1999年8月15日(日) イスタンブール
夜が明けてイズミールを出発。アンカラから始まった1700km以上の長距離バス移動はここまで。最終目的地、イスタンブールへ飛行機で向かいます。
バスと違ってさすがに飛行機は早く、あっという間に着いてしまいました。
イランコースのコプティックの清原社長がここで合流。
向こうも無事晴れて皆既日食を楽しんだそうです。
イスタンブールはボスポラス海峡によってアジア側とヨーロッパ側に大きく分けられ、
さらにヨーロッパ側は金角湾によって旧市街と新市街に分けられます。
オスマントルコの中心だったトプカプ宮殿。
見所がある建物もありますが修復中のものも多く、
ここは数多くの宝物を中心に見学。
博物館の中には数々の財宝、宮廷内の人物が使っていた衣装類、
中国や日本の磁器コレクション…
世界中から集められた品々は、ど素人の自分でも目を奪われてしまい、
由来をいちいち見ていられないほど。
光り輝く数々の財宝は、かつての帝国の強大さを見せつけられているようです。
ここは時間がなく、中には入らず概観を眺めるのみ。
正式名はスルタンアフメット・モスク。
豪華に6本の尖塔が立ち、大小のドームが重なる印象的な概観をしています。
でも外壁の色は青くありません。
「ブルー」の由来は内部の装飾から。
壁を飾る青いタイルが印象的だということで、この名前で呼ばれているそうです。
ただし、全面が覆われているわけではなく、青いのは一部だけ。
そのタイルを別にしても、色とりどりの装飾やステンドグラスが豪華に内部を飾っています。
ここは単なる遺跡ではなく、現在も使われているモスク。
見学中も信者の人が入ってきて、祈る姿が見られました。