ブリヂストンのボールの歴史

BSのボールの歴史を振り返りながら技術の進歩を見ていきましょう


なんと1935年製!BSの純国産第一号ボールはこれ。ブリヂストン「スーパー」。

価格は1つ1円。(^-^;)


アムズィーの「ディンプルプラス」もそうだけどBSはディンプルに革新的なテクノロジーを投入してきますね。これは1977年製ADRextar。ADとは「オールディンプル」のこと。業界初、ボールの全表面にディンプルを配したボール。


これも同じくオールディンプル。以前、「ボールみっつ」というコンテンツでも紹介したADイーグルは1978年のボールでした。



BSと言えばソリッドボール。日本製で初の2ピースボールは1982年製アルタス。ここから日本のソリッドボールの歴史が始まった。

BSは早々に糸巻きにいわば「見切りをつけた」メーカーでしたが、それはソリッドボールなら糸巻き以上の性能が出せると考えたからでした。


革新的なディンプルと言えばこれもそう。1986年製アルタスPRO500。世界初の500個ものディンプルを持つボールでした。

弾道が低くなるというふれこみでしたね。ただ、ディンプルと弾道といことから言うと、単純にディンプルの数が増えたから弾道が低くなるということではないそうです。


「弾道の高低にはディンプルの数だけではなく、形状や深さが関係します。基本的には深いと弾道が低くなる傾向がありますが、数と種類の組合せで最適な弾道となるように総合的に設計されています。」と田山さん。


もうひとつ革新的ディンプル、1989年製レイグランデ。ディンプルの中にもうひとつディンプルがあるという2重ディンプルを持ったボールでした。

下の写真がレイグランデの2重ディンプル。


ボールの性能を左右するディンプルですが、その設計はかなり苦労するものだそうです。

使われているカバーやコアの素材によっても違いますし、どういう性格のボールにするかによっても最適なディンプルは違ってきます。それを見つけだすのは微妙な作業のようですね。






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