海外移住情報 中国・現地事情編 People's Republic of China 査証編 |
就職関連 |
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○日系企業の就職環境 安い労働力と生産環境を求めて、日系企業の進出が相次ぐ中国では、日本人の就職環境は世界で 最も良好。背景には、日本企業を誘致したい中国政府によって、「日系企業が求めれば、日本人従業 員の就労査証発給を原則的に制限しない」という施策が実施されていることがあります。 また一方では、その交換条件として、日本で不法就労する中国人の摘発に手心を加えるように中国政 府が日本政府に要請しているともいわれています。いずれにしても、ピーク時は日本人であれば就職 できたほど。語学留学しそのまま就職する日本人も増加。HSK6級以上の中国語能力が必要な場合 もあります。 <日本人給与水準> 日系企業・現地採用日本人の月額給与は8000〜3万元と会社や職務内容などによって様々。30歳前 後の平均は1万5千〜2万元。 <ローカル給与水準と法定最低賃金> 給与は都市によって大きく異なるのが実情。都市と地方との格差も大きく、貧富の差が拡大していま す。発展都市で働く市民の年収は深セン市が最も高く2万6千元。北京市2万4千元、上海市の2万2千 元を上回っています。また法定最低賃金は、中国主要地方政府の中で、最も法定月額最低賃金が高 いのは上海市の635元。最も低いのは陝西省の320元。最高・最低の格差は約2倍。 ○社会保険加入 2011年より外国人就業者は中国の社会保険加入が義務付けられているものの、全国統一されていま せん。実施されているのは蘇州市など一部の社会保障局のみ。 ○IT関連企業、コールセンターの大連進出と雇用状況 2003年からIT関連企業の進出が増え始め、よく知られているのはライブドア、デルコンピュータージャ パンなど。日本向けコールセンターの集積地としても注目されるようになり、多くの日本人従業員が働 いています。2004年時点で日本人オペレーターは約500人。給与相場は年俸制で5万元(約80万円) 前後〜。月にすると5〜7万円がオペレーターの給与相場で、家賃15000円ほどの部屋に住む場合が 一般的。他の産業に比べると給与がかなり安く抑えられている傾向にあります。 <大連コールセンターの実情> コールセンターの進出開始から10年ほど経た2012年、東京など大都市圏ではコールセンター要員の 募集は活発。特徴のひとつは日本語だけで仕事や生活ができること。このため多くの若者が大連に 渡航しているものの、日本語堪能な現地中国人を雇用するケースも増加し、日本人雇用環境は変わ りつつあります。ちなみにコールセンター業務の大連進出の目的は人件費の抑制。中にはインドのIT 関連会社が日本のコールセンター業務を受託し日本人を雇用しているケースもあります。 <大連のIT産業> 大連は中国を代表するソフトウェア産業模範都市。日本・欧米・中国のIT関係の会社が多く集積する ことでも知られています。 大連ソフトウェアパーク 大連ハイテクゾーン ○日系人材エージェント ○中国求人情報サイト かもめ中国転職 中国人材ステーション Daijob China (中国・香港・台湾) 深セン清華国際技術転移中心 上海インパク SCOUT <求人情報掲載の情報サイト> 参照/情報サイトページ ○語学資格 HSK(漢語水平考試) 日本事務局 政府教育部による言語能力認定試験。日本での試験も実施。 |
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ビジネス関連 |
