帝都風水巡行路

3月22日〜3月25日の東京での実習を活用して、四號が訪ねた魔人関連区域のレポート。
実習期間を除く、22日午前と実習終了日の24日午後から25日にかけての実質二日間の記録。
故に、それほど多くの場所へは行っておりません。四號の趣味と予算により出来た、偏った日程でござい。

行程

歌舞伎町(昼)花園神社渋谷界隈代々木公園明治神宮 {22日午前}
都庁新宿中央公園新宿高層ビル群 {24日午後}
等々力不動増上寺富岡八幡宮上野寛永寺歌舞伎町(夜) {25日}

以上の行程。一部キャラのためのツアーと化しているのがよくわかります(笑)。
新宿をホームグラウンドにして各所に出向いたため、新宿区の項目が多いのはご容赦を。

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3月22日・午前:歌舞伎町―― 灯火、消えてから

いきなりここへ行くあたり、四號。しかし、朝七時前という時間だったせいか、人は少なくゴミは多い。
このあたりは、大阪・ミナミとあまり変わらない気がする。着いていきなり「大人のおもちゃ」の看板を 見た時はさすがに絶句したが。
ミナミよりは若干土地(というより路面?)が広いような気がする。何より驚いたのはカラスの多さ。
近くに御所や公園(ねぐら)がある上にエサ豊富となれば数が増えても仕方がない。
…と思ったら東京自体、カラスが多い土地らしい。行くとこ行くトコ皆カラス。
カラスの「おはよう」を聞きながら歌舞伎町を後にした。
…だって、これから実習あるわけだし、こんなとこで油売るわけには…ね。

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3月22日・午前:花園神社―― 花鎮め

←カラスやはり多し。 バスを新宿着にしたのも、研修前にここに行くつもりだったから。(集合場所に近いというのもあるが)
しかしやたら重い(推定合計10?弱)荷物を抱えての移動はこたえる。おまけに土地感がないものだから、非常にやりにくい。
…なんで南北に「通り」があるんだ。(注・大阪では東西「〜通り」、南北「〜筋」となっている)
夜の仕事人らしき人の白い目を感じつつ、社殿が見えるまで散々迷い、 ゴールデン街を抜けて到着。
いつもの如く参拝(四號は神道学科)。赤い御社殿は結構派手。
それからいそいそとおもむろに絵馬を見る。四號は人の願い事を覗き見するのが好きなのだ(やな奴)。
結構これがおもしろい。ここはさすがに土地柄か商売繁盛と進学関係が多かった。
稀にアラビア系の文字が踊っていたりなんかすると、神様に通じるのかどうかが気になったり。
某ミラージュのように魔人関係の絵馬があったらどう しようかと思ったが、魔人ファンは大人なのか一枚も見つからずほっとする。
余談だが、ここの鳩は人目を怖れるというコトを知らぬようだ。しかも数が異様に多い。怖。

…と、思っていたのに。翌日御朱印(寺社仏閣で頂ける印璽。記念スタンプ?)を頂きに行ったら、
案の定見つかりました。『京一とひーちゃんがいつまでも幸せでいられるように』だそうです。
ああ、そうですか(笑)。…こんなことを祈られる神様って一体…。

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3月22日・午前:渋谷界隈―― 雨宿り

新宿から徒歩で行く以上、どうしても外せなかったのがここ、渋谷。ご存知、雨紋のホームグラウンド。
「若者の街」らしいですが、あんまり若者らしくない四號には、関係ないことなのかもと思いつつ。
実はあんまりチェックしてなかった街でして。偶然通りかかったとでも言うべき場所です。
その割に印象が強いのは、実習終了後の24日午後にもまたこのあたりをさまよっていたためでしょう。
(銀行を探してさんざんうろついていたため。あと雨宿りを兼ねた百貨店巡りもか)
ちゃんとハチ公は見物してきました。この辺はかなりおのぼりさんな四號。いいんだよ、実際そうなんだから。
バス停(やたら数がある…)の中でたまたま等々力不動行きのバスを見つけたのが、後々の運命の別れ道。
駅前を通っていったので、やたら人が多くて少し閉口。その頃の四號は人の少ない環境にいたため、
人通りが多いと気分が悪くなるらしかった。それで東京を旅行するあたり、ダメダメだよ…。
通りに並ぶ店自体が、全体的に若い人向けだなぁと、新宿あたりをうろついていて思うようになり。
当然、下宿とは比べようもなく。(←比べるな)
雨紋と出会うシナリオは、初期すぎて逆に記憶が薄れかけていたらしく、映像が出てきませんでした。(爆)
第八話まで、とんでもない勢いでやっていたからなぁ…。

