どんよりタウン

2001年6月17日(日) ケープタウン

squirrel


ゆったりバス旅行
capetown-bus 飛行機での長い長い移動を終え、バスに乗り換えてケープタウン観光開始です。

人数に比べてバスが大きく、一人で席を横一列を独占できるため、バスの左右の窓を使って風景を見ることができました。
空は厚い雲に覆われ、いまにも雨が降り出しそう。 南半球は今が冬。 アフリカ南部は全般的には乾季だそうですが、このあたりは冬に雨が多いそうです。

不名誉な称号
capetown 南アフリカは10年前までアパルトヘイト(人種隔離政策)があり、白人、カラード(有色人種)、インド系、黒人が、居住地域、婚姻、選挙権、立ち入り区域などで明確に制限され、差別されていたそうです。
アパルトヘイトは無くなり法律的には人種の差はなくなりましたが、人種別に分かれている居住地域などバスの窓からも感じられます。 またケープタウンは難民が多く、その居住区も特別に作られているとのこと。

日本人は人種的にはカラードなのですが、重要な貿易相手国だということでアパルトヘイト時代には優遇され「名誉白人」という、世界的に考えると有り難くない立場だったそうです。

ぼんやり街巡り
capetown-building ここには大自然アフリカ、というイメージはありません。
海と岩山に挟まれた狭い地域にビルが密集しています。

南アフリカは首都機能が分散していて、ケープタウンは立法で国会議事堂があることや、この銅像はなんだ、この城はああだ、この古い庁舎はこうだなど、ガイドさんがいろいろと説明をしてくれました。

鳥の天国
capetown-bird しかし自分の目に入るのは、もっぱら街中を飛びまわっている鳥たち。
城よりもその堀で休んでいる鵜に、銅像よりもその横の噴水で水浴びをしているカモメに、カメラが向いてしまいます。

モール
wharf 天気はさらに悪化。雨も降り出しました。
予定していたテーブルマウンテン観光は延期となり、港のそばにあるショッピングモールのショッピングタイムに変更。
建物の中はざっと見回しただけで外へ出て、港を飛びまわる鳥たちや、いかにもアフリカという路上パフォーマンスなどを追っかけていました。


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