海外移住情報 フィリピン編


銀行と暮らし








○口座の開設
口座の開設には外国人登録証ACRやIDを複数要求されます。旅行者の銀行口座開設は不可。
但し、銀行と支店によっては、紹介者や預金金額などが考慮され、支店長決済の特例措置とし
て旅券のみで開設できるケースもあります。またフィリピンの銀行では25万ペソ(以前は10万)
までの預金が保護されます。また2009年以降、100万ペソまでに引き上げていくことが決定。

○預金利息
銀行や支店により利率が大きく異なります。利息が低いのはシティバンクなど。あまりにも利息
が良い銀行は危ない銀行といわれ、利息が低い銀行は安全といわれている側面もあります。
このため、利息の良い銀行の場合は、短期定期を利用するなどの方策を取る人もいます。

■ドル建て預金

経済情勢により変動しますが、ドル定期預金で1〜2%が目安。利息の源泉徴収額は7.5%。
■ペソ預金
利率は高くなりますが、為替変動のリスクが生じます。利息の源泉徴収額は20%。
■金融商品
元金保証の長期商品や国債商品では5〜10%近い利回りのものもあります。一般的なドル建
てフィリピン国債商品は25000ドル〜。投資期間と解約は自由。半年毎に利息が支払われます。

○送金拒否について
日本の銀行から自己名義以外の現地口座に送金する際、マネーロンダリング防止の観点か
ら、送金を拒否される場合があります。

○金融機関
■主要銀行
Union Bank
Bank of Commerce
East West Bank
Rizal Commercial Bank (RCBC)
Philippines Saving Bank
Banco de Oro
Philippines Business Bank
Philippine Bank of Communications
China Bank
China Trast
United Coconut Planters Bank
Security Bank

■政府系銀行
Development Bank/フィリピン開発銀行

■中央銀行
フィリピン中央銀行
■日本に支店のある銀行
PNB フィリピンナショナル銀行
PNB 日本支店
2005年9月、東京支店は不正資金送金
などにより金融庁の業務改善命令を受
けました。支店は東京と名古屋。

METRO BANK
METRO BANK 日本支店
東京の他、大阪出張所があります。

■シティバンク
CITI BANK フィリピン
CITI BANK ジャパン

■HSBC(香港上海銀行)
HSBC フィリピン
HSBCジャパン 



○日本の銀行
■三菱東京UFJ銀行・マニラ支店
15th Floor, 6788 Ayala Avenue, Makati City tel 886-7371
■みずほ銀行・マニラ支店
25th Floor, Zuellig Building, Makati Avenue corner Paseo de Roxas, Makati City
tel 860-3500
■三井住友銀行・マニラ支店 ※2015.9 営業開始
21st Floor, Tower One & Exchange Plaza, Ayala Triangle, Ayala Avenue, Makati City
tel 880-7100


○為替レートの変遷と両替
◆1ペソ=2.4円(2007年1月) ◆1ペソ=2.7円(2007年6月) ◆1ペソ=2.4円(2008年3月)
◆1ペソ=2円(2009年1月) ◆1ペソ=2.6円(2015年10月)
2008年末からの国際金融危機・円高基調により2006年水準に戻りましたが、2015年時点で
は円安基調へと推移。
両替は地方に行くほどレートが悪くなります。また、あまりにもいいレートを提示する店は要注
意。日本円からの両替可。





○フィリピンの医学生
フィリピンでは年間2000名以上の医師が生まれていますが、内60%は海外の医療機関に就
職し、20%はフィリピンの都会での勤務を希望している環境となっています。

○マカティメデカルセンター

Makati Medical Center(MMC)
リタイア用永住権を取得したAさんのご主人がマカテイメデイカルセンターに入院。
「治療費には腰が抜けそうでした。救急車で緊急入院、ICUに5日、一般病棟に5日、しめて
130万円。世界でもトップレベルとは聞いていましたが、値段についても世界で10本の指に
入るとか。注射1本7万ペソ!、どうしますか? と尋ねられても・・・。

○日本人用サービスのある病院
神戸クリニック 日本の医療法人との共同経営病院。
St.Luke's Medical Center
Asian Hospital

○日系保険会社
三井住友海上フィリピン(BPI/MS)
日本生命フィリピン
ソニー生命フィリピン



○携帯電話
外国人の加入には外国人登録証
や賃貸契約書などの住居証明書
が求められます。但し、プリペイド
式携帯電話についてはノーチェック
で購入使用できます。


○日系IT・通信会社
KDDIフィリピン

○日系PC・家電メーカー
Acerフィリピン
EPSONフィリピン
富士通フィリピン
NECフィリピン 
Sonyフィリピン
日立フィリピン
パナソニックフィリピン
シャープ・フィリピン
JVCフィリピン
 

○大型ショッピングセンター

SM(シューマート)グループ
SM Department
フィリピン各地にチェーン展開。
スーパーマーケットも運営。
華僑系企業。

○人気ファーストフード

Jollibee(ジョリビー)
フィリピンを代表するハンバーガ
ーチェーン。ライスやフィリピン人
好みの甘めのパスタなどもあるの
が人気の秘密。経営はフィリピン
華僑のトニー・タンが率いるJFC
(ジョリビー・フード・コーポレーシ
ョン)。
Greenwich(グリーンウィッチ)
フィリピンを代表するピザチェーン。

○フルーツ

最も人気のあるのがマンゴー。
店頭価格は1キロ15ペソ。スーパ
ーで買うと倍額の1キロ30ペソ。
(1キロでマンゴー3個ほど)



○生活費目安
フィリピンでの生活費は生活レベルにも左右されま
すが、月10万円前後が目安。標準消費税は12%。

○メイド・介護人費用
一般的なメイドの給与は、月千ペソ(約2千円)から。
介護などを行う外国人向けの高給メイドは高くても
月2万円以内。


○各種宅配業者
佐川急便、OCSフィリピン、日本通運、郵船航空、
DHL、Fedex、ヤマト運輸など。

○郵便局
郵便物は日本と同じように配達してくれ、不在時は
管轄の集配局に取りにいきます。また小包を送る際、
中身確認が行われるため、確認後の包装が必要に
なる場合があります。
フィリピン郵便局

○フィリピン産日本米
フィリピン産の各種日本米が販売されていますが、
中でも人気はHikaru(ヒカル)ブランド。コシヒカリ、
ササニシキなどの種類があり、日本食店でも使用
されています。国内大手スーパー、日本食材店で
入手できます。

○日本マート
日本人経営の日本食料品店。日本の新聞雑誌や
日刊マニラ新聞のバックナンバー、和食器なども
販売。日本のお米も宅配してくれます。大手は富士
マートなど。

○日本店舗など
メトロマニラには200店以上、セブには50店近くの
各種日本料理店。マカティのパソンタモには日本
の仲見世通りを再現した商店モール「リトル東京」
があります。また日系コンビニのミニストップの店舗
が急増。牛丼の吉野家なども進出しています。

○サリサリストアとハロハロのルーツ
フィリピンの代表的デザート・ハロハロや街のいたる
ところにある売店・サリサリストアは明治時代にやっ
てきた日本人から生まれたもの。
ハロハロは多くの日本人が開業していた「もんご屋」
という氷アズキ業から生まれ、サリサリは同じく日本
人が営んでいた「駄菓子屋」がそのルーツ。