海外移住情報


ナウル現地事情編
Republic of Nauru

査証編






○外国人投資規定
外国人投資規定や事業規定は特にありません。

○ビジネス情報の収集先
■経済発展省 Department of Island Development and Industry

Central Pacific tel 444-3181  fax 444-3791

○世界で一番小さな国、ナウル
バチカン、モナコに次いで、世界で3番目に小さな国。南太平洋で唯一、ひとつの島だけで
構成され、車で15分ほどで一周できてしまう程度の広さ。
航空アクセスはオーストラリアのブリスベンからの空路利用が一般的。公用語に英語が使
われ、通貨はオーストラリアドルを使用。中国人経営の中華食堂での食事は一食2〜4ドル。
商店もほとんどが中国人経営。

○ナウルの光と影
ナウルの暮らしぶりは周辺の島国に比べ豊かで、働く必要のない島として知られていました
が、理由は島が燐鉱石で出来ていて、その輸出で充分成り立っていため。燐鉱業は国有化
され、収益は国民に分配化。このため公務員以外は働く人も、働く必要もない環境となり、
家庭には自家用車やテレビ、ビデオも普及するまでになっていました。
しかし2000年代に入ると唯一の産業である「燐鉱業」が近く枯渇するという大問題を抱えて
右往左往。生産量の規制によって問題を先延ばしにしていましたが、燐はほぼ枯渇。政府
は「いきあたりばったり」の奇策を実施しますがいずれも失敗。生活物資は輸入品に依存し、
漁業や農業も自給できる規模には至っていないため、援助に頼らなければ国が成り立たな
い環境に陥っています。最悪の場合、1万人の国民の内、多くが他国への移住を強いられる
ことにも。尚、観光で訪れる人は僅か。かつて盛んだった燐鉱業で働く人の中には中国、キ
リバス、ツバルなどからの出稼ぎ契約労働者が多くいました。

○税制について
国民の税金は無いに等しく、税金に関する規定は存在していません。

○ナウルにはホテルが2軒のみ
ホテルはメナンホテルとオドゥンアゥオホテルの2軒のみ。高いのはロケーションの不便なメ
ネンホテル(シングル80A$〜)、安いのは街の中心にあるオドンアイオワホテル(シングル45
A$〜)で、いずれもエアコン付。いずれにしてもそれなりの料金なので長期滞在する場合は、
交渉して民家に泊めてもらうのが一番の良策。

○ナウルでの外貨両替とクレジットカード利用
ナウルでは基本的に外貨両替ができないため、充分な公式通貨のオーストラリアドルの事前
準備が必要です。またクレジットカードが使用できるのはホテルだけ。またダイナースとアメッ
クスカードのみ利用できます。

○日本公館
日本国大使館は未設置。在フィジー大使館が兼務しています。




■観光局
ナウル政府観光局
ナウル政府国土ガイド


■政府機関
ナウル政府
ナウル議会



■航空会社
Our Air
運行停止となった旧ナウル航空の遺産を引き
継ぎ、2006年11月に就航開始した新航空会社。

■インターネット接続
Cenpac