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連載リレー小説ヒロとスズ」注意事項 & 倫理規定

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 連載リレー小説「ヒロとスズ」執筆参加に当たっては、以下の行為を自粛するよう願います。

  ・『直接的な殺人及び死体描写』
  ・『残酷さ・残忍さなどを強調するための過激な暴力描写』
  ・『性描写』
  ・『特定の組織や人物などを、非難中傷する描写』
  ・『その他、公序良俗に著しく反すると思われる過激な若しくは犯罪的な描写』

 要するに、いわゆる「ネチケット」に反する描写は避けてくれ、ということです。

 「ヒロスズ」は、「葵館」の総合掲示板上にて行われている企画です。
 そこは、決して「ヒロスズ専門掲示板」ではありません
 たとえば、「葵館」の他のコーナー……イラストコーナーなどを観て、感想を書きに寄って
くださる方なども、現実にはともかく(泣)、可能性としてはありえます。
 そうした方が、あまりに酸鼻なシーンとかを目にすると、気分を害されるかも知れません。

 そーいうわけで、あまり過激な暴力描写、性描写、ましてや殺人描写などは、極力控えて
いただきたいのです。
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 総合掲示板とは、例えるなら公道のようなものです。
 我々は、ストリートパフォーマーなわけです。
 そこで、あまり過激な歌詞の歌を演奏したり、えげつない描写の芝居を演じてみたりすると、
公序良俗に反する行為、ということになりかねません。

 「文庫」で掲載しているモノなら、言うなればライブハウスで、そのリンクをクリックする
方は、ある程度「そーいうモノ」と理解して入るでせうけれど、また「こーいう過激な内容だ」
とあらかじめ警告をするコトも可能ですけど、「公道」では、そーいうわけには参りません。

 本編の「剣風帖」においても、酸鼻なシーンは、ソレを「匂わす」ことはしても、実際画面
に登場させるということは、していませんでした。

 例えば、オープニングで、不良生徒たちの「耳がー……」なシーンがありましたが、実際に
「耳が飛ぶシーン」は表示されていません。
 血しぶきを思わせる赤い画面は出ましたが、「耳から血が吹き出すシーン」の画像が出る
こともありませんでした。
 悪役の「残虐さ」を演出しつつも、「直接的な残虐描写」は避けているわけです。
 
 また、水岐死蝋など、「死んだ」と思わせる者もいますが、死体の描写はありません。
 「炎の中に」あるいは「霧となって」、「消えて」行きます。
 その場にごろんと死体が転がり、血がドクドクと流れる――などというシーンは描かれては
いません。
 これも、「死」を描き(思わせ)ながら、「直接的な死体描写」は避けているわけです。
 
 多少、そのせいで演出が弱くなっても、ストーリーにムリが来ても、そのへんは断固として
守られていました。
 まあ、描いてしまったら、「この作品には暴力シーンが――」の三角シールを貼るハメに
なるわけなんですがね。ソレがイヤだった、というのもあるのでしょう。
 
 私も、そんなシールは貼りたくありません(ていうか、公道だから貼れません。)
 
 なので、どうか「健全」「ヒロスズ」にするよう、皆様にお願い申し上げます。

 また、これが守られていないパートだと私が判断した場合、無断で削除、あるいは最悪、
企画そのものの中止もありえます。

 「ノベル作品」である以前に、「掲示板へのカキコ」であるのだ――
 ……と、いうことを留意の上、内容の吟味を願います。
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  ※ただし、「伝奇SF」である以上、死者を出すなとは申しません。
   (とはいえ、むやみに殺しまくるのは問題ですが……)
   ことさら生々しい描写でソレを描くな、ということです。
 
  ※また、未成年者に酒を飲ませたり煙草を吸わせるのも「公序良俗に反する行為」なので、
   ご注意下さい。今では当たり前で、気にしてない方が多いかと思われますが、
   立派な犯罪行為です。剣風帖では、花見でもノンアルコールでした。
   私個人の好みとしても、サケはともかく煙草はキライなので、ご勘弁を……。

  ※「設定」のページも、どうかご覧ください。
   あまりに突飛なキャラ描写も、倫理規定とは別の意味で問題ですので……。
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――ルールは敷きたくないが、マナーは守って欲しい。難しい要求なんだろうか――

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 基本的には、上の項が全てです。
 しかし、「何を持って残虐描写とするのか、どこまでなら書いていいのか、わからない」
 ――といった声がありましたので、補足してみたいと思います。
 ていうか、一度書いたんですが、これが「長いだけでわかりにくい」の声が……(泣)。

「キャラクターといえども、生きているんだ」
 
 ――この倫理規定を、一言で言うなら、こうなるでしょうか。
 
 敵も味方も、生き物です。むやみに殺していいという道理はありませんし、
 目の前で生き物が無意味に傷つけられるのを見れば、フツーは気分を害するかと思われます。
 だから、書くなと。……それだけのことなんですが。
 