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○ビジネス関連情報サイト エクスプロア上海 上海のビジネス情報や生活情報などが充実。求人情報も掲載。 CHINA WORK チェイス・チャイナ <ネットショップ> アリババ タオバオ ○華僑と華人 インド商人・ユダヤ商人と並ぶ世界三大商人のひとつ。海外に新天地を求める華僑のルーツは1840年 代のアヘン戦争時と中国が共産党化した1949年前後。華僑が成功した理由は血縁・地縁関係による 絆の強さとシンジケート化された組織力。組織的に事業資金を貸し付け、自立できるようにサポートす ることが掟とされ、その結束力の強さがチャイナタウンをはじめとする隆盛の源といわれています。 ちなみに華僑は中国国籍のまま海外定住している人を呼び、世界の華僑人口は約4000万人。また現 地国籍を取得した人は華人と呼ばれています。また世界各地には中国から安い労働力として連れてこ られた人の子孫が多く住んでいます。 <在日関連機関> 東京華僑総会 ○経済・投資環境 ■世界第3位の貿易大国に/2004年 2004年の貿易総額が前年比30%増加し、初めて1兆ドルを突破。これによって中国は世界第3位の貿易 大国へと変貌。 ■上海/2004年 上海市の2004年GDP実質成長率は約14%。13年連続の2ケタ成長となり、中国で最も物価が高い経 済都市として定着。しかし、その実態はバブル経済ともいわれ、数年後には崩壊する可能性も指摘され ています。また上海市政府は2006年9月より、月額法定最低賃金を750元に引き上げ、近くの広州市よ りも実質的に約2割高い環境。企業が支払う最低社会保険料も年々増加。 ■大連/2000年 大連は戦時中の満州国だった関係で日本とのつながりが深く、日本進出企業も多い発展都市。 日本の森ビルが日本企業向けオフィスビルを開発したり、阪急百貨店が大規模な地下街を開発するな ど発展の一途をたどるものの日本人を対象にした飲食店などは繁盛していないのが現実。他の国に生 活する日本人と違い、あまり外に出歩いたり遊んだりはしないのがその理由とか。中国南方と違い、か なり落ち着いた感じの街を見るとそれも分かるような気もします。現地には「大連ウォーカー」という日本 語情報誌があり、これを読むだけで大連の日本人状況はすぐに掌握できます。中国進出のための会社 設立業務や滞在相談も行なっています。また大連では西洋化スタイルは人気がなく、ある日本人が査 証取得に苦労しながらもおしゃれなイタリアンレストランを作りましたが、中国人の来店はほぼ皆無。 UCCの喫茶店もありますが、コーヒーを注文する人は少ないようです。ちなみにUCCはオフィスコーヒー の需要を見込んで進出したようですが、大失敗。喫茶店は日本人の憩の場に。 ○公安局のコネ 公安関係のコネクションがあれば査証要件が緩和されたり、開業関係の許認可に影響を及ぼすのも 事実です。これを逆手にとり、「公安関係者を紹介する」という手口で詐欺行為を行なう日本人もいま すので注意が必要。大連では、日本人の貿易関係者が飲食店開業希望者に対して、公安関係者の 紹介料100万円、店の名義は知人の中国人になどという条件を出していました・・・。 ○日系企業経営者を対象にした大学講座 2004年、中国に進出している企業経営者などを対象にした日本経済貿易経営修士課程が開設。政府 高官や中国経済関係者が講義するのでコネ作りには最適という声も。土日を利用した集中形式。2年 制で、修了者には修士号が授与。 中国・対外経済貿易大学 ○アパレル横流し事情 現在中国には日本のメーカーをはじめ世界の一流ブランドの生産工場が進出。このため工場の横流し 商品が大都市以外の地方にも流出。小さなブティックでも売られていて、横流しだけに全部本物。 日本や先進国で2万円以上の商品が高くても1000円程度で購入できます。メーカーの人に聞いてみる と現地生産コストは定価の5%以下が目安とか・・・。 |
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不動産関連 |
