地中海リゾート

2006年3月28日(火) マルサ・マトルーフ

poster


青い海と白い砂
matrouh2 日食の前日。
当初はこの日にサルームの下見をする予定でしたが、前日に行ってしまったので、旅行中最も空き時間の多い日になりました。

宿泊地のマルサ・マトルーフはエジプト国内ではリゾート地として有名な町だそうで、確かに青や緑の輝きは、岩と砂だらけの単色な遺跡の町とは対照的。 天気が完全に回復したので、まるで昨日と違う町に来たようです。
地中海で最も海がきれいなところ、というのはガイドさんの弁。 ヨーロッパ側の地中海沿岸にもきれいなところはたくさんあると思うので一番かどうかは何とも言えません。 ただヨーロッパ側の海岸は南向きなのに対し、アフリカ側は北向きなので、日中南側から照らされる太陽の光によって海の色が一層鮮やかに見えるのは間違いありません。
海岸には真っ白な砂浜が広がっていますが、さすがにまだ泳げるほど暑くはないので、本来のリゾート観光客らしい人は見かけませんでした。 もしも日食が暑い時期だったら、宿も確保しにくかったかもしれません。
泊まったホテルの名は "MIAMI"。 昨年のパナマの行き帰りがマイアミ経由だったので、個人的には奇妙な一致。

自分が交通ルール
matrouh3 リゾートっぽいのは海岸付近だけで、街の中心部は人と車でごちゃごちゃしています。 信号はありますが、あまり気にも留めず勝手に横断している歩行者が目立ちました。
車は右側通行。 交差点を左折すればすぐなのに、それができないのかバスがとても大きく遠回りをすることがよくありました。

クレオパトラビーチ
beach1 昼間の全体行動は一つだけ。 ホテル前の海岸も十分にきれいですが、さらにきれいだという海岸を2ヶ所見学します。

一つ目は町の中心から少し離れたところにあるクレオパトラビーチ。 クレオパトラはマルサ・マトルーフに立ち寄ったことがあるという話があるそうです。

海岸は岩場が多く、砂浜より磯遊びによさそうなところ。 波に削られた様々な形の奇岩を見ることができました。

アギーバビーチ
beach2 二つ目はさらに離れたところにあるアギーバビーチ。 アギーバは珍しいというような意味だそうです。
海岸は大半が絶壁で、その間にある小さな入り江が砂浜になっています。
崖から見下ろした海の色が、エジプト王家の財宝もびっくりのエメラルドグリーン。 海の中で黒い墨のよう揺れて見えるのは海草で、それがとても良く見えるほど透明だという証明にもなっています。
ホテルの近くでは海岸付近に砂が混じっているせいか少し黄色っぽく見えるのですが、ここは崖のおかげで砂が流入していないのでしょう。


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