灼熱の大理石

1999年8月14日(土) エフェス

ephesus


寝不足の朝
morning-pamukkale 蚊と格闘した一夜が明け、バスに乗ってホテルを出発…
する直前になって、ホテルから私の部屋の電話代が不足していると言われてしまいまいした。 夜に通信した分は精算済みなのですが、 そのすぐ後に部屋の電話が使われたことになっていたそうです。 朝食を食べに行っている時間なので有り得ないことなのですが…
結局、何かの間違いだろうということで払わずに済みましたが、 どうもこのホテルと私は、どうも相性がよくなかったようです。

ドタバタつづきのホテルとサヨナラして、朝日に照らされたパムッカレを見ながらまた西へ向かいます。

エフェソスの遺跡
ephesus-1 西へ移動し、海岸の近くまでやってきました。 ここでエフェソス遺跡の見学です。
ここは主にローマ時代に造られた都市の跡。 神殿、劇場、図書館、浴場などの建物や、 それに刻まれた彫刻、置かれている彫像などがずらりと並んでいます。

ephesus-2 大理石が林立する様子は古代ヨーロッパそのもの。 これまで見てきたトルコは、遺跡であっても現代の光景であっても、 どこかにアジアの匂いがしていました。
ヒレラポリスでも感じていたのですが、このような光景には少々違和感があります。 同じアジアという親近感が感じられないせいなのか、 これまで見てきたトルコの人たちとギャップを感じるせいなのか。

ephesus-3 遺跡の中は日陰がほとんどありません。大変な暑さです。白い大理石の照り返しさえも恨めしく感じるほど。 寝不足のせいもあって、それほど長距離を歩いたわけでもないのに、体力と水をかなり消費して出口にたどりつきました。

エフェス博物館
efes-museum-1 efes-museum-2 遺跡から少し離れたところにある博物館。もちろんエフェソス遺跡の発掘品が中心ですが、古い発掘品は外国に持ち出されてしまっていてここにはありません。 そのため展示点数はそれほど多くはありません。
頭と胴体が泣き別れになっているものが目立ちます。 発掘品を海外へ持ち出すときに重い胴体は残して頭だけ持っていったためだとか。
「偉大なるアルテミス像」「美しきアルテミス像」の二つのアルテミス像が目玉。


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