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○不動産取得 土地の所有権は国家に帰属しているため、外国人および外国企業の土地所有は認められません。 但し借地など土地の使用権は認められます。またコンドミニアムなどユニット住宅は許可が得られる 場合のみ購入可能。 ○賃貸不動産契約 都市によって異なりますが、基本的に家賃数ケ月分の保証金が必要。不動産会社の斡旋手数料は 家賃の半月分 ○住宅事情 外国人は原則的に外国人料金が設定された「外国人用マンション」に住まなければならないことにな っていますが、都市によっては、また公安局の許可を得れば、安い中国人用住宅に住める場合もあ ります。また外国人用賃貸マンションは高く、月千ドル前後の家賃も珍しくありませんが、250ドル前 後で見つかる場合もあります。 ○上海不動産環境 上海の不動産高騰は続き、マンションは30%の上昇、土地は50%の上昇。あまりの上昇に中国政 府は不動産投資の制限を実施。2011年10月、バブル崩壊が予測されていてもなかなかその気配が なかった上海の土地価格が下がり、建築中の高層マンションの値下がりによって購入した人が騒ぎ 出すという事態に発展。不動産価格の下落に歯止めがかからない状況にもなっています。 ■バブル再燃 2016年、上海市の新築住宅は購入制限を導入した2011年と比較して約93%上昇。人気エリアでは 3倍にもなっていることから不動産バブル再燃が危惧されています。 ○日系不動産会社
○中国人の日本不動産投資ブーム 2010年頃より富裕中国人の日本不動産投資が過熱。東京都心ばかりか、富士山が見える箱根の リゾート地、オーストラリア人に代わって中国人が主役となっている北海道のニセコ、などなど。 中には1億円を超える超高級物件を現金一括で購入する猛者もいるらしい。中国では不動産は国 有地。利用権の売買という形となるため、完全保有できる海外の不動産を購入して資産の保全を 図る必要性があることが背景にあります。 |
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宿泊関連 |
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○日本人経営の宿 Walk inn 青島にある日本民宿風ホテル。宿泊者はほとんど日本人。 老寨山旅館 桂林の小さな村、興坪にあるアットホームな宿。 シムスコージーガーデンホステル 成都の格安ゲストハウス。日本人バックパッカーが創設。2010年より経営者がチェンジ。 ○ユースホステル 中国ユースホステル協会 ■北京 ディスカバリーユースホステル ◆他に青年之家旅館、北京東方晨光青年旅館、北京工体国際青年旅舍、北京兆龍青年旅舎、 遠東国際青年旅舎、飛鷹国際青年旅舍、鳳龍国際青年旅舍、北京実佳国際青年旅舍など。 ■上海 浦江飯店 Astor House Hotel ドミ55元 個室300〜350元 ■広州各都市 ◆広州YH ドミ50〜85元. 020-8666-6889 ◆深センYH 60〜90元.0755-6949445 ◆江門YH ドミ30〜80元 個室230〜280元0750-3271388 ◆珠海YH 60元.0756-3332038 ◆七星YH 38〜58元.0758-2226688 ◆県湖山YH 30〜58元.0758-2621668 ■成都 ◆龍堂国際青年旅舎(Dragon Town Backpackers GH) シングル60元、ツイン120元 成都寛巷子27 tel 028- 8664-8408 ○定番安宿 ■北京 ◆京華飯店 ドミ25元〜、ツイン220元〜。パッカーの定番宿。北京市永定門外西羅園南里 tel 6722-2211 ◆中国社会科学院研究生院留学生宿舎 空室時のみ一般宿泊可。60元〜。場所は不便。北京市朝陽区望京中環南路1号 tel 6435-7760 ■青島 ◆青島海洋大学の構内招待所 一般旅行者の宿泊も可能で、一泊60元。 ■敦煌 ◆飛天賓館 日本人が集まる宿。ドミトリー20元。甘粛省敦煌市沙州鎮鳴山路22号 tel 0937-8822337 |
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情報・生活関連 |
