ドミニカ共和国移住情報・査証編

海外移住情報

ドミニカ共和国・査証編
Dominican Republic


	※同じカリブ海にある「ドミニカ国」とは別の国です。 ○入国について 90日以内の観光の場合は査証は不要。査証とツーリストカードが免除されます。滞在延長は移民局手続きすれば可能。 ■ドミニカ大使館東京都港区西麻布4-12-24　第38興和ビル904　　tel 03-3499-6020 ＜査証免除国＞アルゼンチン、チリ、韓国、エクアドル、アイスランド、イスラエル、日本、ペルー、リヒテンシュタイン、ウルグアイ。 ○移民局ドミニカ共和国移民局 Direccin General de Migracion（Secretaria de Estado de Interior y Policia）＜査証関連機関＞ドミニカ警察ドミニカ外務省 ○業務商用査証 90日を超える就労を伴わない商用滞在が対象。シングル（5000円）とマルチプル（7500円）の 2種類。発給は本国照会。申請には会社推薦状（スペイン語）、外務大臣宛の手紙とコピー７通、無犯罪証明書（スペイン語訳文添付）、写真5枚などが必要です。 ○学生査証 3ケ月を超えて、政府機関公認校に通学する人が対象。在日大使館にて申請。滞在期間は通常1年単位、更新可能。＜必要書類＞受け入れ学校が発行する入学推薦書・入学証明書／滞在費用証明／健康診断書 ○居住査証（暫定居住カード） 90日を超える長期滞在者が対象。居住査証取得者には暫定居住カードが発行。有効期間は 1年間。更新可能。1年経過後に永住権申請資格が得られます。 ◇カテゴリー ■家族ドミニカ人を家族に持つ外国人。およびドミニカ人を配偶者に持つ外国人。 ■就労労働省の労働許可証を取得している外国人。ドミニカ労働省 ■預金・投資資産を預金または投資することができる外国人。 ※国籍によって金額は異なり、最低銀行預金額は50万ペソ（約17000ドル）以上。 ※アメリカ人の場合は3万5000ドル以上の銀行預金が目安となっています。 ■リタイアメント退職した年金受給者の外国人。参照／リタイアメント査証一覧 ◇取得手順 1. 外務省(Secretaria de Estado de Relaciones Exteriores)で居住査証を申請。原則として法定代理人による申請となります。 2. 数ケ月後に査証が発給。2ケ月以内に移民局(Direccion de Migracion)に暫定居住カードを申請。発給には3～4ケ月ほどかかります。 ◇必要書類申請書Form509／無犯罪証明書／出生証明書／パスポートとコピー／保証人証明／健康診断書（ドミニカ保健省SESPASの認可病院、または在外公館領事認証のもの）／その他、申請資格別の証明種類など。発給料は20～100ドル。 ◇優遇措置 20万ドル以上の銀行預金を保持する申請者は、暫定カード取得、永久カード取得の過程が優遇考慮されます。 ○永住権（永久居住カード）暫定居住カードにて1年以上滞在実績を経た後に移民局にて申請。永住権の有効期間は当初1年。更新を重ねる度に2年、6年と有効期間が長くなります。また、更新手続きをしないで 5年が経つと失効します。申請には暫定居住カード、ドミニカ警察の推薦状、健康診断書、保証人証明などが必要。 ○市民権永住者カードを取得すると市民権取得資格が得られます。但し、ドミニカ国籍取得を希望するのは二重国籍を認めているアメリカなどの国民のみ。 ○経済市民権に注意ドミニカ共和国では正規の経済市民権は実施していませんが、政府高官とのコネクションがあったり、銀行保証がある場合などはドミニカ共和国のパスポートが取得できることもあるようです。このような環境を利用して詐欺行為を行っている場合がありますのでご注意ください。尚、セカンドパスポートを取得するのは二重国籍を認めているアメリカ国民などがほとんど。 ○結婚手続きの必要書類ドミニカ共和国内で婚姻手続きする外国人は、入国前に、両親の名前が記載された出生証明書と婚姻具備証明書をスペイン語翻訳するとともに、在日大使館の認証を受けることが必要。

	○ドミニカ移住訴訟 1950年代、日本政府の国策移住に応募してドミニカ共和国に約1300人が移住したものの、約5年後には8割が帰国。悲劇の原因は政府が農耕地にまったく適していないのを隠したまま募集を強行したこと。2000年、損害賠償を求め提訴されたものの、既に時効が成立。その後、政府の和解案（告訴を取り下げることを条件に、国の謝罪と200万円の見舞金を提供）が提示され終焉。