海外移住情報


マルタ現地事情編
Republic of Malta

査証編




ビジネス・不動産関連


○外国投資

一般的な株式会社設立のための最低資本金は1200ユーロ。1人の株主でも設立可能。
マルタ人従業員の雇用義務はとくにありません。また、会社設立・運営に虚偽事実が発覚した場
合は最高5万ユーロの罰金、または2年以下の懲役刑となります。
<ビジネス関連機関>
マルタ投資産業省

○外国人就労者の保険適用
マルタで雇用される外国人従業員は国民保険に加入することができます。

○不動産取得
外国企業および外国人の土地取得は認められています。購入には、マルタ大蔵省発給の不動産
取得許可書(AIP/Permit for the Acquisition)の取得が必要。通常申請から3ケ月以内で発行さ
れ、申請料は約250ユーロ。また最終購入契約署名の前に、マルタの銀行口座に持ち込まれた資
金の正当性をマルタ中央銀行にて証明すること、及び持ち込み資金が不動産購入に使用された
旨の為替管理機関への届出が必要です。
マルタ中央銀行

<住宅価格目安>
不動産価格はロシアの富裕層による土地投資などによって、かなり値上がり。ロケーションに優れ
た2ベッドルームのアパートメントは10万ユーロ前後〜。3〜4ベッドルーム・プール・大型車庫付き
の高級別荘(30万ユーロ前後)は人気となっています。

○不動産関連サイト
SASKAN 在住日本人女性による生活・不動産情報。
DHALIA 現地不動産会社



留学・学校事情


○ヨーロッパの英語圏
イタリアの南、地中海に浮かぶ小さな国は英語圏。面積は淡路島の3分の2、世界遺産にも指定
され、16世紀の建造物が残る街並みはとても情緒豊か。周囲は青い海に囲まれ、新鮮な魚介類
も豊富。治安も問題無し、日本とほぼ同じで夜の一人歩きも安全。またヨーロッパ各国から太陽を
求めて多くの人が訪れるリゾート地としても有名です。

○語学学校事情

マルタはヨーロッパ人の人気観光地ですが、日本からの訪問者の多くは英語学校通学者。治安も
良いので、特にヨーロッパ風情が好きな女性の留学が多く、日本の留学業者も多く取り扱っていま
す。またホームステイ先でプライベートレッスンと称して高い料金を取っている日本の業者がありま
すが、実情はホームステイ先の資格のない主婦が教えているとか。ちなみにマルタで英語を教え
るにはライセンスが必要。現地には30校近くの学校があるので自分の目で確かめて好きな学校を
選ぶのがベスト。日本人の他に欧州各国からの生徒が通っています。
★マルタ政府観光局サイトには語学学校についての説明が掲載されています。

<マルタの語学学校とホームステイ料金目安>
語学学校は一般コース(週20〜30レッスン)で週100〜170ユーロ。安い時期で月4万円ほど。
シーズンになる欧州各国から若者が通学し、ホテルを借り切る学校もあります。
料金だけ見ると先進国に比べ特別に安くはない状況。また、学校の寮に入る場合は一日16ユーロ
が目安。ホームステイは2〜3食付、シェアまたはシングル使用で週90〜140ユーロ。ステイ先によ
って異なります。また、ホームステイ先の食事に馴染めない欧州の留学生も。

○現地在住日本人からの警鐘 2006.2

日本から来る若者をみて思うのですが、安易に留学エージェントの語学留学やインターンシップ
などのプランに参加し、「こんなはずじゃなかった」とかお金のトラブルとかを耳にします。
もちろん本人達にもかなりの責任があると思いますし、ビザに対する認識も甘い子が多いなとつく
づく感じてしまいます。

○驚くほど安い美術学校
美術学校は首都バレッタに2校ありますが、授業料は驚くほど安い環境。これは国が補助金を拠
出しているため。




生活・滞在関連


○マルタについて

英語圏が魅力のマルタ。マルタ島・ゴゾ島・コミノ島で構成され、その昔ヨハネ騎士団が築いた
城塞国家。地中海にあるので冬でも温暖。冬も日中は半袖で過ごせますが、夜はセーターやコ
ートが必要。冬の最低気温は10度、最高気温は17度前後。但し夏は地中海らしいかなりの暑さ。
■アクセス
空路入国は欧州各国またはトルコから。海路はイタリア・シチリア島のカターニア、ポッツァーロ、
シラクーサへのフェリーが就航し、シチリアからはイタリア南端の町レッジョ・デ・カラーブリと
ナポリへ就航。南イタリア東部沿岸のカタンツァーロとマルタ間も船が就航しています。
フェリーは季節運航の便もあるので、特に冬季は政府観光局などでの事前確認が必要。

○ユーロ通貨の導入
2008年1月1日より公式通貨としてユーロへの切り替えを実施。

○長期滞在用宿泊施設
宿泊施設は高級/中級ホテル以外にも、ゲストハウス、リゾートエリアに多くバカンス家族が利用
するキッチン付きツーリストビレッジやホリデーコンプレックス、またキッチン付のアパートメント
ホテル、ユースホステルなど多種多様。長期滞在向けの家具付きアパートもあります。尚、一番
安いと言われているのはセリーマにあるユースホステル。ドミトリー1人5ユーロ(会員料金)。
<政府観光局の宿泊施設情報>
政府観光局ではホテル以外の様々な宿泊施設リストが載ったパンフレットを配布しています。

○銀行口座
旅行者でも非居住者口座を開設することができます。

○物価
マルタの物価は年々上昇。特に輸入品やレストランは高くて日本並。日本料理レストランは皆無、
中華レストランはいっぱいあります。

○安く楽しめるゴルフ
マルタのゴルフ場はメンバー制。メンバーに紹介してもらえば入会可能。年間費用は約800ユーロ。

○持込資金の課税
年間滞在期間が6ケ月を越える場合は、持込資金に所得税が課税されます。

○マルタの交通はバスが原則、タクシーには要注意
マルタのバスは味のあるクラシックデザイン。バス料金は安く路線も発達、殆どの場所にはバス
で移動できます。これに対してタクシーの多くは交渉制。特に観光客はボラレるのが必至ですの
で注意が必要。




■観光局
マルタ政府観光局
<MTA・Malta Tourism Authority>
MTA本部
MTA日本代表
MTAは日本事務所は遠藤三千雄さんが代表の
民間運営。各種観光生活情報が入手可能。
東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル816
tel 03-3569-0727

■日本公館
日本国大使館は未設置。
在イタリア日本国大使館の兼務。

■文化交流機関
日本マルタ友好協会


■政府機関
マルタ e-government
マルタ政府
マルタ財務省
マルタ情報局DOI
マルタ司法自治省
マルタ教育省
GOZO地方政府 


■日本人スタッフがいる現地旅行会社
旅行の他、各種学校・ホームステイ手配など。
Grobalair travel & tourism
JMT/Japan to Malta Tourism
SIT/Special Interest Travel 


■交通機関
マルタ公共交通局
<航空>
マルタ航空
マルタ国際空港
<海路>
Virtu Ferries
Gozo Channel


■メディア
The Times

■情報サイト
Seach Malta
Gozo.com