〜不登校〜![]() 海外移住情報 ![]() |
○当ページ作成の背景と趣旨 きっかけはWEB「海外移住情報」に時々届く子供たちからの ヘルプメール。「大きく環境を変えたい」と思う気持ちから、 「海外」や「移住」という言葉に反応してしまうのです。 2007年の小・中・高校生の不登校者数は前年より2000人増 え過去最高の12万9000人。混迷する現代社会では不登校 にならないほうが不思議とも思え、メールが届く度にそうした 世相を実感することになりました。 そうしたことから、「こうしたページを作ればより相談がしやす いかも」と考え、2008年11月に当ページを作成しました。 通常はご両親や学校の先生が努めを担うものの、画一的な 観念では対処できないこともあります。 もちろん私が「相談者」として適任であるかどうかはわかりま せん。しかしさまざまな視点から、現在または今後の自分自 身を見い出すために少しでも役立てれば幸いです。
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○不登校を克服しようとがんばったのに・・・最後の壁は学校の先生。 2011年、いじめで不登校になった中学生の女の子。「学校に行きたいけど、いじめられるのがこ わい」と相談が・・・。家にずっといると不規則な生活になりがち、社会生活との距離も広がってし まうことから「学校の校門をくぐらなくてもいいから、毎朝、校門近くまで行ってみる」という方法を 選択し、校門をくぐるのに必要な「きっかけやタイミング」が訪れるのを待つことにしました。 そのかいがあって校門をくぐり教室に入ることができたものの、いじめられてまた逆戻り。こうなっ てくるといじめられた方の問題ではなくて、いじめる方の問題。いろいろ話を聞いてみても、学校 の先生は、いじめられた子の相談に乗ったり登校を促すものの、いじめた子やその親には意見 もしなければ放置したまま。本来は「いじめた方を処罰し間違いを正す」というのが教師の務めな のに、いじめられた子ばかりに重圧がかかるのは本末転倒。すべての元凶は「弱者には強くて、 強者には弱い」という「サラリーマン教師」にあるとしかいいようがないのかも。 ○山村留学といっても「いじめ」があったり「自己保身一番の教師」がいる事実 山村留学といっても、「子供も教師ものびのび、人間らしく」といかないケースもあります。 親がともに生活していないだけに、何が行われているかは「現場」にしか分からないことから、 実態が発覚しないこともあります。ある山村留学先では、いじめ被害ばかりか、それを揉み消そ うと躍起な教師や関係者。さらにはとても親代わりとは呼べない「里親」さんがいたりすることも あります。山村留学先選びの際は、こうした「負の事実」があることも頭に入れておいたほうがい いでしょう。 ○メール相談開始後2年間の状況(2010.10) 2008年11月のメール相談開始から約2年。毎週、数件ほど届く相談メールの7割は中学1・2年 生、小学校高学年の女子。加えて、それらの多感な子供たちを持つご両親からのメール。 今のままでいいと思っている不登校の子供たちは皆無で、それぞれが自身と葛藤しながらの毎 日を過ごしています。原因や環境などはさまざまですが、通いたいと思うフリースクールや山村 留学先を自力で見つけるケース多く、新たな扉を開く一歩を見出したことが機会となって、両親 と正面から向き合う子供たちも珍しくありません。またいい意味での開き直った意識を持つことで 在籍の学校に復学を果たした子供たちもいます。もちろん大人たちが、他の子供や一般世間の 常識と比べることは厳禁、逆に大人の歪んだ見識が露呈してしまうことにもなるのです。 |
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参考情報/通学・学習のための手段一覧 |
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○一般的な通学手段 在籍する学校に復学登校。または親類縁者の家に移り転校、寮のある学校に転校、下宿通学な どを認める学校に転校する方法があります。 ○公的山村留学制度の活用 全国26都道府県・98市町村の自治体が主体となり、「山村留学・山海留学、里親制度」などのネ ーミングで実施。多くは過疎化対策に関連して行われ、統一された呼び方はありません。イベント 的な短期のものと長期継続ができる制度があります。通学を申し込むと教育委員会や受け入れ 自治体などが里親を手配。寮がある場合もあります。対象は主に義務教育の小学生と中学生。 受け入れ自治体によって対象児童や条件は異なり、僅かですが高校生対象の制度もあります。 尚、関連の団体はいくつかありますが実施校の全てが加盟する公的な協会・団体はありません。 <通学里親について> 文部科学省によると、親族関係ではなくても信頼できる人が通学里親となり、子供の住民票を移 せば地元の学校に通学できるということですが、肝心の里親(ホストファミリー)も簡単に見つける ことはできず、公的山村留学制度に依存する状況となっています。 ○定時制高校 定時制高校は学校によって夜間部・昼間部・昼夜部があり、日4時限・週20時限、4年間での卒 業が基本設定ですが、3年間で卒業する方法もあります。 ○通信制高校 通信制高校には公立・私立ともに様々な形式があり、単位制を基本としています。毎日登校でき たりインターネットを活用した学校などもあり、通信制高校在籍者の卒業をサポートする民間教育 機関もあります。 ○フリースクール 正規学校教育以外の学びの場、または居場所のことをいいます。中には通信制高校が中学生の 復学支援を目的に運営するものもあります。 <義務教育(小・中学校)不登校時の進級・卒業> 文部科学省の見解は、「進級や卒業は個々の状況をケースバイケースで学校長が判断する」と いうことでした。所属する学校の授業を受けていなくても、家庭やフリースクールでの勉学が進級 ・卒業の要因(校外学習)として認められることがありますが、判断は所属している小中学校長が その内容によって裁量することになります。また実際に進級や卒業ができなかったケースはある のかということですが、詳しい状況は各教育委員会への問い合わせが必要となります。 <高等学校卒業程度認定試験> 通称・高卒認定試験または高認と呼ばれる文部科学省が実施する試験です。2005年に従来の 大学入学資格検定制度(大検)から移行して行われています。 |
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関連情報リンク |
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