11月7日


 11月7日、早朝。ゲームも3年目に突入。すべてのパラメータを平均的にあげて、なかなか順調に進む私の前に、最大の難関が・・・。

事件は3年目の9月に起こった。通算4度目の戦争。団体戦には勝利したものの、次の一騎討ちに、強敵がいた。

副軍団長兼、参謀・「幽鬼のミーヒルビス」。

 「なんだ、こんなじじい、俺の敵ではないぜ。」

と思いつつ、戦闘開始。しかし、その防御力の高さに、思わず、

 「何でこんなに硬いんだぁ〜!!」

と絶叫。それでも、ダメージさえ与えれば、何とか倒せるだろう!と考えて、斬りつける。が、必殺技を食らって、もう瀕死。

とどめの一撃を食らい、HPが0になる・・・。

 「く、この俺のキャラ育成方法が間違っていたのか・・・?」

その後、2回ほど戦闘しなおし、そのすべてに敗北。戦闘しないでもよかったのだが・・・、やっぱり勝たなきゃなぁ、と思ってやり直しを決意。


 同日昼。「とにかく、すべての戦闘に勝つ!!」を目標に、プレイしなおす。「女?そんなもんはアウトオブ眼中だぜ!」が、私の心の支え。

恋愛シミュレーションなのに・・。街での季節物のイベントにも、誰も女の子が出てこない、孤独な人となりつつも、

収穫祭での剣術大会では見事優勝を飾り、戦争にも連戦連勝。無敵となる。その一方で、城で行われるクリスマスパーティーに参加できない、

さびしい人生を過ごすのであった・・・。


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