1日目 〜02年4月27日〜

『偽北へ。Again』。
一昨年に遊びに行ってとても楽しく好印象だった群馬県倉渕村へ
ゴールデンウィークを利用して今年も向かいます。
今年の目的は一昨年行こうとして行けなかった伊香保温泉です。
あの石段の温泉街に行ってみたいというのが冬弥の希望でした。
そして伊香保温泉・榛名湖とくれば当然、秋名の峠です。
といっても「秋名」というのは架空の地名です。
冬弥は今年はじめ頃くらいから、『頭文字D』にハマり
そしてアーケードゲームの『頭文字D ArcadeStage』にもハマり
その『頭文字D』の舞台の「秋名」が「榛名」をモデルにしている事を知り
もういちど榛名湖に行く機会があったらぜひとも
その峠に行ってみたい、見てみたいと思っていたのでした。
そして念願かなって、秋名のダウンヒル・ヒルクライムです。
といってもクルマを運転するのは冬弥ではなく
運転したくても冬弥は原付の免許しか持ってませんが…。
まぁ、それはともかく。
冬弥は、本旅行立案者のにじむーの住む横須賀まで向かい
8時待ち合わせでぴったりにじむーと合流、にじむーはレンタカーを借ります。
今回の我々の足となってくれるクルマはエスティマ。


ミッドシップ4WDですよ、たしか。
一昨年のハイエース グランドキャビンはとても車内が広く
ゆったり吸われてクルマ自体はかなりOKなクルマでしたが
カーナビがへちょい上にCDとの併用が不可という
ドライブにはかなり適さない内容だったので
今回の車種選びには乗り心地+その辺を重点に選びました。
予定通り、8時過ぎに横須賀を出発します。
朝のドライブも快適。今日は少し涼し目な気候に長袖を着てきましたが
思ったよりもよい天気に見舞われ、車内はさっそくぽかぽか。
他4名の集合場所である秋葉原へ予定通り到着します。
全員そろっていよいよ出発です。
が、なかなか首都高に乗る道に入りづらく
同じ場所をくるくる回りながら、それでも何とか首都高に乗り
さぁいよいよ目指せ、偽北の大地へ。
今回のドライブも渋滞らしい渋滞もほとんどなく順調です。
すぐに群馬県に入りました。
一昨年来た時には、クルマには興味なかったので
まったく気がつきませんでしたが
今年は周りに実に
ソレっぽいクルマがたくさんいるのがわかります。
インターで高速を降りて倉渕村の今回もお世話になる
「はまゆう山荘」までたどり着くあいだに
走り屋さん仕様のクルマをたくさん目にできました。
高速を降りてからも道は空いていて、実に順調ですが
我々には「はまゆう山荘」につくまでの行程で一つ目的がありました。
それは一昨年ここを訪れた時に発見した、怪しい看板
偽ミッキーマウスの看板を再び拝むことでした。
あのときはあまりのことに写真に収めることもできなかったのですが
いま一度あのご尊顔を拝謁し、なんとしても写真に収めようとしていました。
大体どんなところにあったかを、みんなのおぼろげな記憶で総合したところ
町中の信号のある交差点の左側ということで
みんなの全神経を左側に集中。
しかし一昨年とは「はまゆう山荘」へたどる道筋が違っていました。
とある交差点を過ぎたとき、PUUちゃんが一人気がつき
「さっき右に曲がった交差点の左側がきっとそうだ」とのこと。
一昨年はその交差点を、その左側から直進してきたのでした。
なので結果偽ミッキーの看板を通り過ぎる形になってしまい
結局、「はまゆう山荘」に到着してしまいます。
「はまゆう山荘」にはまだ桜が咲いてました。というか満開。
と、いってもここに来てしまって、さてどうすることもできず
これから今日の観光をどうするか協議の結果
「まずは偽ミッキーを拝む」に即決定
もと来た道を戻ります。
下り坂なのでそれりにはスピードは出ます。
もちろんにじむーは安全運転ですが、対向車がそうとは限りません。
こちらがアクセルを開けた時、対向車が突然右折してきました。
ナビシートにいた冬弥はその対向車のボンネットについているマークと
ドライビングシートに座っている人を見て思わず叫びました。
「高齢シャー!!」
その対向車のおじいちゃんが文字通り口をOの字にあけて
息を飲みながらこちらを見ている顔が焼きついて離れません。
何とかおじいさんをやり過ごします。
さすが、秋名は一般ドライバーにもスリルを強要します
(本気にしないように)
さて、目的の交差点へ差し掛かりました。
今度は全神経を右側に集中です。するとすぐにも
なにやら
白雪姫の七人の小人らしき看板が見えてきました。

