キャンパスライフ

1999年8月10日(火)〜11日(水) シヴァス・ジェムフリエット大学

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長距離バス旅行
bus1 カッパドキアのユルギュップの町から、日食観測地のシヴァスまでバスで移動します。
所要時間は約5時間。途中いくつか町がありますが、その他は麦を刈った後の畑など同じような風景が延々と続きます。観光対象もないので、もっぱら睡眠時間を稼ぐために使われました。
シヴァスは標高一千数百メートルと比較的高地にあるので、近づくにつれて山が増え、坂を上ることになります。

大学着
dance1
dance2 シヴァスへ到着。私達のツアーは郊外にある大学で2日間過ごします。
大学へバスが着いたとたん、外から音楽が聞こえてきました。 TV局取材のためのトルコ踊りです。 たくさんの人とカメラに囲まれ、大歓迎を受けました。

ジェムフリエット大学
university ツアーが日食観測地として選んだのがこの国立大学。 皆既帯の中心からは外れていますが、現地ガイドさんの推薦があってここが選ばれたそうです。 ツアーメンバが百数十人が宿泊でき、昼夜を問わず観測地への移動の心配もしなくてよいという有利な面があります。 このツアーが最初に話をつけたのですが、噂を聞いて日本の他のツアーもここを選んだため一緒になりました。
キャンパスは広大で、離れた施設へ移動するには車が欲しくなります。 モスクもちゃんとありました。 夏休みなので学生さんはほとんどいません。 日本人ツアー客の受け入れ体制は整っていて、あちこちに日本語の張り紙があります。
日食Tシャツが売られていました。日本テレビの「24時間テレビ」を思い出すような派手な黄色。好みかどうか、人により意見が分かれました。

学食
cafeteria 食事は全て学食でとります。メニューは毎回1種類のみ。飲み物は別に購入しますが、紅茶かコーヒーが付くときもありました。
順に並び一人ずつの食器に盛られるカフェテリア形式のため、 みんなが集中すると長蛇の列ができ、平気で10分や20分待たされるハメになります。 時間をずらして行ってみたこともありましたが、列の長さは変わらず同じことでした。

学生寮
dormitory 宿泊はキャンパス内にある女子学生寮。 入り口には巨大なトルコ国旗が掲げられています。
内部はピンク色に塗られていましたが、ペンキが比較的新しいので、ツアー受け入れのため塗りなおしたのかもしれません。
部屋はベッドとロッカーがあるだけ。 私の部屋はベッドが8つのところに4人が入りました。 空調はありませんが、標高が高く乾燥しているので夜はかなり冷え、寝苦しくはありません。

電話
sivas-coupler 部屋には電話が無く、ネットワーク接続にはテレフォンカード式の公衆電話を使うしかありません。
パリの空港と同様に音響カプラを使いましたが、これまたつながらず、すぐ切れるのでメールを読むのにも大変な苦労が必要。 テレフォンカードの度数はみるみるうちに減って行きます。 私がカードを何枚も買ったために寮の売店のカードがなくなってしまい、 最後には店員さんの個人持ちカードを譲ってもらう事態になりました。
NTTと違い度数が0になるとカードは戻らずに電話機の中に取り込まれる仕組み。 つまり手元にあるカードには、まだ度数がわずかに残っています。


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