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海外移住情報 ミクロネシア連邦・現地事情編 Federated States of Micronesia ![]() |
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ビジネス関連 |
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○公式投資ガイド ミクロネシア政府経済部の投資ガイド ○外国人ビジネス活動の許認可 外国人投資に関する法規制、事業や投資制限規定、投資家等を対象にした法規制などは ありません。外国人による事業が個人または現地との共同経営の場合は、外国投資許可 のための登録が必要。事業を始める前に必ずこの許可を申請し、許可を得なければなりま せん。また国内企業を買収する場合も同様、事前の申請が必要です。 <登録申請について> 申請書類は企業登録局で入手。申請料250ドル。申請は、資源開発省が関係省庁や州と 協議し、3週間から9週間くらいで決定が下されます。 ○外国人投資の担当官庁 ミクロネシア連邦は海外各国からの投資を歓迎。 貿易、投資、観光分野は国家レベルでは資源開発省商工部が担当、他の省や政府機関と の調整役も実施。また州レベルでは各州に窓口が設置されています。 ■コスラエの投資対応 知事局と商工省外国投資課、2つの機関が外国人投資促進業務を行なっています。 ■ポンペイの投資対応 外国投資委員会が外国人投資の許認可、審査などを行なっています。 ■チュークの投資対応 商工局が外国投資の促進と開発窓口となっています。 ■ヤップの投資対応 特別な外国投資許可を必要としないで通常のビジネス許可のみが必要。外国投資は歓迎 され、資源開発局がすべての外国人投資を管理しています。 ○会社形態と設立、賃金 ミクロネシア連邦での事業形態は、単独経営、共同経営、会社経営があり、外国資本100 %による事業も何ら規制を受けません。但し、原則的には現地パートナーとのジョイントベ ンチャーが望ましく、許可審査の段階で現地側の所有程度が考慮されます。 <会社の設立方法> 資源開発省・会社登記官に会社設立許可申請書を提出する必要があります。会社設立に は3人以上の設立発起人が必要。設立許可の所要期間はケースによるものの、一般的に は迅速に行なわれています。 <個人所得税と社会保障税(年金>) 雇用者、被雇用者ともに所得の3%を負担する必要があります。 ○投資・ビジネス情報の入手先 <ポンペイ> ■Department of Resources and Development PO Box PS-12, Pohnpei, FSM tel (691) 320 2646 fax (691) 320 5854/ 2079 ■Department of Conservation and Resources Surveillance PO Box 539, Kolonia, Pohnpei, FSM tel (691) 320 2735/ 36 fax (691) 320 5779 ■Pohnpei Foreign Investment Board PO Box 539, Kolonia, Pohnpei, FSM tel (691) 320 5296 fax (691) 320 5296 <コスラエ> ■Department of Conservation and Development PO Box C&D, Lelu, Kosrae, FSM tel (961) 370 3004 fax (691) 370 2066 ■Kosrae Foreign Investment Board PO Box FIB, Tofol, Kosrae FSM tel (691) 370 3170 fax (691) 370 2004 |
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生活・滞在関連 |
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○不動産について 土地の所有権は、憲法により市民にのみ認めらるため、外国人名義および会社名義での 所有はできません。但し、土地のリースは契約は可能。土地の多くは部族の所有のため、 所有権、境界、抵当の有無などが不明確で複雑なケースも多く、リース交渉は長時間を要 する場合があります。土地の確保については、資源開発省に相談することが望まれます。 <ヤップ島> 土地は最長50年リース方式で借地料は交渉次第。家を建てる場合の費用目安は500万円 前後〜。 ○個人所得税 年間所得が最初の11000ドルまでが6%。これを超える部分が10%。雇用されている場合で 年収が5000ドルに満たない場合は1,000ドルを控除した金額に課税。 ○銀行 Bank of Hawaii、 Bank of the FSM、Bank of GUAMの3行が営業しています。 ○通信 ミクロネシア・テレコム ○郵便局 ミクロネシア連邦の郵便局は米国郵政機関の傘下にあるため、米国の郵便料金が適用さ れ、国際郵便はハワイまたはグァムを経由します。 ○学校 ミクロネシア・カレッジ ○ミクロネシア連邦について ミクロネシア連邦は、南太平洋の赤道の北半球側に沿って点在する607の島と環礁から成り 立ち、1978年にヤップ島、チューク(トラック)島、ポンペイ(ポナペ)島、コスラエ島の4州で連 邦を構成。翌年には日系のトシオ・ナカヤマ氏が大統領に就任し自治政府が発足、1991年に 国連加盟し独立国家に。豊富な観光資源の多くは未開発状態。 ○中国勢力の急進 2013年1月、中国のETGグループがカジノ・ホテル・ゴルフ場などの巨大開発計画を発表し、 ヤップ島での第一期工事を2015年に完了する見込み。ただし、「中国人による中国人のため の開発」という指摘が強く、「石貨の島」は崩壊し、中国による成金リゾートへと変貌予定・・・。 ○ヤップ島 (YAP) 石貨で有名なミクロネシアの小さな島。但しグアム旅行の感覚でこの島に行ってもおもしろく は無いでしょう。古くからの伝統文化を守り、近代文明の波を必死に拒みつづけている異色の 生活がここにはまだ存在します。原始的な生活にあこがれる人や、人工の自然ではなく本当 の自然を愛する人にとってはまさに楽園。 ヤップ観光局 <酋長制> ヤップは4つの島で構成され、外国人が入れるのは3島。それぞれの島に世襲制の酋長がい て、法律よりも酋長の意向が優先される場合も多いので酋長と親交を深めるのも移住の要素。 全員、日本統治時代の教育を受けているため流暢な日本語を話します。 ◆カギール島酋長/ルイス・ピートマク氏 ◆離島酋長/イグナシオ・ハプセイ氏 ◆トミール島酋長/チエン氏 ◆ペチヤル酋長/タマク・ヨロン氏 <離島情報> ヤップ島を構成するルムング島は外国人立ち入り禁止。この島には舗装道路や車はもちろん、 電気もありません。隣の島への橋作りも拒否、島に一つだけある小学校にはソーラーパネルが 取り付けられ、ささやかな電灯となっています。ヤシがらで火を起こし、トイレやシャワーは海と いった、完全な自然のサイクルの中での生活です。 98年には日本のボランティアグループがこの島でキャンプを行い島民と交流。その結果、島の リーダーたちは自らの生活スタイルや孤島に誇りを持つようになり、未来をどのようにデザイン するべきか考えるようになったといいます。文明に迎合しない道を選んでもらえるとうれしいので すが。 <日本人スタッフのいる旅行サービス> ネイチャーズ・ウエイ ○チューク諸島(旧トラック.CHUUK) チュークでのダイビングには州の許可証(30ドル)が必要。ダイビングツアーサービスで手続き。 ■チュークの日本人 <末永卓幸さん/トラックオーシャンサービス> チュークでダイビングや観光アレンジを営む末永さんは50代。卒業記念に初めてチュークを訪 ねてから13回通い、28歳の時に現地旅行会社を設立したものの、コンチネンタルホテルに転 職。その後、再度旅行会社を作ろうとしたところ、日本人客が取られるのを恐れた現地業者が、 知事に言って労働許可証の発行を妨害するなどの行為が集中。外国人がオーナーになるの にさまざまな障害があったものの、97年、州知事が変わり許可証が取得できたのを機にチュ ークに戻り、現在のトラック・オーシャン・サービスを設立、日本人の奥さんと2人のお子さんと 共にモエン島で生活。子育てもいろいろ大変。しかし今の日本で子供を育てるよりはいいとか。 トラックオーシャンサービス 日本事務所<チューク諸島情報> <大矢勇さん/宝島ホテル・レストラン> 北海道出身の大矢勇さんは、神奈川で料理店を開いていた18年前、熱帯魚が好きで日本に 運んでやろうと渡航。そのうち現地住民とのつながりが出来て、現地のレストランシェフを経て 現在のレストラン・ホテルをオープン。店の施工や内装は自分一人でコツコツと、もちろん木も 自分で切りに行ったとか。モエン島の南、トラックコンチネンタルホテルの近くにあり、名物料 理はマングローブガニやココナッツ・ラーメン。宿泊料金は60ドルから。 宝島ホテル&レストラン <その他> ジープ島情報(日本人スタッフのいる旅行サービス) ジープ島はイメージ写真で有名なチューク環礁に浮かぶヤシの木13本の小さな島。10畳ほ どのコテージがあり宿泊も可能。1泊3食付きで100ドル。ジープ島には蚊がいないので屋外 でも寝れます。 ○コスラエ島(KOSRAE) コスラエ観光局 <アパート家賃相場> コスラエでは下宿のようなアパート(台所、バス、トイレは家の人と共同)があり、一部屋を月 150ドル程度で借りることができます。 <温暖化被害> 2003年から2005年の数年間で、海面上昇によって砂浜が10メートル消失し、深刻な状況に。 ○ポンペイ島(旧ポナペ.POHNPEI) ポンペイ州政府 ポンペイ州立法府 <アパート家賃相場> ポンペイのバス・キッチン付きのアパート家賃は300ドル程度が目安となっています。 <ポンペイ・ペッパー> ポンペイ島の胡椒は「究極の胡椒」と呼ばれるまでに名高く、世界で最も品質がよく、値段も 世界一。島には胡椒農園が多くあり、島の代表的な産業。大きな「セイ胡椒園」は日本人が 経営しています。 |
■日本公館 日本国大使館 ■政府機関 ミクロネシア連邦政府 ミクロネシア大統領 ミクロネシア議会 |
■観光局 ミクロネシア連邦政府観光局 ■情報サイト Discover FSM(ミクロネシアテレコム) Micronesian Seminar |