSLや蒸気トラクターでオーソドックスな気がします。 色はてろてっろの光沢仕上げにしたのですが、さすがにこのサイズではオモチャっぽすぎるので後でツヤを消す予定。

 後ろに転がっているローラーは、車体右側の「屋根の下」に入りますが、色が剥げるのでまだ入れてません。後は細かいパ−ツと配管を残すのみ。ちなみにゴチャゴチャしてデカい車に見えますが、全長は50ミリなので、フルサイズのアメ車より小さいくらいです。後ろの黄色いトロッコと同スケールなのが不思議に思えます。
小さい模型、大きい世界。10月20日

 今回もHOです。日本の鉄道模型ではNゲージ(日本では1/150換算)が主力ですが、国際的に見るとHO(1/87)ゲージが主力のようです。私は鉄道模型はやらないのですが、その「周辺模型」だけでも十分過ぎるほど魅力的に思えます。 乗用車、トラック、建設機械、トラクター、フィギュア、建物、、どのジャンルでも主要スケールに負けない程出ていますし、動物や船、ジオラマ用小物なんかも充実しています。(あ、「飛行機以外全部」と言った方が早いか。)

 このスケールの特徴といえば、例えば車ではレーシングカー等の特殊な車より普通の乗用車が多かったり、軍用車両でもトラックが充実していたりする事でしょう。確かに街角にスポーツカーばかり止まってるより、オンボロのセダンやウニモグの作業車の方が絵になりますね。

 写真上GHQの60年代Green Farm Tractor(左)と、50年代Red Farm Tractor(右)。 要はジョンディアとファモール。両方いい感じの太ったファーマー付き。GHQにしてみると大きいスケールなので(笑)モールドは見事。 残念なのは前輪が「V字型寄せ車輪(ナロートレッド)」な事、自重を支える為でしょうか。ジョンディアの方は3点ヒッチ分パーツが多い。ファモールは左右同じホイールが入っている為、タイヤパターンが左右で逆になってしまう。ひょっとして私のだけ?

 写真下Preiser「ドイツ」(左)と、Jordanフォードソン(右)。両方、インジェクションのキット、プライザーはもともと完成品が前提の商品なので、モールドカラーが色分けされたスナップ・キットで、タイヤはゴム製。 フォードソンはジョーダンでも最も小さく安いキットで4ドル代で買えました。写真のは工場トラクターでゴムタイヤが付いてます。農耕用の鉄車輪仕様は組むのに相当テクニックがいります。
スッゲ〜ぞ。小さいキット。10月11日

 決して一般受けなど狙わず、己の道を極めようとするお姿。 おお、ジョーダン、君は、広島カープの前田にも似たサムライ魂を持った天下無双のメーカーだ!。

 JORDAN Highway Miniaturesは、HO (1/87)スケールの車をインジェクションキットで出しています。主に19世紀末の馬車から1930年代あたりまでのアメリカの旧車をラインアップ (これじゃ全く日本人受けはしないよなぁ)。

 ランナー枠はケロッグのオマケ風の小さい物ながら、驚異的に細かいパーツが列んでいます。 初期の製品は想像の範囲内の「良い出来」ですが、近年の物は0.2ミリ程の手すり等、エッチングじゃなきゃ無理だと思う物までプラパーツ化しています。 キットによってランタン型のライトがスライド型を使った透明パーツだったり、ライトレンズが別部品だったり、デカールが入っていたりします。 私は、フォードA型はワイヤースポークの再現が無理だろうとバリエーション中の1個しか買わなかったのですが、これが下手な1/24キット程度にはスポークが抜けていて心底驚きました。価格は、大体500円〜1000円ほど、安すぎる。