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○中国情報サイト一覧 日本公館、日本人会、日本人学校、関連機関、日本語メディア、情報サイト、語学・学校、観光局、 政府機関、地方政府、マスコミ、交通事情、交通機関、格安航空券、その他。 ○在留邦人 在外公館に在留届を提出している日本人(永住者を除いた長期滞在者)の数は、2000年は5万人に 満たなかったものの、2005年は11万人を超え、5年間で2倍以上に増加。 <2003年/都市別在留邦人> 上海の在留邦人は24000人。5年間で4倍に増え、世界最大の日本人コミュニティを形成する勢い。 次いで多いのが北京・7600人、蘇州3100人、深セン・大連・各2400人、広州1500人。 <2003年/在留邦人実数> 在外公館に在留届を提出していない人を含めると、各地に長期滞在する日本人は、上海8万人、北 京4万人、華南5万人、香港5万人、大連1万人といわれています。 ○旅コラム もうひとつの生き方、日本を離れて 中国、大連の国家安全局員 ○日系医療施設 財団法人・海外邦人医療基金による設置。 <大連> 大連市中心医院内・日本人医療相談室 <北京> 北京協和医院内・日本人健診センター ○中国留学の学生寮 学生寮は大学によって設備や料金はさまざまなものの、通常は安くても一通り設備は整っています。 寮費は相部屋一泊5ドル前後、個室10ドル前後。ちなみに、西安外国語大学の学生寮は2人部屋 一人利用で一泊8ドル、NHKの国際テレビが見られ、部屋には直通電話。昆明の云南大学の学生 寮はバスタブ付きの広い部屋、食堂施設付き。洗濯もたのめます。 ○銀行口座開設 中国の銀行口座は、都市や銀行によっても多少異なりますが、原則的に旅行者でも口座開設でき、 ATM用キャッシュカードも発行されます。必要書類はパスポートのみ。但し現地住所の記入が必要 ですが、銀行によっては日本の住所でもいい場合もあります。また円やドルでの預金も可能なもの の、引き出しは人民元に限定されるのが一般的です。 中国銀行 Bank of China ○運転免許の書き換え 日本の運転免許証はを中国の免許証に書き換えすることができます。 手続きは車両管理所外事科の申請窓口へ出向き、必要書類を提出すると共に筆記試験を受けます。 受験料は50元、100問中90問正解で合格。尚、コンピューター方式で試験実施される場合は日本語 の選択も可能。免許証は合格発表時に即日交付、手数料10元。尚、運転歴が3年未満の場合は実 地試験を受ける必要があります。 <必要書類> ・健康診断書(車両管理所外事科・指定様式) ・日本の運転免許証のコピーと翻訳したもの(個人や民間サービスの翻訳も認められます) ・パスポート、写真4枚 ○通信事情 外国人が携帯電話に加入する場合は中国人の保証人などが必要。費用は加入料、電話機込みで 約3000元。またインターネットのADSL料金目安は初期費用900元、使い放題で月300元。 <三大通信事業会社> 中国電信(China Telecom) 中国移動通信(China Mobile) 中国網絡通信(China NetCom) ○郵便 中国EMS郵便 ○消費税 標準消費税は17%、食料品の消費税も同一の17% |
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滞在地関連 |
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○開放エリアと未開放エリア 中国には、外国人が自由に入れる「開放エリア」と、当局許可が必要な「非開放エリア地区」があり ます。非開放エリアに行く場合は、事前に公安局で外国人旅行証(有料パーミット)の取得が必要。 非開放エリアの代表例はギャンツェやサムイェなど。また非開放エリアでの外国人の宿泊は可能な ものの、宿にて外国人登録用紙の記入提出が必要。 <大連の未開放エリア> 大連の旅順(大連市旅順口区)中心地域は未開放。見つかると公安警察から罰金を徴収されます。 また旅順区内で外国人が宿泊できるのは、基本的に「新紀元大酒店」のみ。 ○北朝鮮との国境の街・丹東 北朝鮮との交易で賑わう街。観光客用の遊覧船も運行される鴨緑江の向こう側は北朝鮮。大連か ら鉄道で約6時間。 ○チベットへの拠点・成都 成都は他の大都市より物価が安め。経済発展の中にあってもレトロな雰囲気も多くのんびりした街。 ○シルクロードの玄関口・西安 かつてのシルクロード交易の東の玄関口。