海外移住情報


パキスタン現地事情編
Islamic Republic of Pakistan

査証編




ビジネス関連


○会社設立

外国企業は事前にパキスタン投資庁(BOI)の投資承認を受ける必要があります。
また多くの分野で外資100%が認められていますが、IT通信産業・サービス産業は事業開始後5年
以内に40〜60%を現地化させる必要があります。投資額は製造業は最低出資金の規定はありませ
んが、農業分野や非製造業の最低出資は30万ドル。
<公式投資促進機関>
パキスタン投資庁(BOI)
JICAから日本人職員1名が駐在。また投資庁は2009年、日本経済特区構想を発表。

○ビジネス関連機関
パキスタン財務経済省
パキスタン商業省
パキスタン産業省
パキスタン輸出促進局
パキスタン中小企業開発局 SMEDA
パキスタン証券取引委員会 SECP

○ローカル給与水準

パキスタン人の給与は一般職100ドル、技術者200ドル、管理職500ドルがひとつの目安。

○在日大使館の投資相談
在日大使館・商務局では投資希望者に対して、日本人スタッフと商務官が個別相談に対応。

○日本人商工会議所
■イスラマバッド日本商工会
Japanese Association of Commerce & Industry

c/o Nichimen Corporation 30-B, Street No.3,F-6/3, Islambard
tel 51-2209520  fax 51-2272012
■カラチ日本商工会
The Japanese Association of Commerce and Industry in Karachi

c/oMitsui Corporation F-8. KDA Scheme No.1 Tipe Sultan Road., Karachi
tel 21-5654810  fax 21-5652045



生活・滞在関連


○不動産取得

外国企業の土地所有は認められ制限はありませんが、外国人の個人所有は原則的に不可。

○シティバンク
CITI BANKパキスタン

○郵便
パキスタン・ポストオフィス
パキスタン・EMS郵便

○旅コラム
もうひとつの生き方、日本を離れて
パキスタンの女性たち

○快適滞在地フンザ

アニメ映画「風の谷のナウシカ」のモデル舞台として一躍知られるようになった北部の桃源郷フンザ。
最近はバックパッカーの人気が高まり、欧米人より日本人の方が多い時期もあるほどです。従来は
インドの酷暑を逃れる旅人や中国シルクロードを通って来る旅人で占められていたものの、今はフン
ザだけを目的に首都イスラマバッドからミニバスで20時間かけて一直線の人も多いのです。
その魅力は何と言っても中央アジア系の青い目の民が住む村の居心地のよさ。お金など何の意味
も持たない人間本来の素朴でシンプルな生活を守る村人は、挨拶疲れするほどニコヤカに声をかけ
てくれます。この村はストレス社会の日本人に限りない癒し効果をあたえてくれるのかもしれません。
また日本では見れない岩山の荒々しい景観、点在する村々それぞれの魅力と味わい、この地域に
ついつい長期滞在する人の気持も良く分かります。何よりもお湯や電気が貴重なこの地域、お金で
は得られないものが入手できます。ちなみにゲストハウスは一泊3ドル前後、数軒しかないハンドク
ラフト店には日本語の看板や案内も。日本人が多いせいか片言の日本語を話せる人もいます。


○フンザの中心<カリマバード>の名物ゲストハウス
一般的にフンザというとカリマバードのことをいい、安価なゲストハウスが集中しています。この中で
日本人の宿泊が多いのは中心にある<オールドフンザイン>と<ハイダーイン>。この2つの宿は
互いに競っているらしく、宿泊日本人もオールド派とハイダー派に分かれ、ギルギットのツーリスト
コテージの情報ノートには「こっちの宿は、あっちの宿は云々・・・・」などと意味の無い記述がいっぱ
いあるのには閉口。いずれの宿もワンベッド50ルピー(約150円)。長期滞在者や派閥的な雰囲気が
嫌いな人はカリマバードから車で5分、歩いて30分のアルチット村にあるキサール・インに宿泊。
こちらはリピーターも多く、家族的な生活感覚の中で滞在できます。ワンベッド50ルピー、W150ルピ
ーから。私が遊びに行った時はシーズンオフでしたが日本人女性が一人で1ケ月近く宿泊していま
した。ちなみにカリマバードの多くの宿ではフンザ定食とよばれる食べ放題デイナーが一般的、但
し野菜と豆中心の質素な食事です。

○フンザ北部グルミット、パスーとカリマバードのリチャード・ギア?
ピンディからギルギッド行きのバスの中でリチャード・ギア似の好青年と同席。何と日本語ペラペラ
で時々ピンディの日本語学校の集中講座に参加、聞くには彼の仕事はカリマバードにあるミール藩
主の宮殿・バルチットフォートの日本語ガイド。金髪系住人の多いフンザの北部<グルミット>出身
だけにどっからみてもヨーロッパ系。ちなみにカリマバードから中国国境のスストまでにはブルシャ
スキー語圏の<グルミット>をはじめ、トレッキングが楽しめる素朴な村<パス−>などがあります。
カリマーバードとは違う魅力もいっぱい。カリマバードからはミニバスで数時間、安価なゲストハウス
もあります。

○ギルギットの日本人ゲストハウス
ギルギットの空港近所に日本人ミドル女性ケイコさんの経営するゲストハウス/ツーリストコテージ
があって日本人バックパッカーでにぎわっています。首都イスラマバッドにも日本レストランは一軒
も無いのでここの日本食は貴重な存在。日本での普通の食事に比べると特にお米は「おいしい」と
は言いがたいですが、夏のシーズンには他のゲストハウスに宿泊している欧米パッカーが食事に
立ち寄ったりもします。料金はS150ルピー、W250ルピー、ドミ100ルピー、夕食セット150ルピー。
何よりもコーヒーが飲めたのには感激。ホットシャワーはよく故障、近所の理髪店での熱いお湯の
バケツ風呂は20円。ほとんど停電しているので食堂でランプを囲んでの夕食。尚、ケイコさんはパ
キスタン人前オーナーから経営を引き継ぎ、数人のスタッフも日本語ペラペラ。イスラマバッドから
フンザへはこの街でバスを乗り換えます。空港もありますが、有視界飛行のために雲が出ると飛ば
ないので夏以外はほとんど欠航。秋冬は体が凍えます。

