- 再びイスタンブールへ
夜が明けてイズミールを出発。アンカラから始まった1700km以上の長距離バス移動はここまで。最終目的地、イスタンブールへ飛行機で向かいます。
バスと違ってさすがに飛行機は早く、あっという間に着いてしまいました。
トルコの入り口、イスタンブールには最初の晩は数時間しかいられませんでした。
トルコをぐるりと周遊してこの地へ戻り、あらためて観光です。
イランコースのコプティックの清原社長がここで合流。
向こうも無事晴れて皆既日食を楽しんだそうです。
- アジアとヨーロッパ、旧と新
イスタンブールはボスポラス海峡によってアジア側とヨーロッパ側に大きく分けられ、
さらにヨーロッパ側は金角湾によって旧市街と新市街に分けられます。
ヨーロッパ側の旧市街にある歴史地区は世界遺産指定で、カッパドキア、パムッカレに続き3ヶ所目。
- トプカプ宮殿
オスマントルコの中心だったトプカプ宮殿。
宮殿の広い敷地の中に数々の建物があります。
驚いたことに、入り口ではX線セキュリティ・チェックが行なわれていました。
この中には何があるのでしょう?
宮殿の高い場所からは、金角湾とポスポラス海峡を見下ろせる絶好のロケーション。
見所がある建物もありますが修復中のものも多く、
ここは数多くの宝物を中心に見学。
博物館の中には数々の財宝、宮廷内の人物が使っていた衣装類、
中国や日本の磁器コレクション…
世界中から集められた品々は、ど素人の自分でも目を奪われてしまい、
由来をいちいち見ていられないほど。
光り輝く数々の財宝は、かつての帝国の強大さを見せつけられているようです。
- アヤ・ソフィア聖堂
ここは時間がなく、中には入らず概観を眺めるのみ。
この地がビザンチン帝国時代にコンスタンチノープルという名の都だったころ、
キリスト教の大聖堂として建てられました。
オスマン帝国が征服しイスタンブールと名が変わると、
この聖堂もイスラムのモスクになり、尖塔が付け加えられました。
尖塔の形が、右の手前と奥、左の2本で異なるのは、
3つの時代にまたがって順に作られたためだそうです。
- ブルー・モスク
正式名はスルタンアフメット・モスク。
豪華に6本の尖塔が立ち、大小のドームが重なる印象的な概観をしています。
でも外壁の色は青くありません。
「ブルー」の由来は内部の装飾から。
壁を飾る青いタイルが印象的だということで、この名前で呼ばれているそうです。
ただし、全面が覆われているわけではなく、青いのは一部だけ。
そのタイルを別にしても、色とりどりの装飾やステンドグラスが豪華に内部を飾っています。
ここは単なる遺跡ではなく、現在も使われているモスク。
見学中も信者の人が入ってきて、祈る姿が見られました。