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海外移住情報 ベトナム現地事情編 Socialist Republic of Viet Nam ![]() |
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就職関連 |
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○日系企業と日本人就労者の壁 ドイモイ政策によって日本企業の進出ブームを経て、多くの日本企業が撤退。すっかり冷え込ん でいたものの2003年から再び進出増加傾向となり、2004年には進出企業数が500社を突破。 その一方で、就労許可証を取得せずに働く日本人不法就労者も急増。この背景には、採用企業 側が申請しても受理されるとは限らないという事情があり、とくに企業規模や職種などによっては 門前払いされる場合も珍しくありません。時には、共産体制特有のワイロが効力を発揮すること があるものの、タイと同様に「不法就労する日本人正社員」の定番代表地となりつつあります。 <日本人給与> 日系企業の給与は700ドル〜、管理職や専門技術者は1500ドル前後。所得税は所得額により 異なり、最大40%。 <健康保険> ホーチミンでは2009年より外国人従業員の公的健康保険・強制加入の義務付けを開始。地方に よって適用状況が異なります。負担額は従業員が契約給与の1.5%、雇用主は3%。 ○外国人従業員枠の撤廃 2005年に上限50人の制限が撤廃され、「外国人従業員数は全従業員の3%以内」となりましたが、 2008年、この3%ルールがなくなり、外国人従業員数の制限はなくなりました。 ○日系人材エージェント HRリンク アイコニック パソナテック・ベトナム J・SAIGON RGFベトナム 廣済堂ベトナム R ベトナム キャリアリンク・ベトナム ベトナムワークス ナビゴス Faro <日系コールセンター関連会社> エム・オー・キャップ ベトナム |
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ビジネス関連 |
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○日本人と日本企業投資事情 ■投資件数の急増 2011年度の日本企業認可件数は過去最多の208件。以前の最多投資件数は2007年の154件。 小規模投資が増え、レンタル工場需要も高まってもいます。 ■ベトナムブーム時の日本人投資事情 ホーチミンの一画に集中する近代的な日本人飲食店エリアは、かつてのベトナム投資ブーム時 にお金だけ現地コンサルタントに預けて作ったものが多くあります。当時、他人の財布で相撲を 取ろうという自称コンサルタントも多く、口を開ければ「あの日本人は金を持ってそうだ」、云々。 ■日系流通企業の進出 2016年、イオングループはホーチミンにイオンモール2号店を出店。同年、高島屋はベトナムに 進出しホーチミン店を開業。コンビニでは2010年にファミリーマートが既に進出し2015年までに 300店に拡大する計画。ファミリーマートの現地提携先企業は卸売のフータイグループ。 ■路地裏カフェの出店費用 現地で手軽に開業できる人気の路地裏カフェの営業権利は10万円、一般的な営業利益は月1万 円が目安。 ○外国人投資 外資100%企業の他、法人の形式を取らない事業協力契約方式が認められています。 現地法人設立には投資計画省の投資許可証を受ける必要があり、投資規模によって「登録」と 「認可申請」に分かれます。外国企業の支店は商業省の管轄となります。また2006年1月1日よ り、現地法人や支店の商業活動を緩和する改正商法が実施され、規制されていた商業分野の 一部では許可証が発行されます。 ■投資国 2008年度のベトナム投資国第1位(投資認可額)はマレーシア、次いで台湾、日本。投資認可 件数では台湾が第1位、次いでシンガポール、日本。 ■日系ホテル進出 2019年、外国人観光客の増加によって外資系ホテルの進出が加速。日系ではホテルオークラ がオークラプレステージサイゴンを2020年に開業予定。他に相鉄グループ、鹿島建設などが 2020年〜2021年にかけて開業予定。 ○投資促進公式機関 <在日機関> BTDジャパン/ベトナム商工省貿易投資促進局・日本支部 <現地機関> ベトナム投資計画省(Ministry of Planning and Investment) ハノイ計画投資局 ホーチミン計画投資局 ○ビジネス関連機関
