海外移住情報


パラオ現地事情編
Republic of Palau

査証編






○外国人投資

パラオで事業を行なう外国人は、外国人投資法によって管理され、外国投資許可証明書(FIAC
ライセンス)の申請取得が必要。加えて税務局の事業許可を取得すると共に、所在する州政府
の事業許可取得が必要。
<外国人の投資許可条件>
投資額が50万ドル以上。または従業員の2割以上をパラオ人雇用することが求めらます。また
パラオ人雇用一人あたり,年間500ドルを政府に納入することが必要。
<FIACライセンスの申請方法>
外国投資局に申請書とコピー20部を提出し審査を受けます。申請後90日以内に結果が判明、
申請料500$。
<会社形態>
有限会社/外国企業の支社/合資・合名会社(パートナーシップ)/個人営業の会社形態が
認められています。ダウンタウンのオフィス専用入居施設・ビジネスセンターは希少な存在。

○多発するトラブル
現地会社を外国人名義にできなかったり、事業パートナーを要求されることもあることから、事業
投資に絡んだトラブルが絶えないのが現実。 パートナーに裏切られて簡単に会社を乗っ取られ
たり、悪徳弁護士が絡んでいる場合も珍しくない環境です。また 日本人業者の中には、査証など
の知識はなにもなく、「大統領と知り合いだから何でもフリーパス」と称して投資話を持ちかける人
がいますが、法的根拠はなにもありませんので話にのらないのが賢明です。

○ビジネス情報の収集先
■Foreign Investment Board(外国投資局)

PO Box 1733, Koror、PALAU tel (680) 488 1135 fax (680) 488 3722
■Bureau of Revenue Customs and Taxation(税務局)
PO Box 6011, Koror, PALAU tel .(680) 488 2580 fax (680) 488 3844
■Environmental Quality Protection Board(環境保護局)
PO Box 100 Koror, PALAU tel (680) 488 1639 fax (680) 488 2963


○ネコ・グループ
ネコプラザ、ネコバス、ネコマリンなどネコグループがありますが、猫ではなく、創設者のイニシャ
ルNEとカンパニーのCOを組み合わせてNECO。


○不動産取得
外国人名義での土地所有は認められていません。またパラオ市民が所有権を有する企業だけが
土地の取得を認められます。

○土地リース
外国人は土地所有者から最長50年までの借地リース契約が可能です。尚、外国人に土地リース
をするには、所有者が外国企業への土地転用許可を取得する必要があります。この許可を取得し
ていない場合はリース契約が無効になり、トラブルも多くなっていますので注意が必要です。

○アパート事情
コロールは外国人の居住者が比較的多いため、外国人向けのアパートがありますが、家賃は高
く月800ドル前後〜。島民向けの貸家やアパートは少ない環境です。物件はパラオの大きなスー
パーマーケットの掲示板を見たり、口コミや足で探せますが、不動産を取り扱う店舗も出現してき
ています。また家賃は基本的に大家さんと直接交渉。敷金・礼金といったものは原則的にないの
で、敷金などを要求する大家さんは敬遠した方がいいかもしれません。





○パラオについて

1994年、米国の信託統治領から独立。米国と自由連合協定を結んでいます。首都は2006年10
月よりコロールからベルダオブ島のマルキョク州に移転。政府総合庁舎などが新たに設置。
日本統治時代は南洋庁が設置され、約25000人の日本人が居住。島民の中には「日本名」を持
ち、日本語がそのまま現地語になっているほど親しみやすい国。多くの日本食レストランもあり
ます。近年は多くの日本人旅行者に加え韓国人や台湾・中国人旅行者が大挙押し寄せる環境
に変貌。物価は高く、日本とあまり変わりません。レストランでの食事は一品5ドル前後〜。日系
の矢野フードマートがWCTCショッピングセンターの隣にありますが、日本食惣菜はありません。

<外国人構成>
人口約2万人の内、フィリピン人労働者は3割を占める約6000人。その他の外国人は約1000人。
日本人約300人、中国人、韓国人、欧米人などで構成されています。


○主な島々
300以上の島からなる群島。内、有人島は9島。

■コロール島
パラオの中心。国人口の7割にあたる約15000人が居住。タクシーは交渉制。3ドル〜。言い値は
高いので値引き交渉が必要。9社が営業。ダウンタウン内は頻繁に走っています。シャトルバス
のBBIはパラオ・パシフイックリゾート〜ダウンタウンを一日7往復前後。ネコバスはパラオ・パシ
フイックリゾート〜エピソンミュージアム間を一日5往復前後。
■ベルダオブ島
国土の75%を占める最大の島。国際空港があり、首都コロールとは日本の建設会社が施工した
ニューKBブリッジでつながっています。人口は約3500人。
■アラカベサン島
戦時中に日本軍拠点が置かれた島。大統領府、国立病院、日本国大使館などが設置され、コ
ロールとは橋でつながっています。
■マラカル島
パラオ港があり、ダイビングサービスが集まっています。コロールとミナトバシでつながり、アイ
スボックスパーク沖はシュノーケリングポイント。
■ペリリュー島
太平洋戦争・激戦地。人口約700人の小さな島。コロールから3艇の定期船とベラウ航空が運航。
■アンガウル島
手付かずの自然が残る島。エコツアーを実施。



