海外移住情報


ラオス現地事情編
Lao People's Democratic Republic

査証編




ビジネス関連


○投資促進公式機関
ラオス外国投資促進局 IPO
<公式投資ガイド>
アセアンセンター・ラオス投資ガイド

○ビジネス関連機関
ラオス産業商業省・貿易促進局

○改正投資奨励法
2016年12月開始。最低投資額が12億キープ(約1700万円)、またはラオス人技術者30人以上、もし
くはラオス人労働者50人以上を雇用する場合に各種優遇策が付与されます。


○会社設立

外国人投資の最低投資額は10万ドル。外資100%および外資30%以上の合弁企業が認められて
います。また会社を設立する前には「外国投資奨励管理局・DDFI」の認可(ライセンス取得)が必要
です。認可申請は必要書類を提出後、約10日以内に審査結果がだされます。

○外国人の雇用制限
ラオス人のみと定められた業種分野では外国人の雇用は認められません。以外の分野では、適
当なラオス人労働者が見当たらない場合、専門知識・技能を有する場合に限り外国人の雇用が認
められますが、事前に「労働・社会福祉省」の許可を取得することを必要とします。

○ローカル給与水準と公務員生活
ラオス労働者の給与は一般職で25ドル前後、企業管理職で400ドル前後。公務員の初任給は6ドル、
勤続25年で25ドル。公務員はワイロなどを含めたアルバイトと奥さんの副業(露天・行商など)を含
め、月100ドル前後で生活しているのが一般的。

○ラオスは在タイ日系企業の代替候補地に
タイに進出している日本企業は、経済発展によってコストが高くなっているタイの代替候補地として
ラオスを検討。ラオスの国民所得はタイの5分の1以下の約400ドル。法定最低賃金は月額約30ドル
程で、日本企業の生産拠点となっている中国と比べてもかなり安いのがその理由。

○ボーテン経済特区
中国国境の町ボーテンの経済特区はまるで中国人による中国人のための街。カジノ、ホテル、マン
ションなどが建ち並び、歩いている人のほとんどは中国人観光客で「磨丁黄金城」と呼ばれています。



生活・滞在関連


○不動産取得

ラオスでは外国人および外国企業の土地所有は認められていません。但し住居用地は30年、事業
用地は50年のリースと延長契約が認められています。経済特区内については75年の長期リースが
可能です。

○賃貸住宅
ラオスでは斡旋会社を通して借りる場合の手数料は大家が支払います。また敷金、保証金のシス
テムは基本的にありません。

○銀行
BCELバンク

○外国人利用が多い病院

■マホソット病院(ビエンチャン/外国人専用病院) tel 214048

○外国人の宿泊規制
ラオスでは許可を得ずに外国人を自宅に宿泊させることは禁止。宿泊させる場合は警察の許可が
必要です。また違反した場合は宿泊した人も処罰されます。


○ビエンチャンの安宿相場
ドミトリーが2ドル、シングル4ドルが安宿の料金相場。ただ料金は同じでも、中には南京虫のいる
宿があるので注意が必要。南京虫にさされると、かゆみが収まっても1ケ月は跡が残ります。


○落ち着いた寺町・ルアンパバン

世界遺産に登録された80以上の寺院がひしめく古都。ラオスで4番目に大きい町とはとても思えな
い、僧侶の足音が響くような静かで穏やかな町。四方を山に囲まれ、プーシーの丘は絶好のサンセ
ットポイントで人気があるものの、陽が沈むと辺りは暗闇の世界。懐中電灯を忘れずに。
<ゲストハウス>
王宮博物館周辺のメコン川沿いに点在。テラス付の良質なゲストハウスが4ドル前後〜。
<メコン川のチャーターボート>
チャーターボートの勧誘が多くありますが、料金は1時間ほど遊覧してで3〜5ドル程度。
<ビエンチャンからのバス>
ビエンチャンからルアンパバンへは山道をバスで10時間、約6ドル。
<タイ国境アクセス>
ルアンバパンに流れるメコン河を6人乗りスピードボートで国境の街フエサイへ6時間。イミグレーシ
ョンで出国スタンプをもらったらボート(20バーツ)でメコン河の対岸にあるタイのイミグレに。またタイ
側からは観光客向けのルアンバパンまでのボートがありますが、料金は船の種類によってさまざま。
<バンビェンへのバス>
エアコンバスで約4万キップ