みんなその時思ったでしょう。
「あの看板の裏側がきっとアレだ!」と。
そして振り返りその看板の裏側を見たとき
「キタ━━━(゚∀゚)━━━!!」

みんなは叫んびました!いた、いました。偽ミッキーです!!
すぐさま近くのコンビニに車を止めカメラを片手に走ります。
おお、会いたかったよ、偽ミッキー!!
偽ミッキーを写真に収め、まずはステージ1ミッションコンプリートです。
既に
もう家に帰ってもいいという気分になってる人もいましたが
このあとは榛名湖へ向かうことになました。
ですが、設定をめんどくさがってナビをつかわないで
ナビシートに座った冬弥のヘナチョコナビゲーションのおかげで
曲がる場所を間違えて、くるっと一周
偽ミッキーの前の交差点まで帰ってきてしまいました。
その時、やはり車線を無視する人が多いのか
たて看板の
「はみだすな」を見て
「はみだせ!君もタイガーだ!」が車内でしばらく流行りました。
同じ頃、てっちゃんがもってきたキン肉マンのキャラクターソングCDも
車内でかなりウケていました。紳士旋風、ジェントルハリケーン。
そして、正しい道で山を登り
無事、一昨年スゴい蕎麦を食べさせられた「びくや」を通り過ぎ
榛名湖につく頃には
冬弥は実は車に酔っていました。
いや〜、秋名のダウンヒル行きたいとか言ってる人間が
真っ先に車に酔うとはかっこ悪い。
榛名湖で車をとめて休憩します。「なつきはねー」。

そして一昨年しいたけ茶が売っていたお土産屋さんでちょっぴり遅めの昼食です。
ここのお店で
「頭文字Dクッキー」
「頭文字プチシュー」が売っていたのですが
後々伊香保温泉でも買えるだろうと思っていたので
このときは買わず失敗することに。
榛名湖でしか売ってないんですね、頭文字D関係のお土産って。
昼食を食べて表に出てくると
三輪車にこいのぼりをくくりつけて疾走している子供の姿が!

もう来ねぇよヽ(`Д´;)ノウワァン
これはもう写真に撮るしか!

その姿に笑いを堪えられずにいると
その子がピタッと三輪車を止めてこちらをキッと睨み
「今笑っただろ、笑うな!」と我々を一喝します。
彼は将来、秋名を代表するダウンヒラーになるかもしれない。
さて、榛名湖に来て何をするわけでもなく
これからどうしようかと考え、また榛名山にロープウェイで
上って下りてくるだけではさすがにつまらないので
なし崩し的に榛名湖一周ぷらぷら散歩コースになりました。

実にまったりした時間を過ごします。歩いてお散歩もたまにはいいでしょう。
しかしナチュラルクラッシャーのコーチが
榛名の自然を破壊しています。
コーチの手から自然を守れ、ライジング徹也!(命令形)
のんびりぷらぷら榛名湖を一周して
その日はもう「はまゆう山荘」に帰ることにします。
今年もお世話になります。
今回泊まった部屋は改築されたというロフトのある部屋。
正直、一昨年来た時の印象なら改築する必要なんてどこにもない
そもそもほぼ新築な綺麗な建物と思ってたんですが、やはり綺麗な建物です。
それをなお改築してロフトのある部屋を作ったんですから大したものです。
入ってびっくり、いや真新しいので当たり前ですがとても綺麗。

格安でいい部屋に泊まれたもんです。ビバ、「はまゆう山荘」。
さて、部屋に入って荷物を置いたら間髪いれずに
バーベキューです。
一昨年とても楽しかった、今年もバーベキューを楽しみます。
今年も火の番は冬弥。しかし、なかなかうまくいきません。
片方のかまどにはちゃんと炭に火がついたのに
もう片方はなかなかうまくいきません。
炭に火がつこうかという頃にはバーベキューは終わり近づいていました
でもバーベキューはやってて楽しいですね、ホントに。


シメは
徹也オイル徹也ソースをたっぷり使った焼きそばで。

美味しかった。楽しかった。るんらら〜、よかったね〜。

さて、部屋に帰っていよいよまったりタイム…にはまだ早いようです。
一昨年も持ち込んだ
サンバDEアミーゴ。
それにプラスして今年は
スペースチャンネル5。
「サンバ+スペチャン5で汗をかいた後温泉でスッキリする」計画

を今年も実行します。

コーチのデジカメは1分間の動画も撮影できるので
試しにサンバをプレイしている2人を撮ってみることにします。
しかし実際にマラカスを持ってサンバのリズムを刻んでいる2人より
後ろで2人のプレイを見ながら踊っている人のほうが
見ていてはるかに面白いです。
特に冬弥とてっちやんがプレイしている後ろで
にじむー、かるちやん、PUUちやんの3人が
三者三様に踊っている姿がたまらなく笑えます。お見せできず残念。
そして一汗かいて一っ風呂。温泉ですよ。
ここの温泉は人工で引っ張ってきてる湯ですが
浴場は綺麗で広くていいです。
サンバのあとですからまた格別。
温泉の後、いよいよまったりタイム。しばらくはリーフファイトしたり
PSoneでストZERO3、AVG2などしたりしてました。
もう遅くなり2時半ごろそろそろ就寝タイムです。
ですが、冬弥はみんなが寝静まる直前に
もう一度、一人で風呂に入りに行きました。
いやー、広い風呂に一人きりぷっかり浮かぶ。
そのあと出てきてロビーのリラクゼーションチェアーに座って
マッサージを受けているうちに疲れてもいたし時間も時間だし
ウトウト寝てしまってはっと気がついて
部屋に戻った時には四時半過ぎていました。
部屋に帰って布団にもぐりこみ
「あ、詩織がいねぇ…」とボケつつ今日という日は終わります。

2日目に進む
戻る