ウォーターライン・シリーズ雑感10/13
「帝国の逆襲」用のミニチュアが制作された当時、私はウォーターライン・シリーズの外国艦をよく作っていました。
当時すでにシリーズは一段落していて、その後新製品は無いに等しい状態になってしまいましたが、シリーズの後半に作られた外国艦は、初期に作られた日本の重巡等がサギに思えるほど部品が細かくなっていました。
ウォーターラインシリーズは、静岡の模型メーカー4社が共同でアイテムを出し合ってシリーズを充実させるという意欲的な企画で、次期アイテムは「ドラフト会議のクジ引き」で決めていたようです。
そのおかげで他では考えられ無い様なマイナーなアイテムまでキット化してくれて、ユーザーは大助かりなのですが、同時に別な問題が出てきました。
シリーズの初期には、メーカー間の製品クォリティーにそれほど差はありませんでした。しかーし!外国艦が出る頃には残酷なまでに格差が開いてしまいました。まず一番がタミヤ、次がハセガワ、そしてフジミ、アオシマ。
タミヤのエンタープライズ級と、ハセガワのエセックス級を並べても違和感はありません。しかしタミヤのシャルンホルスト級と、アオシマのビスマルク級は、とても隣りに置く気になりません。つまり腹が立つ事に、ビスマルクと言う超大物スターを、よりによってアオシマが担当するという不始末のせい
で、台無しにしているのです。さら
にビスマルクが秒殺したことだけで有名なフッドはタミヤが作った事で、まあぁー出来のよいこと。そしてビスマルクを追いつめたアークロイヤルは・・・なんじゃこりゃ!
昔アオシマがイデオンのスポンサーだった頃、CMで「アオシマじゃよ。」というコピーを連呼していました。
今でもアオシマの外国艦の箱を開ける度思うのです。ああ、アオシマじゃよ。
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