 ところが、それではドラマは成り立ちません。ましてや、「伝奇SF」など。
 だから、生きていくために必要不可欠な生死の描写は致し方ないでしょう。
 生き物は、生きていくために、他の生物の生命を採らなければなりません。
 また、狩られる方も、だからといって黙って食われているわけにはまいりません。
 命を大切に思うがゆえ、争いが起こり、傷つけ合い、命の奪い合いが起こるわけです。
 これまでを、書くなとは言いません。
 というか、ソレを描くことこそが、「物語」というものだとさえ、言えます。
 スポーツモノだって、ラブストーリーだって、突き詰めれば「勝つ」=「生き残る」。
 ――のが目的なわけですし。
 
 しかし、あくまでもそれは、「生きるために仕方なく」やっているわけです。
 たとえ傷つけ合いや殺し合いはしても、相手や、ましてや自分の命を軽んじているわけでは
ありません。
 なので、自己、他者を問わず、「生命」を軽んじる行為をさせること
 これを、残虐描写と見なし、自粛を求めます。
 理由もなく、あるいは救う努力も見せず、面倒だから殺す。甚だしくは、面白いから殺す。
 ……なんて行動ですね。
 ただし、「悪役」だけは、「特権」としてコレを認めます悪役特権(笑)。
 「そーいうコト」をするから、「ワルいヤツ」なわけで……。
 ただし、上の項にもあるように、表現に血の色は、極力感じさせないように工夫願います
 演出すべきなのは、ソイツの残虐な「性格」なのであって、ソレに過剰な血を見せるのは、
単なる刺激を求めるだけの悪趣味とみなします。血の気の多いヒト向けの青年誌とかでの連載
ならまだしも、公道たるココで、ソレは×です!
 あ、だからと言って、やたら大勢「悪役」がでてきて、全員が「残虐行為」に耽られても、
結果として血の色は多くなってしまうので、「ボス格」だけですかね。これは。
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 ……と、こう書くと、今度は「生命を軽んじる行為」とは、具体的にどんなものか、という
声が聞こえて来そうですね。
 実際、前のバージョンで「命の軽視は危険思想なので×」と書いたところ、それについて、
「命に危険があると知っていながら、あえて敵地に向かうのは、命の軽視になるのではないか」
 ――という声がありました。これを例に引かせて頂きます。
 
 そこになにもないのに、仕事というわけでもなく、勝算もなく、単なる好奇心だけで行った
のなら、まったくその通りでしょう。
 ですが、救いたい、救うべき「生命」がそこにあり、それが危険だというならば……それを
救いに行くことは、その「救うべき生命」を重視している――ということですので、命の軽視
には当たらないと思います。
 また、時として、命より大事なコトもあり得るでしょう。
 そんな時は、敢えて命の危険を顧みずに、その大事なモノを護るべく戦うこともあるはず。
 演出的にも、命が大事なものであるほど、「ソレ」の重要性は高まるわけです。
 確かに、無意味にむやみに危険に飛びこむことは、「命の軽視」だと思います。
 でも、命を惜しんで縮こまっていることを、「命を重視する」とは言えないでしょう。
  
 えー、具体的描写についてはどうなのだ、という点に関しては……ひとつひとつ例を挙げて
いると、またしても長くてわかりにくくなってしまいます。
 ここまでの二つの項でも、どーしてもよくわからない。しかし参加はしてみたい……という
奇特な方は、談話室の私のカキコ(下線の付いた名前をクリック)から、質問メールを下
さい。こういうシチュエーションはいいのか、こういうシーンでこういう表現をしたいのだが
大丈夫か――と。
 これだと、投稿リレー小説となんも変わらないので、「掲示板企画」としての意義が薄れて
不本意なのですが、仕方ないですね……。我が身の文章力の無さを恨むとします。
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 最後に一言。
 これは娯楽小説です。娯楽とは、人々を楽しませるためのものです。
 「他人に見せるモノだ」ということを常に念頭に置き、人がソレを読んだらどういう気分に
なるのか、ということを考えながら執筆参加願います。
 「自分はこーいうのを書きたいから書く」というだけでは、単なるワガママです。
 絵にせよ文にせよ、それを「ひとりよがり」といって、他人に見せるに価しないものとされ、
商業雑誌の作品公募などで、「ボツ」になる最大最多の理由になってます。
 
 シロウトが陥りやすいこの「ひとりよがり」の罠、私自身も陥ってないとは言いませんが、
せめてそうならないように、意識だけはしたいものです――。
 
 
 「長くてわかりにくい」の声を受けて書き直したはずのこの倫理規定。
 結局はまた長くてわかりにくくなってしまったようで、申し訳ありません。
 こーいうのをこそ、「ひとりよがり」というのでしょうね……。
 昔から、数学の「証明式」は苦手だったのです。答えは合っているのに……。
 論理証明を、他人にわかりやすく伝える。むつかしいことです。
 
 ともあれ、「わかりやすくて、他人を不快にさせない娯楽作品を書け」というのですから、
これはプロでも容易くはない難題です。
 当然、敷居は高く感じるでしょうし、誰より当の私自身がそう感じています。
 なので、無理に参加しろとは申しませんが、興味を持った方は、チャレンジして下さると
幸いです。
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