<ローカル給与水準> ベトナム人事務系職種の給与は200ドル〜、技術者は400ドル〜、企業管理職は700ドル〜。 <健康保険料の拠出義務> 2005年7月より、労働契約を結んでベトナム人を雇用する場合は、期間などに関わらず健康保険 料の拠出義務が生じます。違反すると約500〜1000ドルの罰金。 <最低賃金の引き上げ> 2006年より最低賃金は40%前後の大幅引き上げが実施、日系企業に影響を及ぼしています。 また2016年には主要都市の最低月額賃金が7%アップの375万ドン(約19000円)に引き上げ。 ○日本語学習熱の再燃 日本企業の進出が再燃する中、2012年のベトナムでの日本語学習者は約5万人。この数は世界 8位であるものの、ASEAN諸国内で日本語検定(JLPT)を受けたベトナム人は全体の34%を占め 第1位となっています。 |
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不動産関連 |
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○不動産取得 外国人はコンドミニアムなどのユニット住宅を除き、土地の所有は認められていません。但し外国 企業は、許可を得れば最大50年間限定の土地使用が認められます。 ○事務所・住居用の借家権 事務所や家屋を借りることができるのは、1年以上の在留証を所持している外国人に限られます。 ○土地価格の高騰 1993年にドイモイ政策のひとつとして個人の土地所有が認められるようになったものの、2006年頃 より土地の高騰が急進。首都中心地の土地価格は1m2当たり300万円と東京と変わらない環境に 変貌。オフィスの賃貸料はタイ・バンコクの2倍。まだ外国人の土地所有は認められてはいませんが、 もしも一部開放されるようなことがあれば、お金に執着する国民性からして、世界最大級の土地バブ ルが確実に起こるといわれています。 ○家賃事情 外国人向け高級物件は月1000ドルから、ベトナム人向けの高級物件は月200ドルからありますが、 貸主によって家賃に差異があり、現実には交渉によって決まります。またベトナムは住宅事情が悪 く、高級物件以外の「安くて良い物件」はなかなか確保しずらい環境。良い部屋が見つかるまでゲ ストハウスに滞在する人も多くいます。 ○ホーチミンの富裕層地域 市街地から車で15分ほどの2区と7区は新都心として開発された豪華な住宅や商業施設が多い地域。 富裕層や外国人が多く住むことからホーチミン市民憧れの地域。2区には欧米人が多く居住、韓国や 台湾資本が開発した7区には日本人を含むアジア系外国人が多いのが特徴。ちなみに7区の一戸建 住宅は3000万円ほどが価格目安。 ○高級分譲アパートと住宅価格 2011年時点のベトナム人向け高級分譲アパートは1m2あたり2000ドル、庶民向けの分譲アパートは 1m2あたり600ドルほど。ちなみに大手企業に勤める人が生涯賃金で買える物件の限度は約75000 ドルの住宅といわれています。ちなみにホーチミン郊外の土地付き住宅は4万ドルほど。 ○日系不動産会社
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滞在地関連 |
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○ハノイ ハノイの空港から市内へはミニバスが安くて便利(2ドル、所要45分)。市内へ入ってからはいろん なホテルに立ち寄るものの、これは運転手の小遣い稼ぎ。ほとんど悪条件のホテルなので、自分 で探した方が賢明。 <ゲストハウス事情> ハノイの格安ゲストハウスは増えてきているものの、いわゆる「うなぎの寝床」のような構造と窓の 無い宿が多いのが現状。このような宿は異常に蒸し暑くて地獄状態なので、安宿を選ぶ場合は窓 があって換気がある宿が必須条件です。 <ミニホテル一例> カメリアホテル ナムハイホテル クラシックストリート ○ホーチミン 到着時のクーポーンタクシーは市内中心まで5ドル。メータータクシーは約4ドルなものの、空港で 待ち構えているの悪質タクシーは10ドルといった料金を持ちかけてくるのが当たり前。