このため西安・西地区には白い帽子をかぶったイスラム 教徒が多く、羊肉を使ったシシカパブなどの料理が食されています。 ○貴州の苗族は日本人のルーツ ? 貴州省は中国の西南地区。数多くの少数民族村が点在し、民族の約半数が貴州で暮らす苗(ミャ オ)族は日本人のルーツともいわれています。その理由は、もち米、納豆、麹による酒造、漆塗り、 棚田、絹の生産など生活文化様式が日本と似ているため。少数民族が多い凱里へは昆明から鉄 道またはバスで行くことができます。貴州省の省都・貴陽から凱里へは車で約3時間。 ○バックパッカーに人気の大理.麗江 近代化をめざす中国とは別の顔の中国を知りたい方は雲南省の大理と麗江がお奨め。バンコクま たは日本から昆明、そしてミニバスで大理へ。バックパッカー人気度の上位に位置するこの町も有 名観光地化によって変わりつつあります。招待所とよばれる格安の外国人向け宿泊施設(5ドル程 度)が何軒かあるのも人気の理由ですが、観光客対象の店が出来ては潰れるといった状況。 また大理に近く、長い歴史がそのまま息づく街・麗江は大理と並ぶ人気の滞在地。世界遺産にも 登録され、温和で優しい少数民族「ナシ族」と四合院という雲南の伝統建築家屋に囲まれながら、 つい長居をしてしまう居心地の良い街。安いゲストハウスも多く、2ドル程度から見つけることができ ます。食事も美味しくのんびり過ごすには格好の滞在地。 ■麗江からの便り 雲南省麗江(リージャン)という街は人が思ったより親切で快適。物価はとくに食事が安く、種類も 多くておいしいです。例えば、日本人4人でご飯・スープ・炒めもの4品で1人110円ほど。ラーメンは 安い上に頼んでから麺を打つので大変贅沢な気持ち。街を走る車も他のアジアと違い、フォルクス ワーゲン・FIATなどヨーロッパ車が多くて(もちろん中国製造)一味違います。 ■麗江の日本人宿・古城青年旅館 新市街の入り口にある日本人の利用者が多い宿。宿泊料金は15〜25元。カフェ併設。 新華街双石段61 tel 5188611 ○バックパッカー新聖地<西双版納/シーサンパンナ> 古くからのパッカー聖地・大理に加え、最近バックパッカーが押しかけているのが少数民族・タイ族 の住む自治州・西双版納。中心の町<景洪/ジンホン>には昆明から飛行機(40分/520元)、ま たは1時間毎に出ている寝台バスで20時間前後(120〜160元)。タイ族はその名の通りタイ系民 族だけにタイにいるような感覚になるのがその人気の理由。パッカー向けの安宿もあって、景徳東 路の妹妹カフェは日本人の溜まり場、情報交換の場に。近くのメコンカフェでは日本語対応のイン ターネットが1時間5元。メコンカフェなどのツーリストカフェ周辺は治安も良く快適な滞在が可能。 また近郊の村<モンフン>にはいくつもの少数民族が集まる市場があり、民族衣装やいろんな商 品は熱帯アジアの極彩色。ここは中国というより東南アジア、国境を越えラオスへも入れます。 ちなみにタイ族の住居は東南アジア式の高床式バンブーハウス。 <西双版納のホテル事情> 景洪は宿が豊富で高級ホテル並みの設備の雲大賓館はツインルームが120元で人気。日本人御 用達のパッカー向けホテルは版納賓館(ドミ30元)とラオス領事館・ミャンマー領事館も入っている 茶花賓館(ドミ30元)。メコンカフェにも近い版納酒店(tel 0691-2132052)はテレビ・バスタブ・アメ ニティ付・電話付とビジネス級の豪華設備でシングル50元。アットホーム派はタイ寺院のような建 物のパイ・ゲストハウス(ドミ15元、シングル30元)の利用が多いです。 ○雲南の入り口・昆明の旅行人街 駅前の長距離バス乗り場近くの北京路は外国人旅行者が立ち寄るカフェや宿が建ち並び、英語も 通じる快適エリア。同時にスリや引ったくりなどの多発地帯でもあるのでご注意を。昆明駅周辺の パッカー向けホテルは昆湖飯店(ドミ25元)と四海招待所(ドミ10元、シングル30元)が有名です。 また人気のエリアは雲南大学裏手の文化巷。カフェや安い食堂やショップが建ち並び雲南大学の 学生街になっていて、過ごしやすい環境が人気の理由。中心にあるカフェ42には日本語本も。 |