百貨店が多いのと、行き交う人たちの表情が、やけに記憶に残っている。そんな街でした

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3月22日・午前:代々木公園―― Hero

卒倒状態でフラフラになりながら、世田谷をつっきり明治神宮を通りすぎて、代々木公園へ。
ここまですべて徒歩。交通費を惜しむ四號。かなり広い公園である。
これだけの広さがあれば、乱闘も思いっきりできるなと、馬鹿なことを考えながら日向ぼっこ。
あ、でも『鴉』のシナリオって、戦闘場所狭かったよな…(回想中)。詐欺だ。←オイ。
あの戦闘が、序盤では一番苦しい戦闘でした。京一が倒れたのも遠い昔か。(回想終了)

しかし、狭い大阪の市内ではおそらく無理でないだろうかね、この広さは。
東京は緑が少ないと言うが、コレで少ないなんていってたら大阪はハゲ山ですが。
不幸な事に俺が行ったときは整備期間だったらしく、噴水がすべて干上がっておりました。【悲】
ここでレジャーシート敷いて昼寝したら気持ちよさそうですな。寝てえ(←四號東京着時睡眠時間2時間)。
ただ、ここから見える都庁はあんまり気分良くなかったです。てっぺんのイボイボが気持ち悪くて、
風水上良くないように思えます。(四號とその兄弟は、気分が悪い建築物に対してたいていこう言う)。
…として、ここは烏の集団。すなわち唐栖の…。なんとなく納得。
途中で見えた、積み木で作ったエンパイアステートビルのパチモンみたいなビルが気になりますが。
(実習後に、建築中の代々木RCビルと判明)
広い草っぱらの上を走り回るのは、非常に楽しい気分になり。(四號サンあんた何歳ですか)

もっとも、こんなに走り回れたのもこの日ぐらい。後の日程からは強行軍でとても走るなどできなくなるとは、
まったく考えてもいないのでありました。…冗談抜きで、無茶な行程組んだからなぁ…。

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3月22日・午前:明治神宮―― 鬼の邂逅

東京都庁の展望台から見下ろすと、鬱蒼とした一点が見える。これが都会に鎮まる鎮守の杜、明治神宮。
わずか80年前に「作られた」人工の空間だ。今はそうとは思えぬほど立派な森になって、人々を癒している。
御祭神は言わずと知れた明治天皇・昭憲皇太后。都会の中の喧騒をよそに、木造の社殿が鎮座まします。
特筆すべきは境内の広さ。この東京でこれだけの敷地を持てる神社なんて、そうそうはない。
それだけ大きな力(この場合、俗的な意味で、だが…)を持っているということだろう。
正月には日本でも有数の人出を誇る神社も、今はまばらな参拝者が玉砂利を踏みしめる音が聞こえるだけ。
参道に降りかかる木漏れ日が心地よい。ゆっくりと歩を進めていけば、【陽】の気が体に満ちてくることだろう。

…神社には辛口になれない、職業病(?)らしき四號。なんか語りが『東京異譚』チックだぞ。
えーとですね、ここの守衛さんはいいカンジです。(いきなりそれかい)
ためしに軽く頭を下げてみてください。必ず反応があります。←だから何故こだわる。
あと面白いのは参道の途中である休憩所。ここには明治神宮の歴史をたどるコーナーの他にも、
お土産コーナーがありますが、ここが俗っぽくていい感じです。←いいのか。
神宮とはまったく関係ないであろう代物なんかも置いていたりするので要チェック。
ちなみに、お守りなどはここではなく本殿前の授与所で求めましょう。以上!

