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嬌娜がさらに口を付けて何度も息を吹き込むと、やがて喉がごろごろと鳴って、孔は息を吹き返しました。
もっとも、これで生き返らなかったら男ではありません。
「こんな穴にいつまでも住んでいてはいけない」と、孔が郷里の自分の屋敷に移ることを提案すると、公子は喜んで賛成したのでした。
嬌娜にも夫の呉(ご)と一緒に移るようにすすめると、ふたりが遠くに行くのを呉の両親は許さないだろうと寂しそうにしています。
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そのとき、呉家の使用人が息を切って駆け込んできて、そちらにも落雷があって一家が全滅したことを知らせたのです。
嬌娜(きょうだ)は嘆き悲しんだものの どうにもならず、一緒に孔の郷里に移り、兄妹で孔の別邸に住むことになったのでした。
ふたりはいつもは門を閉じてひっそりと暮らしておりましたが、孔たちが訪れると酒宴を開き、ゲームをしたりして楽しく過ごしたということです。
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