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人間の精神世界と死後の行方



「犬の精神世界」に関連して、人間の死後を「番外編」として少しだけ調べてみた。
思えば私も60歳を過ぎ終活も既に行っている。死は身近な問題だけに「人間の死後」はとても関心あるテーマだ。
私の場合は「もう十分に生きたから、もういいよ」という考えなので、
「死=亡きフランに会えること」は、これ以上ない喜びと楽しみとなるだろう。
といっても、もう一頭の愛犬ナッツも私と同じ老齢なので、ナッツを看取るまではがんばらないといけない。

ところで人間の死後には諸説があり、国・時代・宗教などによっても異なってくる。
つまりは、何が正しいかは死んでみなければ分からない。

ただ、魂は永遠で、現世での行いが死後の世界に反映されるのは確かなよう。
ちなみに犬たちと同じく、人間にもそれぞれに使命がある。
気づく時期は人によって遅い・早いがあり、気づくまでの経歴が使命遂行のために活かされるようだ。

参照/犬の精神世界と死後の行方


眠れないほど面白い 死後の世界 並木伸一郎 三笠書房・王様文庫


■日本人に馴染みがある仏教の場合、人間は死ぬと魂が体から抜け出て、初七日までに「死出の山」を越える必要がある。初七日に「三途の川」を渡り、四十九日を迎えるまで、七日おきに審判を受けることになる。四十九日には転生先が決定され、六道(天道、人道、餓鬼道、地獄道など)のいずれかに決まるが、多くは人道へ進む。ちなみに天道は空を飛べる楽園、人道は不浄・苦・無常を味わう人間界。人生は修行の場といわれるのもこのため。またこれら六道から脱出した世界が極楽浄土。永遠の安楽を手に入れられる理想郷であり、二度と転生することはない。到達することを解脱と呼ぶ。尚、転生は、極楽浄土に辿り着くまで何度も生まれ変わり、自らの足りない部分を見据え、なすべきことに取り組んでいく。

※参考/解脱、または悟りと呼ばれる「魂の在り方」は、かつて進化の過程で鉱物・虫・植物・動物であったことを知り、そのすべての意識を思い出し、我を知ること。聖者とよばれるものが自然の中で精神性を高めて悟りに至るのは、このため。また日本での四十九日は、もともと土葬された遺骸が骨になるまでの期間とされている。

■精神世界で著名なスウェデンボルグによると、死は霊がひとつの道具としてきた肉体の使用をやめただけのこと。死ぬと数日間現世にとどまった後、導く役目の霊によって精霊界へ行く。ここで霊界に行く準備をした後、大きな河を渡り、真の死後の世界である「霊界」に入る。霊界は実に壮大な景観。そうした中に霊が住む世界があり、似た者同士の霊によってコミュニティが形成されている。またあの世には天界・霊界・地獄の三つの世界があり、魂の行く先は自分自身で決められる。地獄へ行くのは、現世で物質的欲望、性的欲望、世間的名誉欲や支配欲に囚われ、本質や真理をないがしろにした人たち。天界や霊界に入っても馴染めず居心地も悪いため、いずれ自らが選択して地獄へやってくる。政治家・企業家などが地獄にいることも珍しくない。

■魂は課題を与えられ、生まれてくる先を選んで生まれ変わる。この際、前世の記憶は消滅することになる。これは、より真剣に人生と向き合い、より純粋な経験を積むためのもの。魂は学び、成長し、霊的進化をすることが求めらる。課題を達成できなかったり、普遍的な法則を破った場合は、課題を完璧にクリアするまで別の肉体として何度も転生を繰り返す。



誰も書けなかった死後の世界地図 A・ファーニス 三笠書房・王様文庫

■人間の本質は永遠の魂。地上の人生も、この世に生まれてきたのも、霊的成長を達成して霊界での生活に備えるため。いわば霊界へ戻るためのトレーニング期間のようなもので、大切なのは魂の不滅や敬虔に生きることの大切さを知ること。また人間は地上生活が主で霊界は死後の付属的なものとして考えがち。実際はその逆で霊界が本来の居場所で、地上生活は仮住まいのようなもの。つまり人間も、家族同然のペットたちも本来の居場所に戻るだけ。死は「永遠のふるさと」に還る喜ばしい出来事であるのが真実の姿。