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3月24日・午後:都庁――二重螺旋の土の搭

実は都庁はこれで2回目。実に胡散臭い建物である。未だに新都庁と呼んでしまうのは、おそらく創竜伝のせい。
いつも思うがこのデザインは良いのか悪いのかよくわからない。いや、それなりに気に入ってはいる。
しかし、これが都庁という公共の場の建築物だと思うと、ちょっと首をかしげたくなってしまうのだ。
四號に霊感やそういった類の感覚があるかどうかはわからないし、風水の専門知識があるというわけでもないのだが、
それでも「…?」と思わせる「何か」がここにはあるような気がしてならない。
とりあえず、都で一番高くないといけないという理由があるのかナゾ。

24日と25日の両日、ここを訪れたのだが、調査ミス(苦笑)により24日は展望台に登れず。
泣く泣くその場を後にすることになった。…おかげで翌日また来ることになったわけで。
帰りに、警備員の人に「お疲れ様です」と声をかけられてしまった。ああ疲れたさ。渋谷から歩いたからな。
職員と思われたのなら大笑いである。

ここの展望台は無料なのが好きです。はい。眺めもいいし。これでいちゃつくアベックさえいなければ…。
むしろ、夕方からトレンチコート(黒)着て、一人でワッフルつついている自分の方が異端なのは充分承知してますが。
25日の晩、帰りのエレベータの中で二人の世界作っていたアベック、覚えてろといった気分に。
東京見物してた外国人が苦笑いしてたのに、彼らは気づいていたのだろうか。
なんだかんだといって、都庁のどこか退廃的なデザインは気に入ってます。東京で一番好きな場所かも。
ここで夕暮れを見るという、ただそれだけのために、二日間歩き通しの足をひきずってきた自分。
どこにそんな根性があったのか、自分自身が一番ナゾだったり。

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3月24日・午後:新宿中央公園―― 木蓮の涙

かなり広い公園ですが、先に代々木公園に行ったからか、あちらと比べると木が少ないかな、と。
困ったのはベンチが少ないことでした。冗談抜きで少ないぞ。遊具の上で寝てやろうかと思ったくらい。
午後は歩き通しだったので、さすがに疲れていたようです。(しかし実際はこの後5時間は歩き通した)
卒業式シーズンですが桜にはまだ早く、公園のメインは木蓮の花でした。好きな花なんで嬉しかったり。
この公園は夜になるといいカンジですね。ライトアップが綺麗です。都庁も見えるし。
…ただ、「家なき人」がいらっしゃいますが。

当初の予定では、ここで一泊野宿する予定でした。宿代ケチりたかったらしいです。(一日無宿…)
これだけで、四號がどれだけ無茶でいきあたりばったりな計画を組んでいたかわかろうというもの。
実際には、この日の昼頃に雨が降っていたために予定を変更。歌舞伎町へ。よけい状態は悪化してないか。
ちなみに某都知事の問題発言前でした。いや、真似の出来ないような計画ですね。
無謀なうえ、強行軍な日程ですので、賢明な方は絶対に真似はしないと思いますが…。
それでもちゃんとドリームにはひたってきました。ええ、しっかりと!!
「ここが舞子のEDで座ってたあたりかな…」とか、「花見はこのあたりか!」とか。(←ダメすぎ)

ここに隣接して熊野神社がありますが、社務所もしまっていて何もできず。
真神学園の校歌にもあるし、ちゃんと行っておきたかった場所の一つだったんですが。(そして朱印をもらう)
結局、西新宿⇔新宿間を延々往復していた四號でした。

何がすごいって、この日の移動全部自力ですよ!
すべて徒歩! 渋谷の国学院からすべて! 何やってんだ、自分!

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3月24日・午後:新宿高層ビル群 ――灰者の墓標

魔都です。(←いきなりそれか)
高さはあるが、密度がそれほどでもない分、気楽にのぞけます。四號の中で一番とんでもないビル群は上海ですので、
比べる相手が悪いともいえますが。一度行って見てください。常識が壊れますから。
こういうビル群は、高いところから見下ろすのもいいですが、下から見上げるのも好きです。
大手企業の名前が連なるこの界隈。TNTをセットしたらおもしろそうだ…などと、えらく不謹慎なことを
考えてしまう四號。楽しそうだと思いませんかね。
いきなり物騒なことから入ってしまいましたが、実際にこういった建築物を見るたび、積み木の玩具みたいで、
思わず壊したくなるのが四號。…一人だけでしょうがね。(でも壊しがいはありそうだ)
実際に魔人学園のゲーム中で出てくることはなかったと思いますが、「新宿」という街を語る上では外せない、
キーポイントだと思うので追加してみました。あえて見学するというほどの場所ではないかもしれませんが。
雰囲気的に壬生あたりが合いそうです。なんとなく。眞崎でもいいかもしれない。
経済というゲームの中の駒たちが、様々に蠢くフィールド。それがここだと思うと…ちょっと楽しくなりませんか?

