2年半後の裂け目

2003年5月31日(土)

dog


食休み
after 日食が終わってもまだ早朝。
チョルネース半島の朝はこれからです。

ミーヴァトンへ戻り、午前中は荷物のまとめや撮ったばかりの写真の送信など、ホテルでゆっくり休憩。
周辺をもう少し散歩しようとも思いましたが、とうとう雨が降ってきてしまったので室内で過ごしただけでした。

さらば北部
akureyri2 午後になり、ミーヴァトンを出発。 アークレイリへ向かいます。
天気はますます悪く景色はかすみ、深夜の起床が2日続いたため、バスの中ではぐったりしていただけ。

アークレイリで車窓からの市内案内とバスを降りての自由行動。
飛行機に乗って北部を離れ、南部のレイキャビックへ戻ります。

衣替え南部
reykjavik レイキャビックに到着したのは午後4時過ぎですが、昼間の時間はまだまだたっぷりあります。

空港から移動している間に雨は止みました。

アイスランド到着直後はあわただしかったので、南部をじっくり見るのは2年半ぶり。 レイキャビックは相変わらず大都市。 周辺地域では工事をしている個所も多く、人口が増えていきそうです。

市内を抜けると、あっという間に別世界の溶岩台地。
冬に岩を覆っていた白い雪が、今は緑のコケに代わっています。

色違いの裂け目
thingvellir1 2年半ぶりのシングベトリル国立公園。
アイスランドはヨーロッパとアメリカを分ける大西洋中央海嶺が唯一地上に現れているところで、大地の裂け目を直接見られる場所は、こことアフリカの大地溝帯しかありません。
1年に2cmぐらいずつ広がっているそうなので、前回から5cmほど広がっている計算になりますが、さすがにその違いはわかりません。

thingvellir2 見ただけでわかる違いは色。
冬のモノクロ風景では遠目に見るとどこが裂け目がわかりづらい状態でした。
夏になった現在は、岩が植物に覆われているため、緑の中に黒い筋となって見える裂け目がよくわかります。

また冬は太陽高度が低く岩の壁がオレンジ色に染まっていたのですが、夏の曇り空の下で見ると普通に黒い玄武岩。
地中から出てきたそのままの生々しさが、より感じられるような気がしました。


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