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その他 |
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○尖閣諸島問題 1885年、明治政府が中国(当時は清国)の支配下にないことを確認し、日本領土に編入。南西諸 島の一部として米軍沖縄統治時代は米軍施設が設置。しかし、1968年に国連によって石油埋蔵 の可能性が高いと発表されると、中国と台湾が突然領有を主張しはじめたのです。 外務省/尖閣諸島の領有権 海上保安庁/尖閣諸島 ○アフリカでのエネルギー開発 経済成長を支える中国にとって不可欠なエネルギーの確保のために、2000年以降、中国政府は アフリカ地域の資源開発を推進。石油、ウランなどのエネルギー開発に注力しています。 ○中国人富裕層の資産フライト 2014年発表の数値によると、1000万元以上の個人資産を持つ富裕層の内、27%がすでに外国の の永住権を取得、47%が検討中。永住権取得のための手段は投資・資産フライトとなっています。 このため中国政府は経済成長を妨げる国内資産の流出に歯止めをかけてはいるものの、過去3年 間に、海外の永住権を取得するために流出した資産は少なくとも150億ドル以上といわれています。 ○中国人観光客と懐事情 2006年の中国人の観光目的を含む海外渡航者は3450万人。中国人観光客のモラルは世界各地 でヒンシュクをかっているものの、お金を湯水のように使う中国人観光客は大事なお客様。 例えばフランス観光で中国人観光客が1日に使う金額は200ユーロ。アメリカ人観光客は80ユーロ、 日本人観光客は130ユーロ。 ○国民の国内住居移動の制限 中国では都市戸籍と農村戸籍が厳密に区別されているために、国民の自由な住居移動は認めら れていません。また許認可権は警察が管轄しています。 ○地方からの流入と治安の関係 日系企業や日本人が多い北京・上海・広州・大連の中で最も治安が悪いのは広州。理由は、自由 に居住地を移動できない中国で、周辺の福建省などからの不法流入者が多くいるため。反対に最 も治安が良いのは他の街からの流入管理が厳しい大連。親日度も高く、他の街と比べてずば抜け ているともいわれています。 ○広州のバイク使用禁止措置 2007年1月よりこ広州市の全ての公道でバイク使用が禁止。理由は多発するバイク強盗事件と交 通事故の抑制。約26万台のバイクは廃棄処分され、持ち主には広州市政府が一部補償。 ○中国の犯罪組織 チャイニーズマフィアは黒社会と呼ばれ、秘密結社が発展したもの。中国本土の構成員は約150 万人。上海では上海幣という組織が有名。世界中のチャイナタウンを中心にした海外活動も活発。 日本では蛇頭と呼ばれる組織が日本の闇社会と勢力争いを行い社会問題化。また以前は日本 に不法入国するチャイニーズマフィアが溢れていましたが、インテリ系とよばれる上海マフィアは日 本に会社を設立し投資系査証にて合法的に入国・滞在するケースが増えてきています。 <黒転白(ケイジャンパイ)とは> 在留特別許可の婚姻制度を悪用して、偽装結婚による申請を行うケースが多発。このことを在日 中国人社会では黒転白(ケイジャンパイ)という名称で呼ばれ、在日中国人向け情報誌などで堂 々と広告掲載されている場合もあります。 ○麻雀のルーツ 日本の麻雀のルーツは中国の麻将。といっても中国麻雀は太平洋戦争時に日中関係の悪化に よって絶滅し、現在の日本に普及しているのは進駐米軍によって改良された米国式麻雀。 ○中国の自動車メーカー 経済成長著しい中国では国産自動車の開発も盛ん。国際モーターショーも開催されていますが 中国国産自動車メーカーの中には日本車や欧米車のデザインをコピーしたのも多く、ヒンシュク をかっています。 <国産メーカー/一例> 長城汽車 奇瑞汽車 吉利汽車 ○上海の電気二輪車 2002年、大気汚染によってガソリンの二輪車が全面禁止。以降、電気自転車・電気二輪車が普 及。このため政府は2009年より上海をモデルに電気自転車、電気二輪車、電気自動車の普及を 全土に推進。ちなみに中国の電気自転車はペダルをこがなくても走るタイプで日本では走行不可。 |