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1)西 湖 主
(せいこしゅ)
嵐で舟が転覆、竹籠にすがって助かった陳生員
迷い込んだ屋敷でブランコの美少女を見て賛嘆
の詩を書いたばかりに、またも降りかかる災難
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2)労山道士
(ろうざん どうし)
仙人が紙で作った月は本物のように輝き、月の
仙女が現れて舞うのを見た王生員、つらい仙人
修行を止めるのを思いとどまったのでしたが…
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3)道 士
(どうし)
「なにをぐずぐずしているのだ!」逃げた道士
が残していった女の一人を抱いて、韓がそう怒
鳴ったから、徐もベッドの女に抱きつきました
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4)画 壁
(がへき)
壁画の中の少女に魅せられ、絵の中の極楽で少
女と楽しい時を過ごす男。この世が夢か、絵の
中が夢か、夢の中で夢を見るような不思議な話
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5)天 宮
(てんきゅう)
もらった酒を飲んで倒れたイケメンの男、気が
付けば暗闇のベッドに寝ているようです。隣に
手をやると、しっとりと柔らかな手ざわり……
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6)彭 海 秋
(ほう かいしゅう)
仙人は銀河を行く舟を下ろして、ひと飛びで千
里の彼方の西湖に月見に連れて行くのですが、
なぜか帰りの面倒は見てくれなかったようです
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7)侠 女
(きょうじょ)
貧乏書生の向かいの家に越して来たのはこれも
貧乏な母と娘。食物などを援助されて、娘は家
事を手伝うのですが、夜のお手伝いはしません
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8)嬌 娜
(きょうだ)
重病を治してもらった狐の娘のために命をかけ
るこの主人公は、孔子の末裔ということですが
どうも報恩だけではないような感じもあります
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9)掌 篇 集
酒の寄生虫を追出した男の結末「酒虫」独り寝
の美女を夜毎慰める「泥書生」過ぎたるは何と
かの「薬僧」庭に流れる硬貨「銭流」など7篇
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10)寒月芙渠
(かんげつふきょ)
壁に描いた扉から料理が出たり、袖に入れた空
の徳利に酒が満たされたり、便利な術を使う道
士ですが、やはり無から有は生じないという話
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11)尸 変
(しへん)
尸はシカバネで硬直した死体の形を表すという
ことですが、この死体はなかなか硬直せず生き
ているのでも幽霊でもないというおかしなお話
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12)香 玉
(こうぎょく)
寺の一室を借りて勉強していた男が書物から目
を上げると、牡丹の庭を美人が歩いています。
寺に女が? 不審に思って飛び出してみると…
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