またバイクタ クシーは2ドル。また2012年3月現在のバス料金は、空港〜ベンタイン市場間が約30分4000ドン、 荷物が多いと2人分を請求され、さらに値上げが見込まれています。 ■チャイナタウン 在住華僑・華人の多くが暮らすのがチョロン地区。ビンタイ市場をはじめ多くの商店が並ぶものの、 チャイナタウンの煌びやかなイメージとはかけ離れた喧騒の街。 ■宿泊料金相場 宿は豊富で宿泊料金もグレードも様々。いろいろ比較検討し、好みの宿を見つけるのが基本。 中級ホテルは40ドル前後〜。15%の税金が別途付加されます。ミニホテルは15ドル前後〜。割引 交渉できるためお得に宿泊できる場合も多くあります。またゲストハウスは3ドル前後〜。フォング ーラオ周辺に数多くのゲストハウスがありますが、公安認可の宿と非公認の宿があります。部屋 を見てから値引き交渉するのが基本。長期契約する際は、必ず数泊以上宿泊して居心地を確かめ てから。 ○北部山岳地帯・サパは少数民族村 少数民族黒モン族の住む村・サパは中国国境至近にあるため中国〜ベトナムルートの定番観光地。 輪になって集団で愛を告白する「歌垣」の風習が有名ですが、ボッタクリ国ベトナムの様相はサパも 同じ。黒モン族の売る品々は相場の5倍以上の料金で観光客に売られています。 ■日本人の多い「カット・カット GH」 S/W 4〜6ドル、山々の眺めが抜群のロケーション、冬は暖房設備も完備するきれいなゲストハウス。 cat cat Rd. Sapa LaoCai tel 020-871387 ○フエ <日本人ゲストハウス> 王朝時代の風情が残る古都フエの安宿集中地帯はフンブーン通り。この通りから徒歩5分のところ にあるビンドン・ホテルはオーナーのソンさんと日本人の奥さんキミコさんが経営。宿泊者の90%は 日本人。スタッフのトアンさんも日本語ペラペラ。宿泊料金はドミ3ドル、S5ドル(AC8ドル)〜、 W7ドル(AC12ドル)〜。繁盛しているためか2号館、3号館が次々とオープン。 ※BINH DUONG HOTEL 17/34 Nguyen Tri Phuong St. Hue City tel 833298 <日本食レストラン> インペリアルホテル内に日本人シェフのいる「よし原」があります。 ○人気のホイアン 西欧人に最も人気があるのはオリエンタルな雰囲気のホイアン。江戸時代には大規模な日本人街 が作られ、木造家屋が立ち並ぶ軒下には提灯も。また再開発が制限されているため新しいホテル などは新市街のハイパーチューン通りに集中しています。 日本食レストランは2002年8月にブルーマリンカフェ(102.Nguyen Thai Hoc Street)がオープン。店 長は日本人、滞在相談も可。定食4ドル〜。 ○避暑地 ■ダラット 高地にある避暑地。涼しいことから、ベトナム人の新婚旅行先としても人気。但し日本人にとっては 涼しいだけでイマイチの人気。シンカフェのツーリストバスで行くと、途中に松の木が見えたりするも のの、中心街は人の山。名物の湖は、人工的に作られた大きな池。安いゲストハウスは少ないもの の、10ドル前後〜のミニホテルは豊富。 <ダラットワイン> ダラットはワインの産地としても有名。日本への輸出は2001年から始まり、20008年は2万本が出荷。 毎年20%の割合で増加しています。 ■モクチャウ 近年注目されているダラットに次ぐ避暑地モクチャウ。観光資源が豊富なため地方政府は観光業に 力を入れていく予定。 ○ベトナムコーヒーの産地・パンメトート ベトナムは世界第2位のコーヒー輸出国。中でも中部高原のパンメトートはベトナムコーヒーのブラ ンド名になっているほどの有名産地。観光客も少なく、街の周辺に拡がるコーヒーのプランテーショ ンを満喫できます。ちなみに、現地のコーヒー豆価格は70キロで約50ドル前後。ホーチミン・ミェンド ンのバスターミナルからローカルバスで約10時間。約10万ドン。ダラットなどからのバスもあります。 ビナカフェ vicofa ○定番ビーチ ■ニャチャン 最もポピュラーなベトナムビーチ。ベトナム特有のボッタクリ環境もポピュラー。ホーチミンからは バスで約8時間。ゲストハウスやミニホテルは7ドル前後〜。日本人経営の居酒屋「御父参カフェ」 の上階はパックパーッカー向けゲストハウスとして運営。ドミ3ドル、他。 ■ブンタウ ホーチミンからバスで約1時間ほどで行けるビーチ。4つのビーチがありますが、メインのビーチは バックビーチ。 ■ハロン湾 ベトナムを代表する奇岩が有名な景勝地。ビーチは沖合いのカットバ島にあります。 ○穴場ビーチ ■ファンティエット ニョクナムの産地でもあるファンティエットの沖にはカイ・ムンと呼ばれるおわん型の船が行き交い、 漁民の暮らしと隣り合わせの生活が楽しめます。ホーチミンからローカルバスで約3時間。 ■フーコック島 カンボジア国境近くに浮かぶ島。多くのビーチがあり、近年ホテルなどが急増。島の南にはシュノ ーケリングも楽しめるアントイ諸島(15の島々)があります。 ■ホンチョム海岸 カンボジア国境地帯のハーティエン郊外にあり、奇岩や鍾乳洞で知られています。 ■ランコービーチ ダナンとフエの間にあるココナッツに囲まれた小さな村には白砂の美しいビーチがあります。 ■クーダイビーチ ホイアン市内から5キロの地点にある、外国人観光客が増加中のビーチ。 |
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生活関連、その他 |
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○インフレによる物価上昇 2012年、ベトナムはインフレによって交通機関の料金、観光施設の料金などが高騰。また生活・ 滞在に関わる料金も同様ですので、下記記述料金は参考一例となります。 ○郵便・通信・物流 <日系プロバイダ> KDDIベトナム <通信関連> ベトナム郵政通信省 ベトナムEMS郵便 ベトナム郵便・テレコミュニケーショングループ ベトナムテレコム・インターナショナル dot VN <インターネット・メディア規制> 以前はは情報の流入に敏感な政府によってインターネットは禁止されていましたが、現在では自由 化。しかし日本語による新聞メディアやミニコミの発行は今でも厳しい環境。 <モジュラープラグ> モジュラープラグは日本と同じRJ-11タイプ。 <宅急便> ホーチミンとハノイには佐川急便、Fedex、DHLのオフィスがあります。 ○ベトナム初の日系クリニック開設 2007年8月、ホーチミンに日系クリニック「ロータスクリニック」がオープン。 千葉県市原市の永野病院を中心とした医師が集まって設立。海外在留邦人のために、日本で普通 に受けられる安心な医療サービスを現地で提供するのが進出の趣旨。 ロータスクリニック ○日本人対応病院 Family Medical Practice 日本語ホットライン有。日本人スタッフの緊急対応可。ハノイとホーチミンをカバー。 ハノイ・フレンチ・ホスピタル 日本語ホットライン有。各種専門医の他、日本人スタッフも勤務。 ■インターナショナルSOS ホーチミンは中央郵便局の向かい。ハノイはハイパーチューン通り。24時間制。日本人スタッフ勤務。 ■コロンビア・アジア・クリニック ホーチミンにある米国との合弁病院。日本人看護師が勤務。パスター通り、統一会堂近く。 ■厚誠会デンタルオフィス ホーチミンの歯科クリニック。日本人スタッフが勤務。 ○運転免許証の書換 ホーチミン市の場合、日本の運転免許証からの書き換えはホーチミン市交通土木局免許室で手続 きを行いますが、申請には労働許可書、または在外日本公館の確認印が必要です。 その他の必要書類は申請書、運転免許証コピー、運転免許証のベトナム語訳(公証印要)、旅券・ 査証のコピー、写真5枚。 ■ホーチミン市交通土木局免許室 252 Ly Chinh Thang, District 3 ○バイクの購入 バイク購入には労働許可証が必要。労働許可がない場合はベトナム人の名義を借りることになるた めトラブルとなる場合があります。尚、購入時の諸費用は付加価値税が本体価格の10%、保険が 10万ドン前後、登録税は本体価格の5%。車両登録は業者に代行依頼するのが一般的。代行費用 (プレート発行費用含む)は50万〜200万ドン、本体価格によって料金は異なります。 ○原子力発電所の背景 経済発展するベトナムの最大の悩みは慢性的な電力不足。電化製品の普及が進むホーチミンでは 「省エネ製品」が一番の人気。2011年には「省エネ法」が施行され「省エネコンテスト」も行われる ほど。ちなみに2011年、ベトナム政府は新型の原子力発電所の建設を日本に発注しました。 ○中国摩擦 中国による海底資源確保を目的とした南シナ海占拠、さらには中国人の不法滞在によって、2012年、 対中感情は悪化の一途。