■地上に生まれたそれぞれの魂には、生まれながらにしてその行くべき道が明示されている。その宿命の道を最大の努力と善をもって精進し、純粋で無欲であれば、魂の道筋は汚れのない光で照らし出される。

■死後しばらくの間は肉体と霊魂を結ぶ「魂の緒」が存在する。このため死後しばらくの間は霊は遺骸のそばにとどまる。また霊界では人種・宗教の壁はなく、似た性質をもった霊同士は近づき、反対の性質を持った霊同士は反発するためにお互いに混ざり合うことはない。霊界ではテレパシーで会話するため言語は必要ない。

■霊界では自由が原則。何をしようが何を考えようが自由だが、その姿がそのまま今いる環境に反映される。また願いや欲望が向かうところ、行きたいところへ行き、学びたければ学び、望むことが仕事となり、地獄へ堕ちたければそれもよし。霊界での容姿は霊的発達の度合いを示し、上位霊になればなるほど成熟、ついには聖者の容姿をもつこととなる。

■輪廻転生は多くの霊の進歩に役立つ法則ではあるけれど、すべての人が経験するわけではない。その理由は、人々を導く守護霊たちの間に考え方や方法の違いがあるため。例えば、地上での転生ではなく、霊として下位層の霊界へ送り込み地上での過ちを償う方法もある。

■霊界全体の構造は諸説がある。下は下で限りなく、上は上で限りない世界があるものの、7〜12、あるいはそれ以上の領域に分かれ、通常は1つの領域に12のサークルがあるといわれている。いずれにしても霊界には無数の階層が存在し、死後、各自の霊的成長レベルに応じた層へ自動的に引き寄せられるが、各階層に仕切りがあるといったものではない。はじめにどの世界に行くかは地上での生き方に左右され、例えば、自己中心的な人が行く場所、守銭奴な人が行く場所、打算的な人が行く場所、などがある。人間が想像する天国や地獄もこの中に含まれ、努力すれば誰でも上の階層の世界へ行くことができる。
また下位層では体の苦痛を感じ、上位層では苦痛から解放され、霊界の明るさ・美しさはその人の心境次第で決まる。煩悩や執着に囚われている場合は地表をさまよう地縛霊となり、行き過ぎた快楽は痛みをともない、物欲は魂の成長を妨げ、利己主義の克服が大きなテーマとなり、敵を赦すことが関門となる。尚、霊界では住む領域に隔たりがあると、上位の人は下位の人に会うことはできるが、下位の人は上位の人には会えない。

■霊界の天使については諸説がある。A・ファーニスは、天使とは元人間と示唆。下位層から罪を悔い改め、上位層へ移動を果たした者たちで光の戦士がその実態。何故戦士がいるかといえば、霊界でも善と悪との覇権争いがあるため。それが地上に波及して戦争となる。一方で天使とは霊界に存在する人間や動物以外の生命体で、高級霊という説もある。いずれにしても古来からの天使のイメージや伝説の多くは作り話で、実際はよく分かっていない。



見えない世界の歩き方 〜Go! Go! スピリチュアル〜 大野百合子 永岡書店
※死後の世界の本ではないが、精神世界を総括。スピリチュアルとは何か…がよくわかり、ありとあらゆるスピリチュアルな手法を、やさしくおもしろくガイド。精神世界に関心のある人の身近な入門書。

■魂とは永遠に変わらない意識のエネルギー。神道では「分け御魂」、仏教では「仏性」といわれる神聖なもの。全生命の根源とつながる。

■多くの精神世界へのアクセスの鍵となり、魂と身体が一つに協力し合うための最大最強ツールが呼吸法。呼吸法には完全呼吸法(ヨガの腹式呼吸)、プラーナヤマの比率呼吸法(ヨガの腹式呼吸)、息吹永世の呼吸法(古神道伝承呼吸)、天地をつなぐ呼吸法、などがある。ちなみに、息の本来の言葉は「命気」、魂と身体をつないでいるのが呼吸。