○ヴァンブィエン
ゲストハウス「DOKKHOUN2」では、トイレ・シャワー、バルコニー付ツインルームが約4.ドル。
部屋は清潔でヤミ両替も可。ビェンチャンへはエアコンバスで約6000キップ。

○穴場滞在地
ラオス北部のポンサリーはパッカーに評判の穴場滞在地。但し質の良いゲストハウスが無いのが
難点。食事もおいしく、人情も細やかでつい長居をしてしまう、のんびりするには格好の場所とか。

○高速鉄道の建設とその背景
中国の昆明からラオスのビェンチャンを結ぶ高速鉄道建設プロジェクトは中国が受注。鉄道が建設
されても「中国人が今以上になだれ込んでくるだけ。中国の目的はラオスの地下資源。そのための
高速鉄道建設」という意見もおおくあります。ちなみにラオスの中国人は5万人ほどだったのが、今
では30万人。メコン川地域のスズの埋蔵量は100億トン、さまざまな鉱床も発見されているとか。


○ラオスとタイの密接な関係

民族的、文化的にタイに近いラオス。ラオス語は9割以上がタイ語と共通しているといわれ、独特の
文字体も同じ。またビジネス面でのつながりも強く、都市部ではタイ通貨・バーツも流通。またラオ
スの対外貿易はタイが第一位。タイからの投資は約4割を占めているという環境です。

○国産ビールは水代わり?
国産ビールのビアラオはさっぱりしていて軽く、アルコール度数も低いので水代わりにがぶ飲みす
る人がいっぱい。といってもビールなので後で効いてくるのでご用心。

○ラオスには屋台が無い・・・?
ラオスを歩いているとアジアで普通に良く見られる屋台がありません。首都のビエンチャンでも少な
いのに、地方へ行けばほとんど屋台が無いことに気がつきます、良く考えてみるとこの国はつい最
近まで物々交換で暮らしていた国。食事をお金で買って食べるという考えが薄いために、食堂がな
いし当然屋台もありません。ちょと山へ入れば村に食堂が一軒もないところもありますが、そういう
村は泊まる設備も当然無いので民家に泊めてもらう事になります。ちなみにラオスでは6ドルのレス
トランは高級レストラン。

○ベトナム戦争時にタイに逃れた人々
ベトナム戦争時、米軍をラオスの山岳地帯からベトナム越境を案内したのが山岳民族モン族。
そしてラオスが社会主義体制になった際に政府から迫害を受け、タイに難民として逃れました。
当時、米軍協力者として渡米生活することが約束されていたようですが、その約束が果たされる
ことはありませんでした。




■日本公館
日本国大使館


■JICA
JICAラオス事務所

■マスコミ
KPL ラオス・ニュース・エージェンシー
Vientian Tmes
Vientiane Mai
Pasaxon
<雑誌>
muonglao
sayolaos
targetlao 

■観光局
ラオス政府観光局 LNTA
ラオス政府観光局・日本事務所(民間委託)

■観光団体
ラオス・ホテルレストラン協会

■税関
ラオス税関

■大学
ラオス国立大学

■政府機関
ラオス議会
ラオス統計局
ラオス文化情報省
ラオス農林省
 


■日系旅行会社
・ジャンピングツアー
在日観光局を委託運営。
ビェンチャン事務所に日本人スタッフ駐在。

・LAOS PACK

日本語が話せるスタッフが駐在。格安航空
券・査証取得も可。ロイヤル・ドクマイデン・
ホテル内。
1st FL, Royal Dokmaideng Hotel,
Lanexang Ave, P.O.BOX 3925 Vientiane
tel 2121-4455  fax 2121-4454


■世界で最もオンボロと評判のラオスのバス

欧米パッカーいわく「世界広しといえどもラオ
スのバスは最悪」。バスがオンボロなのは当
たり前ですが、道路はでこぼこだらけ、舗装
道路も少ないのでかなり体力を消耗します。


■航空会社
ラオス航空
ラオス航空(日本総代理店)


■世界で最も危険なラオスの国内線航空

ラオスの国内線は日本の外務省や米国から
も安全性が指摘されているほど危ない交通
手段。旅行者利用が多い代表的路線はルア
ルパバン〜アエサイ間で所要45分、料金は
45ドル。小さなプロペラ機で日本の中古機も
あるので親しみを感じますが、スケジュール
は当日次第、詰め込みの定員オーバーも当
たり前。