 手前左、オールズモビル1904年「カーブドダッシュ」。全長25ミリ程の可愛い車。これは同年式の魅力的なトロッコと2台セットで非常にお勧めです。自転車みたいな細いタイヤがホイールと別部品で驚きます。写真はタイヤ未装着。
 トラックは、フォード1923年「T型ステーク・トラック」。T型フォードは各種出ていて豊富なバリエーションが楽しめます。単一車種・大量生産のイメージとは裏腹に(笑)。
 奥、マック・ブルドッグ1923年「タンクトラック」。マックは比較的初期の製品で、バリは多めですが部品が少なく組み易いタイプ。パーツが細かすぎて強度に不安あるジョーダン製品にあって、ゴツいマック・トラックらしいキット。
カックイイイ〜!!初の国産トラクター10月6日

 どうです、シバウラ・ガーデントラクタAT-3、格好いいっしょ。形態としては畜力用プラウに汎用エンジンを組み合わせた感じですが、当時の歩行型の耕耘機と比べると立派な駆動系を持っています。後部に空冷エンジン、その前にトランスミッションというワーゲンビートル的なディテールもグー!。

 私の知る限り、実車は現在、「土の館」に比較的初期のモデルが1台、「開拓歴史の村」に、後期4輪仕様も含めた2台があります。「土の館」のポストカード(HPにも出ています)にはもう1台載っていて、その4台とも細部に違いが見られて興味は尽きないです。

 ・・・この機種について書いていたら長くなっちゃったので以下カット。いずれ、ちゃんとしたコーナーで紹介したいですね。
(でも、誰も期待してないんでしょ。いいんだ、いつもの事だもん。)

 なお、後日、国産初のトラクターは異なる可能性が高い事を発見しました。ここ

ホントに独り言 
10/5

 わたしゃ、ブッシュの息子、小泉の孫、角栄の娘、こういった世襲政治家や、フンゾリかえる公務員だって十分過ぎるほどの「民主主義への挑戦」だと思うんだが、彼らはそれこそ守るべき「正義」だと思ってるらしい。

リアル動物3種。9/8

 北海道は記録的な冷夏だったけど全国的には猛暑だった夏も終わり、食玩の季節がやってまいりました。夏はチョコが溶けるとの理由で一休みするのですが、今年の場合、ブームを当て込んだメーカーが、貯め込んでいたネタを一気に投入という事態も予想されます。

 一番右はプテラノドン。約1ヶ月前ほど前にローソン限定で発売されたコカ・コーラのオマケ。海洋堂の原型、映画JP3公認グッズというツボを押さえた物。中でもプテラノドンは塗装も格好良くお気に入り。映画じゃ全然分からなかったけどこんな色だったんだ・・・。結局私は、シークレットアイテムと、ラプターの片方が出ませんでした。時期的にペプシの猿の惑星ボトルキャップと重なってましたが、これのせいでアチラは買う気しなかったな・・・。

 真ん中は子ヒョウ。これまでキャラクター物頼りでイマイチ冴えなかったバンダイ製。「世界自然動物アフリカ編」より。早い話、チョコエッグの類似品なのですが、動物の親子セットで独自色を狙っています。この小ヒョウは凄く可愛くて良いです。このシリーズ、ネコ科の子供はみんな可愛い感じ。ネコ好きは注目か(笑)。

 左は、真打ちチョコエッグのペット編第2弾のベルツノガエル(アルビノ)。このカエルやっぱりいいわぁ。でも、物が良いだけに、パーティングラインの位置にチョット不満あり。金型を改修して欲しいな。これじゃ角が分からない。なんでも、ペット編は北海道先行発売らしい。いいっしょ?。
 なんか作ってます。9/1

 以前から、頭の中には漠然としたイメージは有るのだけれど、なかなか作る事の出来ない物ってのが有りまして・・・まぁ、そんなこんなで取りあえず今は理想は置いておいて、試作品的な物を作ってみようかと思ってます。

 写真はトミックスNスケールの「藁葺き家屋」の屋根部分をエポキシパテで作った状態。草や木もエポパテで別途制作中。本来、家そのものも自作したいのですが、それは次の目標に。車やプライザーのフィギュアも使う予定です。これじゃ、ただのNスケールのジオラマと言われそうですが、ちょっとクセのある仕上がりをイメージしてます。

