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第 3 章 VISIO マスタシェイプ、ステンシル、テンプレート、および図面

セクション 3   Visio 図面のオープンと保存

Visio® ファイルはすべて同一のフォーマットです。しかし、ファイルを開く方法と、変更の保存方法は、Visio 図面のファイル名拡張子によって決まります。Visio 図面には、図面 (.vsd)、ステンシル (.vss)、テンプレート (.vst) あるいは作業状態 (.vsw) があります。Visio エンジンは、ファイル名拡張子を使用して、図面を開いたときに画面に何を表示するかを決定します。たとえば、図面ファイル (.vsd) をテンプレート (.vst) として保存すると、このファイルはテンプレートとして機能します。

このセクションの内容...

Visio 図面のコンポーネント

Visio ファイルを開く

ソリューションに適したファイルの種類の選択

Visio 図面のコンポーネント

Visio 図面には必ず次の内容が含まれます。

図面には、この図面に保存されているスタイルと色を適用した、図面ぺージ上のシェイプや、モジュール、クラス モジュール、ユーザー フォームを用いた追加 VBA プロジェクトも含めることができます。

Visio での VBA使用方法の詳細については、「第 15 章 Visio での Microsoft VBA プログラミング」を参照してください。

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Visio ファイルを開く

Visio ファイルは、読み取り専用または書込み可能なオリジナル図面として、あるいはオリジナル図面のコピーとして開くことができます。[ファイル] メニューから [開く] を選択すると、[開く] ダイアログ ボックスにこれらのオプションが表示されます。

Visio エンジンは図面のファイル名拡張子を使用して、どのウィンドウがアクティブになるべきかを判定します。たとえば、ステンシル ファイルを開くと、その図面ウィンドウは閉じられ、その図面ステンシルだけが表示されます。図面ファイルを開くと、図面ステンシル ウィンドウが閉じられ、図面ぺージだけが表示されます。デフォルトでは閉じられているVisio ファイルのウィンドウを表示させることもできます。

次の表では、ファイルを開いたときに、各ファイル名の拡張子によってデフォルトではどのように表示されるかを説明しています。

いろいろな種類のファイルを開く

ファイル 図面の種類 デフォルトの内容
.vsd 図面 作業状態がファイルと一緒に保存されている場合は、作業状態にリストされた、すべてのウィンドウとファイルを開きます。その他の場合は、Visio エンジンは図面ウィンドウを作成し、このファイルを前回保存したときに開いていたぺージを表示します。
.vss ステンシル ステンシルを読み取り専用として (図面ウィンドウがアクティブの場合はドッキング ウィンドウとして) 開きます。図面ウィンドウがアクティブでない場合は、Visio エンジンはステンシル ウィンドウを作成し、このファイルのステンシルを表示します。
.vst テンプレート 図面ウィンドウの図面のコピーを名前なしで開き、作業状態にリストされているすべてのウィンドウとファイルを開きます。
.vsw 作業状態 作業状態にリストされているすべてのファイルを各ウィンドウに開きます。

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ソリューションに適したファイルの種類の選択

異なる種類の Visio ファイルを使用して、作業効率を向上させることができます。次に、作業を保存する場合のいくつかのヒントを紹介します。

Visio 製品のオンラインヘルプには、各種ファイルや作業状態の保存手順があります。詳細については、オンラインヘルプ で「保存」を検索してください。

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