今回の遠征は、二回目となるMET。

演目は、

Verdi: Aida

Cast
Conductor: Kazushi Ono
Aida: Micaela Carosi
Amneris: Olga Borodina
Radamès: Marco Berti
Amonasro: Juan Pons
Ramfis: Vitalij Kowaljow
The King: Reinhard Hagen

The Production Team
Production: Sonja Frisell
Set Designer: Gianni Quaranta
Costume Designer: Dada Saligeri
Lighting Designer: Gil Wechsler
Choreographer: Rodney Griffin
Stage Director: Stephen Pickover

 大野和士さんのMETデビューだということで、気合を入れて見に行った。Mayumiさん御家族とも会えたので、それなりに満足。席は、Box席だったけど、2列目で、前の列のオバチャンがズルズル後ろに下がってくるもんで、狭いことこの上ない。

 ラダメス役のテノールは、本日は代役のStephen O'Maraで、METデビューだそうです。Marco Bertiさんは病気でこのシリーズは出てないみたい。劇場も大変だな。冒頭の、「清きアイーダ」、ブラボーもらってたけど、安全運転な印象。まあ、最初だし仕方ないね。その後のアイーダとアムネリスとラダメスの3重唱、ここが全曲の中で一番好きなんだが、ラダメスちょっと弱いか。アイーダは好演。でも、ルックスはちょっと萎える。

 二幕、これが私にとってのメインなんだが、二場冒頭の合唱、あんなに人数いるのに弱いなぁ。マイスタージンガーのときには合唱の弱さはそんなに感じなかったけど。冒頭でドカンと行って、客をつかんで欲しかったな。後になって人数が増えてからは、それなりの迫力。バレエ団は二重丸。

 第三幕と第四幕は休憩なしで演奏。まあまあ無難かと。 総評としては、150ドルも出して聴いたわけだが、まあそれなりかな。日本だったら破格の安さだし。でも、天井桟敷で聴いた方が良かったかも知れない演奏だった。