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3月25日・午前:等々力不動―― 巡水

いきなり、何の気なしに思いついて出発。余裕があったもので。ちなみに決定は24日。ずさんな計画だ。
たまたま通り過ぎた渋谷のバス停に「等々力」という文字が見えたから。ただそれだけなんですけど。
「…そういえば、九角の好きな場所って等々力不動だったっけ…」と、なんの気もなしに。いや、九角好きですけどね。

行ってよかった。それが結論。今回行った場所の中で、一番風景の綺麗な所でした。
等々力不動のすぐそばの渓谷が、かなりのヒット。土佐の田舎育ちの四號の心をゲットしたらしい。
東京都内とは思えぬほど、しっかりと自然が残ってます。ここなら問題なく瀧遡刃かませます。←違うだろ。
もともと水場が好きな四號にとって、ここは心のオアシスになりました。写真を載せたいくらいですが、
現像にすら出してません。貧乏だからです。現像代をケチっているんじゃありません。念の為。
そのおかげか、かなり気分良く歩けました。渓谷といっても差し支えない場所って、少なくなったからなぁ。
(なんちゃって渓谷が増えている昨今、こういう場所は貴重だと思います)

で、ここを登っていくと、第一部の決戦場所、等々力不動に到着。
ちなみに主人公たちは表から上がっていったと思われます。(門があったからね)
ここのお寺は、それほど広くありません。戦闘にはさぞ不便だったことでしょう。しかも敵がでかいし。

例の如く、御朱印をいただいて参拝。御朱印も寺社によって違いがあって楽しいです。ここのは繊細で整ってます。
で、表から下におりていくと、まだつぼみのままの桜の樹が並んだ公園に出ます。
ここでまた、四號は幼児化。名前のわからない遊具(球形の、グルグル回って遊ぶ物体。気をつけないと酔う)で、
全力で遊んでおりました。おかげで足がつりかけに。…何やってるんだか。
それからベンチに座って、地図を片手にその日の計画を練りつつ、休憩。結果、突然富岡八幡宮追加。

このお寺、もろ住宅街の中にあります。表門からだとそれがよくわかります。

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3月25日・午前:増上寺―― 鳴らない鐘

何故か次は電車でゴー。ただし目的地の最寄駅ではありません。浜松町から徒歩?分。芝公園増上寺でございます。
東京タワーを目指し、やたらとでかい大門をくぐって、境内へ。ここから寺までがまた遠い。
今回まわった寺社の中で、明治神宮の次に広い敷地を持っていると思われるこの増上寺。とにかく敷地が広かった。
観光客もそれなり。しかし、敷地が広いのでそれなり以下にしか見えない。
若旦那の好きな場所が、ここ増上寺ですが、ここが好きって若旦那…俗っぽい?
広いですが、人目を忍べるような場所はあんまりないので、忍者向きではないと認識。
つーか、九角といい、如月といい、好きな場所が高校生らしくないですね。

で、例によって参拝。誰かの祈願と重なったらしく、奥の方からいい感じの読経が。
お寺は装束が派手でいいですね。見ごたえがあって。(神社は色数が少ないから…)
いつものように御朱印を頂いて…なんですが。
ここの寺務所に並んだおみくじ、四號のよく行く某神社にあるのと同じだということに気づき。つーか何故寺におみくじ?
しかも増上寺、やたらと御守りの類が充実。何種類あるんだか、もはや数えるのを放棄。
さらによくわからないみやげ物まで充実しているナゾっぷり。…骨董屋魂か?!
ちなみに、最後まで買おうかどうか迷ったのは、「招き猫」のセットでした。

今回は妙に建築中の物件が多くて、ここ増上寺でもひっかかりました。何やら会館を新築するらしく。
「金があるんだなぁ」と、妙な感慨を抱きつつ、本堂を後にした四號。目指すは案の定、絵馬コーナー。
ここに限っては、その自分の習性を限りなく後悔。
だって…内容が…どう考えても水子系…。
すみませんすみませんすみませんと、心の中で繰り返しながらそこから撤退。

