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【さ】

  

さ 【サ】
   付随車(モーターも運転台もない車両)を表す記号。「ハ103」「ロ185」など。

さーどれーる 【サードレール】
   地下鉄で使われるもので、線路の上に架線を張るかわりに線路の横に3本目のレールを敷いてそこから電気を
   集電して走る方式を第三軌条方式またはサードレール式という。この3本目の架線代わりのレールがサードレ
   ールである。
   参考→コレクターシュー

さーどれーるしき 【サードレール式】
   前項参照。

さいきょうせん 【埼京線】
   恵比寿〜池袋〜赤羽〜武蔵浦和〜大宮と走る通勤電車の名前。しかし実は戸籍上埼京線という路線はこの世に
   は存在しない。「えっ」という人もいると思うがホントの話。戸籍上では恵比寿〜池袋が山手線、池袋〜赤羽
   が赤羽線、赤羽〜大宮が東北本線、ということになっていてこの3線を直通している電車に便宜上埼京線とい
   う名前をつけているにすぎない。ややこしいようだが実は京浜東北線という路線も同様。

さいりすたちょっぱせいぎょ 【サイリスタチョッパ制御】
   チョッパ制御とは半導体を用いたスイッチのようなものでこれによって電源のON、OFFを何度もすること
   によって電流を制御する方法のこと。これによって、従来の抵抗性御のように熱として捨てる電力がないので
   省エネに貢献する。また熱が発生しないので特に地下鉄ではトンネルの温度上昇を抑えることができる。サイ
   リスタチョッパ制御とは半導体にサイリスタ素子を使ったもののことで。事実上日本初のチョッパ車である営
   団地下鉄6000系がこれを採用していました。 

さか 【坂】
   山岳区間では避けられないものなのだが、鉄道が苦手とするもの。鉄道では勾配という用語をつかう。

さがのせん 【嵯峨野線】
   山陰本線の京都〜園部間につけられた愛称。

さくどう 【索道】
   空中に張られたワイヤにぶら下がって走行する鉄道のこと。つまりロープウェイ。法律用語ではこう呼ばれる。
   参考→鋼索線

さくらぎちょうじこ 【桜木町事故】
   横浜の根岸線桜木町駅で発生した列車火災事故。保線工事のミスで垂れ下がっていた架線に、通りかかった電
   車のパンタグラフが絡んで発火し、炎上。乗客が100人以上死亡した大事故。多数の死者が出た理由として、
   電車(63系)が木材などの燃えやすい材質でできていたこと、乗降用扉をあけるためのエアコックの場所が不
   明確だったこと、隣の車両へ移るための通路が非常用のものしかなく、しかもその扉が横に引く扉ではなく車
   両の内側に向かって開くドアだったためパニックを起こしてそこへ殺到した乗客のために開くことができなか
   ったこと、窓が3段式となっていて開けても開口部が小さく、窓からの脱出ができなかったこと、などが考え
   られる。この事故を契機として、車体の難燃化が叫ばれるようになり、のちに出る車両は全金属製のものを主
   流として、火災事故の発生を防ぐための万全の方策をとるようになった。現在の車両の火災対策は、のちに営
   団地下鉄日比谷線六本木〜神谷町間で発生した車両火災がきっかけで、より万全のものとなっています。

さふぇーじゅしき 【サフェ−ジュ式】
   フランスで開発されたレールからぶら下がって走るタイプのモノレール。日本では千葉都市モノレールと湘南
   モノレールが採用している。走行面がレールの内側にあるので跨座式と比べ低騒音で、雨や雪など天候の影響
   を受けにくい、ポイントの構造が簡単、という特長をもつ。反面、レールが上にあるので構造物の高さが跨座
   式より高いため環境上の影響が跨座式より大きいのが短所となる。
   参考→跨座式、アルウエーグ式、ロッキード式
   関連→懸垂式

さんだーばーど 【サンダーバード】
   北陸の特急に使われるJR西日本の新型特急電車681系の愛称。当初「雷鳥」に投入された。現在はその名
   もズバリ「サンダーバード」に使用されている。サンダーバードってもしかして「雷鳥」の直訳?
   ちなみに雷鳥は英語でPtarmiganまたはGrouseというそうで、Thunderbirdはアメリカ先住民の伝説上の鳥だ
   そうだ。

   






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