海外移住情報


キューバ現地事情編
Republic of Cuba

査証編




社会主義体制


○社会主義キューバ方式

キューバ革命以降、米国から経済封鎖されるばかりか、ソ連崩壊によって生活物資が入らなくな
ったキューバ。そんな逆境をキューバ方式によって乗り切ってきました。例えば、化学肥料が手に
入らなくなったことで、ミミズを使った有機栽培を開発。生産量が飛躍的に伸び、野菜の自給率は
100%。また医師不足に悩む産油国ベネズエラに年間2万人の医師を派遣することで、4分の1の
価格で原油を調達。キューバ国民は「モノ不足は否めないものの、ないならないで何とかできるし
別に困らない」とモノにとらわれない生活を謳歌。

○キューバ革命
現カストロ首相と亡きチェ・ゲバラが中心となって、1959年、ハバナを占領。米資本寄りの政権を
打倒し革命政権を樹立。当初はアメリカとの関係の修復を模索していたものの、ソ連と接近する
ことで1961年に社会主義を宣言。
■チェ・ゲバラ
アルゼンチン出身。大学卒業後、中南米放浪中にメキシコでカストロに会い、キューバ革命に参
加。その後、次の革命を目指しボリビアにて活動するも捕らえられて銃殺。死亡後、革命運動の
カリスマとして、1970年前後からはTシャツのヒーローにもなり、現在でも熱狂的なファンが多くい
ます。2009年、ゲバラの生涯を描いた映画が日本でも公開。

○米国経済封鎖関連
■USドルの使用制限
2004年11月より、経済制裁を行なう米国への対抗政策のひとつとして、キューバ国内でのドル
使用規制が開始されました。外国人旅行者を含めたUSドルでの国内支払いが規制され、事実
上のドル流通禁止措置となっています。
■米国のキューバ政策動向
2009年4月、米国は米国に住むキューバー系移民によるキューバへの渡航・送金規制を撤廃。
但し、禁輸措置はそのまま継続。

○旅コラム
キューバ、ドルの威力 



生活・滞在関連


○不動産取得
外国人はキューバで土地、住居などの不動産を取得することはできません。

○市民の生活
USドル獲得のための活動をしない場合、市民の一般月収は約20〜100ドル程度ですが、自給
率80%の食料は安く、例えば野菜は自給率100%でキロ数円単位。国による配給もあります。
住宅や仕事は国から割り当てられるため、失業者やホームレスもいません。

○交通事故死、急増の背景
年々、交通事故による死亡者が増加。この背景には運転マナーなどの問題以外に、自動車の
老朽化による制御不能も一因。50年代のアメリカ車が現役で走っている理由はキューバ革命
以降、アメリカの経済封鎖が今でも続いているため。

○ゲストハウス事情
首都ハバナは有名観光地のため、カサ・パルティクラル(casa particular)と呼ばれる民宿は高め
で10〜30ドル前後。20ドル前後の部屋が週・月契約にすると半額の10ドルになることもあります。
また地方では5ドル前後で見つかりますが、数が少ないので安い部屋の確保には労力が必要。
<外国人の宿泊認可>
政府の許可(ライセンス)を得た民宿・ゲストハウスにしか外国人の宿泊は認められていません。
許可を得ていない安価なプライベートルームは違法。ばれると高額な罰金が徴収されるため、家
主が宿泊客に請求してくることもあります。
<情報サイト>
Case Cuba
料金が高い高級ゲストハウスが掲載されています。

○キューバのビーチ
世界遺産にも指定されている古都トリニダード。街から離れたところには白砂が果てしなく続くパ
ブリックビーチもあります。また半島に沿って25キロも続くバラデロビーチはキューバ最大のリゾ
ート地。海は遠浅でまっ白い砂。バラデロへはハバナから車で約2時間。

○メキシコからのツアー
メキシコのカンクンからは2泊3日で300ドル前後のパックツアーが各種あります。もちろん、航空
券とホテル、ツーリストカード込み料金。




■日本公館
キューバ日本国大使館

■観光局
キューバ政府観光局

■メディア
ACN キューバ・ニュース・エージェンシー

■政府機関
キューバ政府
キューバ文化省
キューバ法務省
キューバ国防委員会
キューバ運輸省
キューバ中央銀行

■公式機関
Granma Internacional(キューバ公式機関紙)
キューバ野球チーム
cubanacan
キューバ最大の観光産業企業グループ。
日本支社は 03-5545-3763


■バス
Viazu

■航空会社
クバーナ
アエロ・カリビアン

■情報サイト
日本キューバ友好協会
Cuba
Cuba Web
Cuba Net
DT Cuba
Casa Cuba
Cuba Info