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3月25日・午後:富岡八幡宮―― 赤鳥居

いきなり、何の気なしに思いついて出発パート?。余裕があったもので。しかし後悔した。
理由? それはそこまでの行程。
渋谷まで出るのも徒歩。増上寺から東京駅まで歩いて(まずここが無謀)、
東京駅で、四號が最も嫌う京葉線 (前回東京に来たときに嫌になった。この線だけ、やたら移動距離が長い!)に乗り、
越中島からまた徒歩(二日間歩き通しにはさらに無謀)。
このあたりになってくると、さすがに足にガタがきてます。速度的には通常時の三分の二。
半ば足を引きずるようにして、コンビニで食料調達。一日二食体勢でも腹は減る。

また四號は裏手から入ったらしく、表の鳥居を眺めてから本殿へ。
そこでふと疑問。村雨たちとここで合流したとき、後ろの鳥居って赤かったっけ?
赤いと裏手(横側)の鳥居になるんですけど、…うーん。ちなみに表の参道の鳥居は石造りです。

ここは八幡というだけあって、社殿が派手な方。(八幡神は、四號の中で「胡散臭い神様」として認識されている)
何よりも派手なのは、某運送会社から寄贈されたという、御神輿。宝石を贅沢に使用。ダイヤもルビーもなんでもこい。
この運送会社、名古屋の熱田神宮にもいろいろ寄贈していたような気が…。金持ちめ。

まずは御社殿に向かい、参拝。そして忘れちゃいけない御朱印。ここの神職さんは女性だけでした。ちょっと驚き。
ここでも相変わらず四號は絵馬チェック。魔人関連はなし。よしよし。(本人ミーハ―な癖にミーハ―な絵馬を嫌う四號)
内容はまあ、進学とか商売繁盛とか、恋愛成就とか。万能なんだな、八幡様。
とりあえず、最終目的地・上野寛永寺へ向かい、再び駅へ。…いいかげん、足が限界にきてるんですが自分。

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3月25日・午後:上野寛永寺―― 未だ見ぬ花

今回の最終目的地。ラストバトルの地でもあり。故に最終目的地にもってきたともいいますが。
上野駅から上野公園を抜け、ちょっと寄り道。…これが間違いのもとだった。
行こうとしていたのは、横山大観記念館。上野にあるとチェックしていたのでどうしても行きたかった場所。
問題は、上野公園を抜けるまでに、異様に時間がかかったこと。途中、公園内の東照宮に参拝。
後日ここに行った友人曰く。「朱印やってなかったんだよ。『ああ、あれやめちゃったんですよ』って」。気楽なお宮だ。
いや、四號はここでは御朱印頂いてません。時間がなかったんで。
この東照宮、小振りですが、国宝の品が「それでいいのか、おい」という感じで見れます。一見をすすめます。
上野公園内をふらふらと歩き(HP三分の一以下。行動力−36ぐらいだったと思われる)しかも不忍池まで通って。

結果。横山大観。行き損ねました【悲】。
あるべきはずの場所に、ない。時間がおしているので泣く泣くあきらめ、寛永寺方面へ。(後日、場所のチェックミスと判明)
そして、そこでもまた迷う。
住宅街の中をさまよい、ぜいぜい言いながら到着。しかし、また裏手から入っていたらしい。
参拝。このお寺が今回の中では一番「古株そうな」お寺でした。木造の古めかしい外見が重厚感1,5倍。
問題は御朱印。それを受け付けてくれそうな場所が見当たらない。
とりあえず、お寺の住職さんが住んでそうな所に強襲。入るといきなりセンサーが反応して仰天。アイヤ―。
「ファンシィダンス」に出てきそうなお坊さんに朱印帳を渡し、待つことしばし。
何やらお寺のパンフレットまで頂いてしまいました。…って、布教されている四號は神道学科(笑)。

ここで特筆すべきは灯篭。対柳生戦のとき、邪魔で邪魔で仕方なかったんです、この灯篭。
寛永寺に来る頃には、戦場マップが実際の場所とほぼ同じようなつくりになっていることはわかってたんですが。
この灯篭はインパクトがあったらしく、強烈に覚えてました。思わず写真を撮ってしまうほど(笑)。