○ラワール・ピンディの宿泊事情
首都イスラマバッドは行政区のためパッカーにとっては物価はかなり割高なため、バックパッカーた
ちは隣接するラワール・ピンディに宿泊。日本人で溢れていたポピュラーインはラホールに移転後、
閉鎖されたとか。また、一等地のハイダーロードにある中級ホテル<TAJIMAHAL タジマハール>
は一泊200ルピー(約600円)で小奇麗な部屋に宿泊できます。1階にはきれいなレストランもあって、
ホテルやレストランのスタッフは日本人が珍しいのか何かと世話をやいてくれました。場所はハイダ
ーロード真中辺りに大きな看板が出ていますのですぐにわかります。空き地のようなホテルのガー
デンカフェでお茶も飲めます。パキスタンの平均的な日給は200ルピーなので、格安ホテルもパキス
タン人にとっては高級ホテル。

○近代文明を拒否する異教徒の村<カラッシュバレー>
チトラール南部にはウルドゥー語で異教徒を意味するカフィリスタンが住む村<カラッシュバレー>
があります。この村には中央アジア系の金髪に青い目の人もいて、イスラムとは隔絶された社会の
中で生活。女性が顔を出して生活していることから女性見たさのパキスタン観光客も多く訪れていま
す。近代文明を拒否し独自の文化の中で営む姿に共感する日本人観光客も多く、村では日本人は
最も人気の外国人。物珍しい目で見る欧米系観光客やパキスタン人は嫌われているようです。
また村に入るには入域許可書が必要。カラッシュバレー(12〜4月は凍結のため通行不能)にはギル
ギットからバスで行くこともできるのでフンザの帰りにでもぜひ立ち寄ってみてください。
<カラッシュバレーのゲストハウス>
カラッシュバレーは<ブンブレット><ルンブール><ビリール>という3つの村があって観光客向
けのゲストハウスが最も多いのはブンブレット。ビリールには観光客が立ち寄ることはあまりありま
せん。カラッシュ族の生活に触れたい人はルンブールのバラングルー村「BALANGOL G.H」がいい
かも。カラッシュ族のおばさんが作る食事もおいしく、3食付きで一泊一人200ルピー、値引きにも応
じてくれます。ゲストハウスの前から山にかけてカラッシュ族の民家がいっぱいあるので友達もでき
るでしょう。

○アフガニスタン国境のトライバルエリア/カイバル峠
米国テロ事件によって注目を浴びるパキスタンとアフガニスタンの国境地帯はペシャワルから数10
キロ離れたカイバル峠を中心としたトライバルエリア。トライバルエリアは警察権も及ばない無政府
状態で、近隣に住むバシュトゥーン族などが自治権を取得。アレキサンダー大王の時代から銃が盛
んに製造され、10ドル程度で簡単に入手できる環境、時折銃声が響くきな臭いエリアとなっています。
といっても日本人にはとても友好的で、私の場合ダラという村でお茶とお菓子をご馳走に。尚、米国・
アフガニスタン紛争終了後は、トライバルエリアに入るには役所の入域許可証が必要になっています。

○インド国境に近い城壁都市・ラホール
インド国境近くのパキスタン第2の都市。城壁に囲まれた旧市街は迷路の世界。夏は気温と湿度が
高くて体力を消耗します。
<日本人宿>
オアシス
 

○その他
■カラチ
パキスタン最大の都市。喧騒に包まれたアラビア海を臨む街。
■クエッタ
アフガニスタンに近く、アフガン人やバローチ人が住む砂漠の高原。高地にあるため気温は低め。
■モエンジョダロ
世界最古といわれるインダス文明の遺跡が有名。夏は40度を超える猛暑。




■日本公館
日本国大使館

■日本人学校
イスラマバード日本人学校
カラチ日本人学校 

JICAパキスタン
<米国テロ事件の避難勧告模様>

2001年9月米国テロ事件に関連してアフガニスタ
ンの隣国にあるパキスタンに外務省から邦人退
避勧告が出されました。それはいいのですが事
態がそれほど緊迫していないのに、真っ先に出国
したのがJICAのスタッフや青年海外協力隊であっ
たのには閉口。国際援助精神はどこへやら。これ
がお役所JICAとサラリーマンボランティアの現実?

■政府機関
パキスタン政府 
パキスタン国防省
パキスタン軍事産業省
パキスタン司法省
パキスタン住宅省
パキスタン青少年省
パキスタン教育省
パキスタン保健省 
パキスタン人権省
パキスタン情報放送省
パキスタン電子メディア委員会 PEMRA
パキスタン国家再建局 
NRDAデータベース登録局
サイバー犯罪対策センター
パキスタン航空局

■交流団体
日本パキスタン協会


■自治体
カラチ市
ラホール市 

■観光局
パキスタン政府観光局

■日系旅行会社
日・パ旅行社

■鉄道
パキスタン鉄道
パキスタン鉄道省

■航空会社

パキスタン航空 PK
Shaheen Air 

■空港
カラチ空港
ラホール空港 

■情報サイト
日本パキスタン協会
パキスタン・リンク
Islamabad Net
all about

■メディア
APP通信
PNS通信
国営ラジオ
Pakistan Today
Pakistan Daily
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