各種書籍より
◆私たちは「魂をもつ身体」ではない。「身体をもつ魂」である。魂は永遠で、意識も永遠。私たちを動かしているエネルギーも永遠。死後の世界では、念の使い方を覚えるとなんでもできる。念の力で思いを伝えるため言葉は不要。欲しいものも想像するだけで手に入る。霊の進化とは自由自在を極めること。その習熟具合によって所属階層が変動し、上位の階層では光に近い姿となる。また時間や空間という概念がなく、私たちが暮らしているこの世界と表裏一体。天国や地獄といったものはない。一般的には自分が生きた年数分を転生するまでの準備期間にあてる。愛するペットたちとも再会でき、一緒に暮らすこともできる。

◆人間は死ぬと失っていた霊としての記憶を取り戻す。そして多種多層の霊界構造の中から、同等の霊性が集まる階層や共通意識を持ったコロニー(集落)に導かれる。霊界で休息した霊は、生まれ変わることを続けるのか、それとも神界をめざすのか、が決められる。神界ルートに進む霊は、地上で多くのことを学び、さまざまな経験を積むことで高度な霊性を備えた霊。転生とは異なるルールのもと、新しい学びをはじめる。

◆死後の世界では、上から下まである多くの層の中から魂の質に適した世界に移動する。振り分けには独自の判断基準があり、現世での善意、宗教などの思い込みは通用しない。善人だから上の層、悪人だから下の層、ということではなく、悪い行いをした自覚と反省があるかどうか、が重んじられる。本人の自覚がないまま、善意が余計なお世話となっていたり、上から目線の優越感となることもある。いじめられた側は恨みが残り、いじめた側は記憶にないこともあるだろう。また創造主である神の存在を信じているかどうかも分かれ目となる。

◆人間は死ぬと自由を感じ、二度と肉体を持ちたくないと思う。次の瞬間、天から光の柱が降りてきて、魂が光の中に引き上げられる。そして「忘却の幕」を通り抜け、生まれ変わるための場所に戻っていく。忘却の幕とは魂の記憶の境目で、ここを通ることで転生する際に決めた目的などの約束事をすべて思い出す。反対に転生する際は忘却の幕を通過した瞬間、すべてを忘れることとなっている。

◆人間の普遍的な目的は「魂の故郷」に帰ること。魂の故郷では懐かしい人たちやソウルメイトたちと再会。次の人生計画をたてる上でソウルメイトの存在が欠かせない。ソウルメイトは誰にも5-6人がいて、それぞれが世界各地で人生を全うし、死んだ後、天界でその経験を分かち合う。人間界での数多い経験は、魂の故郷に帰った際には大きな価値を生み出す。そして次の人生計画を話し合い、およそ40-50年かけて生まれ変わる準備をする。ちなみに目的通りの人生がおくれたかどうかで天界に戻ったときの心境は異なり、意識の上での天国と地獄を感じ、次の転生に活かされることとなる。尚、輪廻転生の回数は人により異なる。人間としての転生を終えると、指導霊として人間を導く役目を担うことになり、それを終えると神に近い領域へ入ることになる。

◆人は死ぬとしばらくは夢を見る。臨死体験の多くは、この時の夢という説が有力。個々の生活環境によって見る世界は異なる。光のトンネルを抜けたり、花畑に囲まれたり。三途の川といった境界線は、中東の国では砂漠、ヨーロッパでは階段のケースが多い。これらは代替記憶と呼ばれ、土地柄や民族性が現れる。また魂は肉体と離れて幽体になる。幽体を使うことができる準備が終わると夢から覚め、死後の世界に入る。

◆旅立つ際は、その瞬間に立ち会ってくれる人が現れ、その後は一人で進む。目が覚めると川が流れる門の前に到着。その門の前で天国か地獄か…の審判を受ける。門をくぐり、川沿いを幸せと希望を感じながらひたすら歩く世界が天国。人生を振り返りながら歩き進み、生まれ変わっていく。同じ時代では「学び」にならないため、100年ほど先に生まれ変わることが多い。「学び」の必要がない人は、歩く途中で「光」となる。また地獄とは、門の近くの暗闇の中で、歩く人たちを佇みながら眺める希望のない世界。成仏できない霊は、霊界の手前にある幽界(現世への未練などが残存する世界)にとどまる。

◆死後の世界では、その人の人生の歩み方がそのまま形になる。思いやりの心をもち、自分の心に正直に生きたかどうかが、天国・地獄…などといった死後の世界での岐路となる。尚、死んでも魂は同じ。来世も今の自分のまま生き続ける。肉体は変わっても魂はずっと変わることはない。