海外移住情報


アルバニア査証編
Republic of Albania

現地事情編






○査証免除

日本人の短期滞在は査証不要。初回の滞在許可は30日間。イミグレーションポリスにて手続きを
行えば最長90日間まで延長可能。滞在期間は最初の入国から180日内に90日までに限られます。
アルバニア大使館

○移民局
■アルバニア移民局(イミグレーションポリス)

Border and Migration Police(Sector for Handling Foreigners and Migration)
tel (04)226801、226932、228206
移民局は内務省・アルバニア警察が管轄。各種滞在手続きは居住地を管轄する警察のPolice
Commissariat(警察人民委員会)にて行います。

○査証関連機関
アルバニア外務省
アルバニア内務省
アルバニア警察


○滞在許可証
90日を超える滞在は、内務省にて滞在許可証の申請取得が必要。滞在理由を明確にすること
が求められます。滞在許可期間は原則的に1年毎の更新。手続きは居住地の警察で行います。
通常、約3ケ月以内で発給。また審査結果が出るまでは、滞在許可期限が過ぎても合法的滞
在とみなされます。
<必要書類>
◆バスポートとコピー
◆無犯罪証明書。
◆住居証明(賃貸住宅契約書など)
◆翻訳された戸籍謄本(家族同伴の場合)
◆写真2枚
◆銀行預金などの財政証明、招聘状など生活資金の出処証明
◆滞在目的を証明する書類
<更新>
更新には所持する滞在許可証のコピー、生活資金証明、更新理由証明、写真が必要。

○婚姻用滞在許可証
アルバニア市民の配偶者とその子供用の滞在許可証。申請には婚姻および家族関係を証明
する書類が必要です。

○入出国税
■入国税

2009年3月より日本人は入国税無料。他の指定国は10〜30ユーロの入国税が必要。
■出国税
出国時に1,000レク(現地通貨)の出国税を支払う必要があります。

○外貨申告
1万ドル相当額以上の外貨持ち込みには申告が必要。

○出入国法規違反の罰金
内容により1万〜20万レクの罰金が徴収。



陸路国境


○マケドニア国境

マケドニア・オフリドとアルバニア・ドゥルスとを古代ローマ街道「イグナツィオ街道」が結んでい
ます。国境周辺はアルバニア武装組織の支配エリアとなっているため状況により注意が必要。
マケドニア側国境はこちら
<越境>
マケドニアの国境通過後、5分ほどオフリド湖を見ながら歩くとアルバニア国境。国境ゲートは
粗末な施設。入国書類の記入は不要。入国審査時に入国税10ユーロ、または13ドル支払うと、
手書の受領書が渡されます。

<国境からのアクセス>
国境にはバスが無いので、ゲートに待機しているタクシーに乗るかヒッチハイク。タクシーは
近くのPogradec(ポローチェ)という小さな街の入り口まで5ユーロ、または7ドル。約15分。
国境に両替所はなく、タクシー運転手がアルバニア通貨(LEK)の両替を持ちかけてきます。
レートが悪いので必要最低限の両替をすると、近くを走っている目的地までのミニバスを止
めてくれます。ミニバス料金はポローチェからエルバサンまでが300LEK(約300円/4時間)、
首都のティラナまでは500LEK・6時間。ちなみに国境タクシーは特別な許可を得て営業してい
るらしく、儲かる商売。

○モンテネグロ国境
国境近くの観光地シュコダ(Shkoder)から国境の街・ハンホーティまでは乗り合いタクシー(5
ユーロ)、または路線バス(200L)。国境辺りにはなにもなく、モンテネグロ側国境からはタク
シー利用のみ。

○ギリシャ国境
ギリシャ側国境はカカビア(Kakavija)。ギリシャ各地からバスで行くことができます。アルバ
ニア側の国境には乗り合いタクシーが待機。ギロカストラ(Gjirokaster)へは10ユーロ。

○その他
アドリア海沿岸の街・ドゥルスと南イタリアのバーリとの間には国際フェリーが就航。南イタリ
アからアルバニア、マケドニア、そしてブルガリアを抜けて黒海へ行くこのルートは「回廊8」
とも呼ばれています。

○アルバニア・マフィアと武装組織
悪名高いアルバニア・マフィアとゲリラ活動を行なうアルバニア武装組織は表裏一体。政治
的立場からアメリカが武装組織に資金や武器を供給。この武器や資金は全てマフィアに還
流しているため、麻薬や人身売買・密輸など、マフィアの勢力はますます拡大の一途。アメ
リカが武装組織を支援しているこで、アルバニア市民のアメリカ感情はあまり良くありません。
また モンテネグロ国境、コソボと国境を接する北部地域は、アルバニアマフィアの支配地域。
武器や麻薬取引が横行し、イタリア軍などのNATO軍が警戒取り締まり中。