○外出禁止条例

コロール島・アラカベサン島・マラカル島では、全ての人が深夜2時(18歳未満は0時)〜朝6時ま
で条例にて外出禁禁止。違反すると当局にて拘留される場合があります。

○弁護士に注意
事業投資や移住、不動産に絡んだトラブルの中には悪徳弁護士が絡んでいる場合があります。
パラオでは外国人が裁判に勝つことは難しく、それを見越しての計画的な関与もよくありますの
で、弁護士といえども簡単には信用できません。


○エコノミーホテル

パラオホテルは格安ツアーに使用されるダイバーに人気の老舗宿。コロール・ダウンタウンのWC
TCショッピングセンターの向かいにあり、ロケーションは最高。1階はコンビニマート。シングル40・
ツイン50・トリプル60ドル。その他のエコノミーホテルの宿泊料金は30〜50ドル程度。コロール島
にはDWモーテル、ニューコロールホテル、ウエストプラザホテル(パラオホテルの隣)、PENTHO
USE(パラオホテルの裏手)、ツリーDモーテル、レーンズモーテル、VIPゲストホテルなど。VIPゲ
ストホテルはダウンタウンの中心にあり便利。JICAやコンチネンタル航空の事務所も入居。マラ
カル島にはキングホテルがあります。
■日系エコノミーホテル/HKモーテル
別名・民宿金城。金城フミコさんが経営。ダウンタウンからミナト橋に向かう途中にあります。ラン
ドリー使用可。1Fにはラーメン店も。シングル35ドル〜。tel 488-2764 fax 488-4609

■ドミトリーのあるウォーターワールドホテル
コロール島のミナトバシの近く。韓国人経営。1泊ドミ15ドル。1階は韓国レストラン。

○運転免許

30日以内は日本の免許証で運転可能。30日を超える場合は日本の国外運転免許証が必要。

○マリンスポット
パラオではビーチはごく僅か。コロール島周辺ではパシフィックリゾートのビーチとマラカル・セン
トラルホテルのビーチなどに限られます。 またロックアイランドは大小200ほどの岩島が点在す
るエリアの総称。ダイビング、シュノーケリングなどマリンレジャーの宝庫。 ダイビングでは王道
スポットと呼ばれるブルーコーナーが有名。シュノーケリングではビッグドロップオフ、タートルコ
ープ、パラダイスコーナーなどがあります。海面が乳白色のミルキーウェイでは海底に沈殿した
石灰質を体に塗る「ドロパック」も楽しめます。ロングビーチは干潮時に現れる白砂の道。休憩施
設があるオモカン島まで続いています。ジェリーフィッシュ・レイクには神秘の海水湖には何万匹
ものジェリーフィッシュ(タコクラゲ)が生息。人を刺すことはないので安全です。





■日本公館
在パラオ日本国大使館

■JICA
JICAパラオ事務所 
コロール島とマラカル島、アラカベサン島などを
結ぶ橋は日本の援助で建設されました。


■観光局
在日パラオ政府観光局
パラオ政府観光局

■マスコミ・通信・学校
Oceania TV
PNCC パラオ電話通信サービス
パラオ・コミュニティカレッジ

■銀行
◆ハワイ銀行/Bank of Hawaii
◆グアム銀行/Bank of Guam
◆パラオ銀行/Bank of Palau
◆ミクロネシア銀行/Bank of Micronesia
◆パラオ証券銀行/Security Bank of Parau
◆太平洋信用銀行/Pacific Savings Bank
◆グアム信用銀行/Guam Savings and Loan
◆パラオ建設銀行/Palau Construction Bank

■航空会社
ベラウ・エア







■高級ホテル
パラオ・ロイヤルリゾート
パラオ・パシフィックリゾート
パレイシアホテル・パラオ 

■日系旅行会社
ベラウツアー
インパックツアー

■日系・日本人スタッフのいるダイブサービス
観光客の7割がダイバーというダイビング天国
のため、多くのダイブサービスが営業。

マーメルダイバーズ
フィッシュ・アンド・フィンズ
スポートツアーズ
スプラッシュ
ブルーマリン
アクアマジック
クルーズコントロール
ネコマリン
<パラオダイビングセンター>
代表の岸川いたる氏は1950年代に農業移民
として移住したパラオ・ダイビング界の草分け。
星の形をしたカープ島にコテージを古くから設
置。カープアイランドリゾートとしてダイバーに
愛用されています。


■情報サイト
PDNパラオダイバーズネット
プログ。島の求人情報も掲載。
Storyboard Beach Resort
国際結婚でベリリュー島に移住。ダイブサー
ビスと宿泊施設を運営する日本人女性。