 話はかわって・・・

 やっぱり、日本人は何でも作法にしてしまう様で、模型でもスケールやジャンル毎に、なんとなく「こう作る物だ」という作法があって、お手本もあって・・・というのが現状です。で、結果、お手本を無視したような個性的な作品は、未熟なダメ作品とされる事が多い様に見受けます。でも、本当はそういう個性的な物の方が、楽しんで作った事が伝わる面白い作品だったりするんですけどね〜。

 どんなに技巧が優れていても、誰かの真似だったり、何処かで見たような個性のない物だった場合、本来「作品」として評価されないのが普通の筈。ピカソそっくりの贋作をピカソ作品と同等に評価する事はないように。ありとあらゆる芸術分野においてそれは言えるのではないしょうか。でも、模型の世界ではどうも・・・。

 ・・・という様な話をしようとすると、「模型は芸術じゃない」だとか、話の枝葉部分で引っかかるバカがいる訳ですが、もちろん、そんな事を論じているのでは有りません。そんな事はどちらでも良いと思います。
一度は乗ってみたいATV 8/27

 4輪バギーATVは、日本ではレジャー用として、あまり好ましくない使われ方(他人の迷惑を考えず、浜辺で砂埃と騒音を撒き散らしたり・・・)してますが、広い農場を持つ欧米では、自分の土地内での移動用として需要がある様です。

 手前の赤い奴は1/32スケール、ホンダTRX300。おじさんには懐かしい動物模型のブリテン社製。 日本では忘れられた感のあるメーカーですが、農場系のダイキャストミニカーを結構出していて気になるメーカーです。 ちなみに、1/32のダイキャスト・トラクターは欧米では1ジャンルと言える数が出ていて羨ましいかぎり。出来は、あくまで「ミニカー」ですが・・・。

 奥のクリーム色は倍サイズの1/16。こちらはERTL製。「Fourtrax 300 4x4」と、アメリカ名(?)で出ています。以前(ひとり言13ページで)紹介した3輪のATC-90は出来が良いのですが、こちらはボディのグラフィック処理やヘッドライトが紙シールで処理されていて評価は落ちます。同社はコレの2駆モデル(?)と、Fourtrax Foreman 400 も出しています。

 ブリテンの1/32はイチイカンパニーで通販購入。ERTLの1/16は以前個人輸入した物。HONDAなんだから、タミヤあたりで・・・と思うのですが、日本人は買わないか、こりゃ。

黄色い猿の国8/22

 ちょっと前の話ですが、特攻隊好きの首相が靖国参拝したのだから内閣支持率は下がるかと思ったら、そうでもなかったですね。

 街頭インタビューではオバハンが「小泉さんの決断だから支持します」と言っていた。多分もっともらしい理由をつけている人も、理由は後付けで本音は所詮そんなもんでしょ。

 それって「メス猿」の習性だよね。

 つまり、「ボス猿すてき〜!ボス猿なんでもOK!」とメス猿たちが同じ反応するのと同じ現象なのだ。これが不人気の森前総理だったら、さも解った風の理由をつけて反対しただろう事は容易に想像できる。人気の小泉首相だと中身はどうでも良いから支持なのだ。久々のボス猿顔の登場に発情していると見た。

 そういや、人気の小泉ポスターを見るとボス猿風の顔してるよね。「サルに支配された社会」ってSFだけじゃなかったのだ。素晴らしい。

HVSSの動き。7/29

 タミヤの「M4シャーマン105ミり榴弾砲」の足まわりです。スプリングが水平に付いたサスペンション「HVSS」はスプリング部分の伸び縮みが見えて動く模型向きである事に気付きました。タミヤはそういう考えでこちらを採用したのでしょうか。写真でもよくみると縮んでいるのが分かると思います。

 前回のタイガー同様、置いただけでサスが縮む感じは有りません。逆に言うと、持ち上げた際のサスの延びは殆ど無いのです。でも、HVSSの場合、サスペンション本体がスイングして伸びに対処するので、路面の凹みへの追随性はタイガーより良さそうです。垂直懸架のVVSSだと多分こうは行きませんね。
 
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