※現地在住の米塚さんからの情報提供。


■住宅事情

ラオスで下記の月40ドルの貸家を借りた時、
「それなら俺の家を買ってくれ」という話が舞
い込んできますので、弁護士名義にて家を
買う事も検討。カンボジアのリゾートエリア・
シアヌークビルでは丘の上の海が見渡せる
好物件が200万円(130坪の土地付き)でし
たが、カンボジアは留守と分かると家財道具
が確実に盗まれます。といってもサイパン
でも同じ状況。その点ラオスはそういう心配
が無いので今回家を借りました。


<貸家概要一例 ※写真>
◆年500$(月約40$)
電気水道完備.電話線可
◆台所の流しを買って水道増設すると500ドル。
ペンキ塗りに200$。
◆3$のゲストハウスに泊まる費用の約半額。
◆場所は国立ドンドック大学近くで、
物価が安く暮らしやすい学生地区。
◆家 (12メートル×9メートル)
◆土地(25メートル×45メートル)


<格安販売物件一例> ※写真
ラオスは外国人名義の土地登記はできませんが、
弁護士の名義で購入する方法も手段のひとつ。
但し信頼できる弁護士かどうかの判断が必要。
◆3500$(約35万円)の売家一例
土地180坪、1ベッドルーム、トイレ・台所別棟。
情報は主に口コミで収集。

■通訳兼お手伝いさんの給料>
◆大学生アルバイト/午前中勤務で月30$











■ラオスの近所づきあい

ガーデニングをしようと花を買ってトゥクトゥクで帰宅
したら、「綺麗な花!」と直ぐに近所の主婦が3人集
まり、そのうちの一人はクワを持って来ました。
ここが現代日本人にとって難しいところ。
このラオスの村では目立つ外人が住んだらプライバ
シーというものが存在し難く、昔の日本がそうだった
ように近所付き合いが
良すぎるのです・・・・・これを親切と思うか、相互監
視と思うか、うっとうしいと思うか、難しいですね。
JOCVでラオスへ赴任した日本の女性が地元民と触
れ合おうと庶民の長屋?に住んだまでは良かったの
ですが、洗濯機を買って戸外へ置いたところ、近所の
主婦が勝手?に使って御礼も言わないラオス人がイ
ヤになり外国人専用のアパートへ移ってしまいました。
「貴方の物は皆の者」「お金持ちが弱者をいたわるの
はあたりまえ」
「使って減るもんでは無いのだから構わないだろう」
こういう考え方にならないとラオスやアジアで生活す
るのは難しいような気がします。

■ラオス小学校と暑い夏
今日は部屋の中でも38.5度・・・ク-ラーが無いから
扇風機を回しても来るのは熱風。とりあえず庭に水
を撒いて、トタン屋根に水を撒いて・・・と、少しは抵
抗していますが「焼けトタンに水」ですね。
外は42度を軽く超えているような感じでラオス人も
「今日は暑い!」と言います。この暑さがラオピーマ
イ(ラオスの正月)まで2週間くらい続きます。
借りている家の隣が小学校なのですが日曜日に部
落の集会?がありました。なんでも寄付などで小学
校の建物が改造されることになったとかで、そのお
祝いで皆が集まって飲み会、おきまりのカラオケ
(生演奏)、ラオフォークダンスで踊ります。
昔の日本がそうであったように、娯楽が少ないので
そのような理由がないと飲んで騒ぐ機会がないの
でしょう。またそうやって村(バーン)の親交を深め
るのです。
小学校は日本なら掘っ立て小屋に近い建物。
ラオスでは200万円もあればコンクリートの立派な
小学校が建ちますが、問題はその学校を維持する
為のお金(先生の月給、子供のノート,鉛筆はどうす
るのか)の問題が直ぐに出てきます。
多くの寄付者は「建物を建ててあげたのだから,後
は自助努力で」といってて逃げてしまいます。
それ以前に実際建物があっても子供を学校に通わ
せることが出来ない貧しさを克服することの方が一
番先決かもしれません。
ここでもまだ義務教育である小学校へ通えるのは
40%で6年を卒業するのはそのまた40%という現実が
あるのです。

ラオスの小学校