で、あとは帰るだけ…のはずだったんですが。
案の定、また迷いました。次の目的地、鶯谷駅の方角がわからず右往左往。
そこへ通りがかった一人のおばちゃん。
「あんたどこ行くの」「いや、鶯谷まで…」「じゃあ方向一緒だから、途中までついてったげる」
ありがとう! ありがとう、見知らぬおばちゃん!!(四號心の声)
「寛永寺の帰りかい」「ええ」「鶯谷から帰るの?」「さっき上野から来たんで、次は」「混んでたでしょ」
ええ、とっても混んでましたよ。家族連れでフィーバー。(上記に同じ)
「結構あるでしょうに、歩いてくると」「横山大観の記念館に行くつもりだったんですよ」「ああ、あそこもいいとこねぇ」
――あったんかぁっ!!(四號心の叫び) 
…以上、二元中継でお送り致しました。

なんだ。東京の人はせちがらいっていうけど、親切じゃん、と思いつつ駅へ。
おばちゃんのおかげで好感度三割増しな寛永寺でした。

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3月25日・午後:歌舞伎町(夜)―― 雑踏

歌舞伎町は、やっぱり夜の顔が「表」の顔でしょう。
というわけで、歌舞伎町第二弾。

タイトルには3月25日と書いてますが、24日の晩もこのあたりうろついてました。
新宿中央公園のあたりでも書きましたが、ここで一晩明かしてます。ちなみにその晩の四號の怪しげな行動をば。

六時頃……新宿駅東口付近をうろつく。 八時頃……紀伊国屋書店で立ち読み。 九時頃……新宿中央公園にて休憩。
十時頃……歌舞伎町を徘徊。      十一時頃…区役所前のミスドで食事。 十二時頃…追い出される。
一時頃……二丁目を見ようと思い立つ。 一時半頃……二丁目に到着。     二時頃……オカマ言葉に違和感を覚える。
二時半頃…漫画喫茶でネットにふける。 六時頃……歌舞伎町を徘徊。     七時頃……吉野家で食事。

ものすごく行き当たりばったりなのがわかるこの行程。地図を開いてもらえれば無駄加減がさらによくわかるハズ。
移動中のほとんどは歌舞伎町内でした。時間がたてばたつほどあやしくなっていくのがわかって楽しいです。
言われている通り、外国人が多いです。黒人のにーさんにカラオケをしつこく誘われました。日本語うまいなぁという間違った感想。
同人系の店も結構あったような気が。(そのうちの一軒に行ったらしい)
この少し北に行ったところに「金王神社」という神社があるのですが、建て直し中らしく行けませんでした。覗いただけ。
今回そういうのが多いような…。

実際問題として、女が一人で歩くべき場所ではないと思います。一歩裏道に行けば何が起こるかしれたものじゃなし。
そういう雰囲気が楽しいという、四號のような人間じゃないかぎり、若いもんが一人で行く場所じゃないですね。
土地勘のある知り合いとかがいれば別ですが。
(四號の場合は、大阪のミナミで慣れたというのもあるかもしれない。こういう繁華街が好きな方だし)

歌舞伎町あたりで一番好きなのは、花園神社そばのゴールデン街。雰囲気が好きです。予算がもう少しあったら、
ここのあたりハシゴしてもよかったんだけどなぁ…。貧乏が悪いということで。
あと、そのそばにある「四季の道」。ここも雰囲気がなんか胡乱でおすすめです。

私見ですが、歌舞伎町も一丁目と二丁目で印象が違う気が。ネオンきらきらで派手な一丁目と、どこか沈んだ二丁目。
一丁目に飲食系の店が多いのに対して、二丁目がホテル街というのもあるんでしょうが。
きっと、村雨のテリトリーは一丁目メインなんだろうな…。(ホテル街というのは問題があるだろう、高校生)
一丁目の「談話室」という名の雀荘で見つけたのは「忍者」という台でした。最新型らしいです…。如月…?

とりあえず、こんなところに通ってる高校生たちの未来が心配になります。…好きだけどさ、こういうとこ。

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…以上、四號の駄文でお送りした、東京紀行文でした。
途中で口調が変わったりなんかしてますが、 まあそのあたりはご愛嬌ということで。
後日実習に向かった友人たちも、ほぼ同じルートをたどっていたようです。――何しに実習に行ってんだか。
まだまだ行きたい場所はあったんですが、諸事情によりカットされ、泣く泣くアウト。
王子稲荷…もう一回お台場も行きたかったのに…。(前回の東京行きは湾岸と六本木だった)
参考になるかどうかはあやしいような代物ですが、少しでも楽しんで頂ければ幸いです。

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