コンヤは朝から

1999年8月13日(金) コンヤ

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コンヤ観光
morning-konya この日はまず、コンヤの市内観光から。

コンヤはトルコ最古の都市で、セルジュク・トルコ時代には首都でした。
ただ現在ではあまり観光には力を入れていないそうで、 町の大きさの割には観光客であふれている様子はあまり感じられません。

カラタイ神学校
ここへ着いた時にはまだ朝早いために開いていませんでした。 普通ならそれでも入れるそうなのですが、 なんでも職員がストライキをしているということで、 どうなっているのかよくわかりません。
しばらく待たされるかと思いましたが、 なんだかんだで入れてもらえることになりました。

karatay-1 karatay-2 この建物は現在、博物館になっています。 天井に貼られた青いタイルは一部剥げ落ちていますが、それでもなかなかのもの。
展示物はタイルや焼き物で、その多くが青く、 トルコ・ブルーという言葉を印象付けています。

メブラーナ博物館
mevlana-1 ここへ着いたのも開館前。 ここは先に入れてもらうわけにはいかず、時間を待つことになりました。 入り口の前にはたくさんの人が集まり人だかりができています。

待っている間に、日本人目当ての土産物売りが商売をしにやって来ました。 これまでの行程ではあまり目立たなかったのでちょっと新鮮。 始めは「20コ1000円」だったのが次第に変わって「30コ1000円」「ゼンブデ1000円」。 やたらと数だけ増えて1000円は変わりません。代金は紙幣で受け取りたいのでしょう。

mevlana-2 mevlana-3 メブラーナは「踊る宗教」スーフィ教を作った人で、 このモスク内にあるかつて祈祷所だった建物が、 現在は博物館になっています。 靴を脱いで中に入ります。
内部には、メブラーナやその家族などの棺、 教団にまつわる工芸品や書物などの品々が展示されてれていました。

色のある風景
bus4 コンヤの観光はそこそこで切り上げ、西へ向けて再び長距離のバス移動。 また見るべきものもない退屈な時間かと思いましたが、 これまでと比べ風景に変化があります。
コンヤあたりはまだ標高も高く、乾燥した内陸性の気候。 それが移動するにつれて気候が変わり、だんだんと緑が増えてくるのがわかります。 麦畑やジャガイモ畑に変わり、果実の木が目立つようになりました。 これまで見られなかった、多くの水を湛えた大きな湖もあります。
これほどの変化がわかるほど長い距離を移動したのだという感慨と、 時間を移動で使ってしまうもったいなさの両方を感じることになりました。


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