1999年8月9日(月) カッパドキア
今回の旅行の最初のヤマ、奇岩地帯のカッパドキアへやってきました。
キノコのような姿の岩もあります。別名「妖精の煙突」。
中には岩山の中をくりぬいて家や店などにしているところもあります。
凝灰岩は柔らかく、夏涼しく冬暖かい快適な空間が比較的簡単に掘れます。
ギョレメ野外博物館。他の岩山と変わり無いように見えますが、
重要なのはここ全体がキリスト教の活動の場として使われていたということ。
岩山の穴は教会やその付随施設になっています。
穴の中にはキリストを描いた壁画が残されています。
色は十分残っていますが、後に偶像崇拝を禁止するイスラム教により多くの人物の顔が削り取られているのが痛々しい。
カッパドキアは地下にも特徴があり、凝灰岩を掘って作られた地下都市が存在しています。
これだけの人が生活できるようになっているのは、
戦争の騒乱から逃れるために作られたからだとか。
台所、倉庫、教会などの部屋が迷路のようになっていて、
案内の矢印がなければ迷子になってしまいそう。