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アメリカ医療技術者認定と免許
ニュージーランド医療技術者機関






アメリカには全土共通の医療関連免許というのはありません。全ての医療免許は州が
発行し、異なる州の免許を取得する際は、通常、手続きの簡素化など優遇措置が図ら
れます。また免許が必要でない場合も、業界団体の認定証を必要とする場合が多くな
っています。



州の免許証が必要な技術者


○理学療法士

州のState Board of Physical Therapy Examiners による資格審査と試験があります。
受験資格は州により異なり、筆記試験は3部構成で実施。
○保健婦
州によりpublic health nurse免許が必要な場合と、registered nurse免許が必要な場合
とに分かれます。
○助産婦
州によりnurse-midwife免許が必要な場合と、registered nurse免許が必要な場合とに
分かれます。
○歯科衛生士
州が定めた条件を満たす外国の歯科衛生士学校卒業生に、受験資格を与える州と与
えない州があります。
○視力関連
Optometristになるには、大学で2年間、専門カレッジで4年間の学習が必要。
Dispensing opticianの場合は、高校卒業後2年間の学習または4年前後の実地研修が
必要。また州により免許が不要な場合があります。
○カイロプラクター
州により受験資格は異なる。大学で2年間、専門カレッジで4年間の学習が必要。
○はり師
州により医師免許が必要な場合と、Acupuncturistの免許が必要な場合に分かれます。



州により免許証または業界団体の認定証が必要な技術者



○放射線関連技師

アメリカには様々な放射線関連の職種があります。
免許を必要とする州と、必要としない州がある。免許を必要としない州で働く場合は、職
種別の業界団体の認定が必要。
○作業療法士
免許の必要の有無にかかわらず、American Occupational Therapy Associationの認定
が必要。認定試験は日本でも実施される場合があり、WFOT認定校を卒業した場合は、
免許または認定証不要で就職できる場合があります。
○獣医師
外国の獣医大学卒業者が働くためには、外国人向け審査機関ECFVGの認定試験に合
格することが必要です。また、開業するためには州の免許証が必要。



州により免許証が必要、または不要の技術者



○言語療法士

American Speech-language-Hearing Association による資格審査と試験があり、試験
に合格するとCertificate of Clinical Competenceが発行されます。
○ソーシャルワーカー
州により免許受験資格は異なるり、免許が必要でない州で働く場合は、通常は学士号
が必要です。
○心理学関連
Psychologistとして働く場合は、大学院の修了が必要。開業するためには州の免許証
が必要です。



米国業界団体の認定証が必要な技術者



○臨床検査技師・臨床工学技師

米国では職種が日本よりも細分化。
業界団体のmedical technologistまたは medical laboratoryの認定が必要です。
○歯科技工士
原則的に、National Board for Certification in Dental Laboratory Technology .Incの
認定が必要です。
○栄養士
栄養士には様々な職種があり、Dietitianになるには、学士号が必要。
Dietitian以外の職種の場合は、Dietary Managers Association の認定が必要です。


ニュージーランド
医療技術者機関

○歯科技工士
Dental Technicians Board

○理学療法士
Physiotherapists Board

○獣医師
Veterinary Council of New Zealand