オンライン ヘルプを作成して、ステンシル内のマスタシェイプや図形の微妙な動作に関する一般的な説明を表示することができます。Visio® 製品は、WinHelp (.hlp ファイル) と HTML Help (.chm ファイル) をサポートしています。このセクションでは、Microsoft Windows のオンライン ヘルプ ファイルを作成する上で使用される手法および用語についての知識があることを前提としています。詳細については、Microsoft Platform Software Development Kit (SDK) に付属のマニュアルを参照してください。
このセクションの内容...
図面の任意のシェイプにヘルプを関連付けることができますが、通常は、ステンシル内のマスタシェイプにヘルプを関連付けます。ユーザーは、シェイプまたはマスタシェイプのショートカット メニューからそのシェイプのヘルプを表示します。
Visio は、コンテキスト識別 (ID) 番号を使用してシェイプのヘルプ トピックを検索します。この ID 番号は .hlp ファイルのコンパイルに使用する .hpj ファイル、または .chm ファイルのコンパイルに使用する .hhp ファイルで指定します。特定のヘルプ トピックをシェイプに関連付けるには、そのトピックにコンテキスト ID 番号を指定します。
ステンシル上のマスタシェイプにヘルプを関連付けるには
filename.hlp!#n または filename.chm!#n
filename.hlp または filename.chm には、ヘルプ ファイルの名前を、n には、このシェイプに関連付けるトピックに定義されたコンテキスト ID 番号を入力します。たとえば、Shape.hlp#63 または Shape.chm#63 のように入力します。
ヘルプ ファイルのトピックの目次ページを表示したい場合は、コンテキスト ID 番号は指定しません。この場合は、次の構文を使用します。
filename.hlp または filename.chm
ユーザーが [ヘルプ] コマンドを選択すると、指定されたトピックが表示されます。
シェイプにヘルプ トピックを定義しない場合、[ヘルプ] コマンドはメニュー上で淡色表示されます。
注 特定のシェイプに関するトピックではなく Visio オンライン ヘルプを表示する場合は、F1 キーを押します。
Visio がヘルプ ファイルを検索できるようにするには、ヘルプ ファイルを正しいフォルダに配置する必要があります。デフォルトでは、Visio は、最初にヘルプ ファイル用のデフォルトのフォルダでシェイプのヘルプ ファイルを検索します (通常は \Help フォルダ)。[ファイルパスの設定] ダイアログ ボックスの Help パスの設定を変更すると、デフォルトのフォルダを変更することができます。これを実行するには、[ツール] メニューから [オプション] を選択し、[ファイルパスの設定] タブをクリックします。
シェイプ本体と同様に、シェイプ ヘルプも十分に注意を払って設計します。以下の手順に従って、ヘルプおよびヘルプのジャンプの一貫性と正確性をテストします。
シェイプ ヘルプをテストするには