それはある一つの出会いからはじまった。
それは新しい仕事からの出会いである。
「フランスのコートダジュールを
イメージして描いて」と、頼まれた。
大丸百貨店芦屋店からのものだった。
それから、毎月1点1点と描いていった。
丘の上に赤い屋根の一軒家、湖があって対岸にも家並みが見える。
その赤い屋根の一軒家には一本の道があり、1台の黄色の車があった。
そして季節が移り変わるけれど、構図はいっしょ。
9月の誕生祭には新しいアイディアが必要になってきた。
今までの風景の中に、突如(とつじょ)大きいりんごが描かれた。
つづく…
張りキャンバスにアクリル絵の具(リキテックス)で描いています。
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