海外移住情報 アルバニア現地事情編 Republic of Albania 査証編 |
○外国投資 アルバニア政府は外国人の投資促進のため、新たに外国投資庁を設置。EU加盟を将来的に実現 するための開放政策を推進しています。 ○不動産取得 外国人の土地取得は、個人名義で自由に購入でき、制限はありません。但し、政府所有の土地 を購入する場合には、投資額が土地価格の3倍以上あることが必要。外国人が土地所有できるこ とを、アルバニア政府は投資促進のメリットとして掲げ、政府への信頼感の表れとしています。 ○通貨 1LEK=約1円。お札は5000、1000、500、200、100の5種類。コインは50、20、10、5、1など。 ○鉄道路線 アルバニア鉄道は、モンテネグロ国境に近いスクダリ湖のシュコーダルからドゥルスを経てブロー ラまでを結ぶ海岸路線とドゥルス、ティラナ、エルバサンを結ぶ内陸路線があります。料金は安く ドゥルス〜ティラナの場合は約50円。しかし一日数本であるために利用者は少なく、バス利用が 一般的。ゆっくり走るので時間もバスの約2倍はかかります。 ■車内泥棒との遭遇 ティラナからエルバサンへの鉄道に乗車。車内のシートは穴ぼこだらけ。人の良さそうな家族と同 室となり子供と遊びながら過ごしていると、怪しい人物が通路をウロウロ。こちらの様子をうかがっ ている感じで、同室家族も怪訝な表情。やがて家族が下車するのと入れ替わりに、怪しい夫婦が 部屋に入ってきました。話しかけてきても言葉が分からないふりをして何とかやり過ごすと、通路 を通った車掌に目で合図。すると数分後に私服の保安係がやってきていっしょに車掌室へ。 「あいつらは泥棒だ。この列車には他にも泥棒グループが乗つているから到着するまでここにいな さい。外国人は狙われるからな」といって保安係は車掌室を出ていったものの、数分すると戻って きて手招き。ついていくと、そこは女性グループがいる部屋。「日本人を連れてきたぞ」と、女性達 の中に入り楽しそうに喋り始め、「どの娘が好み? 皆、アルバニア美人ばかりだろ?」 そんな話しで盛り上がっていると、車掌もやってきて話に参加。やっと終着駅のエルバサンに着く とあたりは暗闇。郊外駅なので到着時間に合わせてローカルバスが待機。帰宅する車掌と保安 係と一緒にバスに乗り込み、街の中心部へ。ちなみにこの保安係、アルバニア人には珍しく英語 を話し、俳優のジャン・レノにそっくり。 ○アルバニアの景勝地 アルバニアで最も美しい風景と言われているのがイオニアの海岸エリア。VloraからSarandaま では「花々が咲き誇るアルバニアのリビエラ」とも呼ばれ、対岸にはアドリア海を挟んで南イタリ アが臨めます。またモンテネグロ国境近くにあるスクダリ湖のシュコーダルも人気。 ○緑の街・エルバサン エルバサンはドイツ人が設計し、アルバニアで3番目に大きな街。緑が多くとても分かりやすい 街。 英語は通じにくいものの、多くの人がイタリア語を話すために、イタリア語の知識が少しあ れば楽しさ倍増すること間違いありません。また、「ヤポネ、ヤポネ」(日本人)と誰もが歓迎して くれるばかりか、南イタリアなみの陽気でフレンドリーな土地柄はとても快適。外国人ツーリスト が訪れることが少ないのも魅力のひとつ。ちなみに現地の人の口から「広島・長崎・東京」といっ た3点セットの地名が何度もとびだし、アメリカに原爆を落とされた日本が親アメリカ路線をとっ ているのがとても不思議とか。 ■ホテル事情 街にあるのは数軒のホテルのみで、どこも料金は大差ありません。 一泊シングル15ユーロまた は20ドル(トイレ・シャワー・朝食付)。ちなみに街のど真ん中に位置、町一番の高層建物・ホテ ルSKAMPA(スカンパ)は水が出なくなって文句を言うと、高いツインルームに変えてくれたもの のヒーターが壊れていました。「イタリア語はできるんだけど」と話すフロントの女性は英語不可。 ○港町ドゥルス 南イタリアのバーリと海路でつながり、アルバニアマフィアや密貿易や人身売買の拠点ともい われ、旧市街はゴミゴミと密集気味。 旧市街から20分ほど歩くとアドリア海が見渡せる新市街・ 海浜地区。近代的なビルも建てられ整備が進んでいる様子。広場では野外遊園地で遊ぶ家族 やベンチでくつろぐ老人達でたちでいっぱい。また市街地から海浜地区と反対方向にバスで10 分ほど行くと、あまりきれいとはいえない黒砂のリゾートエリア。トーチカと呼ばれる伝統的宿泊 施設は姿を消し、高そうなホテルの建設ラッシュ。 ○首都ティラナ 毎日全土で数回停電する様子は首都も同じ。発電機を持たない店は開店休業状態。街を歩くと 「チーノ、チーノ」(中国人)と呼ばれ、「ヤポネ」(日本人)と言い返すと途端におとなしくなりますが、 印象はあまり良くありません。中央広場周辺には遊戯施設やオペラ座、色鮮やかな住宅などが 建ち並んでいます。 駅前のミニホテルの料金は30ユーロ、中規模ホテルは40ユーロと安くはあ りません。街の中心から外れると15ユーロ程度の宿もあります。利用者の少ないティラナ駅の隣 にはバスが集まる広場があります。 |
■日本公館 日本国大使館は未設置。 在イタリア日本国大使館が兼務。 ■航空会社 アルバニア航空 ■空港 ティラナのマザーテレサ空港は国際線のみ。 市内から車で1時間程度の郊外にあります。 ■情報サイト Alba Find |
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