もともと中国とベトナムは過去何度も軍事衝突してきた経緯があります。 ○ベトナム語について ベトナム語の約7割は漢字に変換できる漢越語。中国の漢字を独自に組み替えて作られたため、日 本人にも馴染みやすい言葉となっています。独立以降、急速に広まった現在の国語(クオック・グー) は、イエズス会が布教のためにベトナム語のローマ字表記を考案したのがそのはじまり。 ○旅コラム もうひとつの生き方、日本を離れて ベトナム、これってボランティア? ベトナム路地裏カフェ物語 ベトナム、シクロ物語 ベトナム、スリの女の子 ○ボランティアの矛盾 ベトナムに一人の日本人スタッフを派遣、小学校建設を進めているのは日本の建設会社。小学校を 50万円の予算で建設する一方で日本人の給料(建設会社のスタッフ)や豪華な住居兼用事務所の 維持に毎月100万円を支出。何かおかしいといろいろ聞いてみると、ボランティアに携わるとODA(日 本の海外開発援助)の仕事を優先的に受注できるといいます。社会のモラルなどまったく無縁の建 築会社などが、盛んに途上国のボランティア機関を作っていたのもこれが理由・・・。 ■日本語教師インターンの甘い罠 バックパッカーが暇つぶしにボランティアで日本語を教えていると聞いて遊びに行ったのですが、た またまそこにいた日本からインターンプログラムで来たという日本人女性の話を聞いてビックリ。 彼女は、何十万円ものお金を払って、日本語教師研修に申し込んだというのです。学校に聞いてみ ると日本の留学関連業者から1万円の謝礼をもらって受け入れているとのこと。日本語教師体験し たい人は直接学校に頼めばOKで、お金もいりませんので、日本の怪しい留学や研修会社にはご用 心を。ちなみにその会社は一泊5ドルのゲストハウスを30ドルと偽って料金を徴収・・・。 ○ベトナム拝金主義 ベトナム人は「外国人の顔はお金に見える」と言いますが、その理由には難民として海外移住した 親戚からの送金が絡んでいます。平均月収1万円のベトナムにあって、親戚の中に海外居住する 難民出国者が多いほど裕福な暮らしをしていて生活費用の大部分は仕送りでまかなつているよう です。貧しいはずのベトナムで優雅な生活を維持してる人が多いのはこれが理由。ゆえに外国人 をみるとすぐ結婚しようと言ってみたり、思い切りボッたりするのです。また、お金に汚い、すぐにボ ル、何かと犯罪的といったことは、共産主義で経済だけ開放という歪も原因のひとつ。とくにホーチ ミンはお金が全ての拝金主義が浸透しているのにはびっくり・・・ ○ひったくりテスト体験余談 ホーチミン・ベンタイン市場裏手でバイクでの引ったくりが多発と聞いて、ウエストポーチに何も入れ ず無用心に歩いてみたところ、数分もしないうちに後ろからバイクがやってきて、あっという間にひっ たくられました。ベルトに通すタイプの頑丈なポーチでしたがまったくの役立たず。日本領事館を訪 ねてみると、年配の日本人スタッフが事情を説明してくれました。それによると毎月50−70件の被 害届があり、届のない分を入れると多分200件は超えるだろうとのこと。ベトナム警察は非協力的 で捜査や対策もとらないばかりか、対策費用を日本が払えとボッタクリ要求のようです。 ちなみに街で日本のODAについて聞くと、10人中8人は「先進国が援助するのは当たり前、もっとヨ コセ!」、これが生のベトナム。 ○現地旅行会社事情 現地に住む日本人Sさんは「査証延長を格安料金の15ドルで実施」といったチラシを日本レストラ ンに貼ったり旅行業務の開設も検討していますが、正規開業には共産党への強力なコネがない限 り同業者に潰されてしまうとか。経済開放と共にフォングーラオの小さなカフェから、パッカー向け の旅行業務を独占状態にまで成長させたシンカフェも、正式なライセンスを持っていない違法営業。 現在は分からないものの、以前は毎月相当額のワイロや上納金?を共産党に払っていたとか・・・。 尚、シンカフェと同様の業務を行うキムカフェもあります。 キムカフェ シンカフェ <シンカフェの手配メニュー> ◆カンボジア・プノンペンへのミニバス 片道6ドル、プノンペン・キャピトルレストランとの共同運航。 ◆カンボジア・プノンペンへのボート 片道10ドル、ミコンデルタ宿泊後、チャオドック経由。キャピトルレストランとの共同運航。 ◆ハノイまでのオープンバス ルートはホーチミン〜ダラット〜ニャチャン〜ホイアン〜フエ〜ハノイ。各都市で途中乗降可。ホーチ ミン〜ハノイ直行29ドル。 |