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第 13 章 ステンシルとテンプレートのパッケージング

セクション 6   ステンシルとテンプレートのインストール

ステンシル ファイル、テンプレート ファイル、およびこれらのファイルと連動するアドオンは、Visio® が検索できるように \Solutions フォルダに配置します。このフォルダにファイルを配置すると、ユーザーが[ファイル] メニューの [新規作成] から [図面の種類の選択] を選択するか、[ファイル] メニューの [ステンシル] から [ステンシルを開く] を選択したときに、そのステンシルとテンプレートがリストに表示されます。また、このフォルダに配置したステンシルとテンプレートは、ユーザーが Visio 2000 を起動して、[Visio 2000 へようこそ] ダイアログ ボックスの [新規図面の作成] から [図面の種類の選択] を選択したときも、リストに表示されます。

ステンシル ファイルとテンプレート ファイルを他の場所にインストールする場合は、Visio がファイルを検索するデフォルトのフォルダを変更します。これを実行するには、[ツール] メニューから [オプション] を選択し、[ファイルパスの設定] タブをクリックします。[ファイルパスの設定] ダイアログ ボックスで、任意のデフォルト パスを指定します。

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テンプレート ファイルの移動

ステンシルとテンプレートの保護

テンプレート ファイルの移動

テンプレートと一緒に開く各ステンシルおよび図面のファイル名は、絶対パス名でテンプレートの作業状態リストに保存されます。ローカル ドライブまたはネットワーク ドライブの設定が異なる別のコンピュータにファイルを移動すると、問題が発生する可能性があります。これらの問題を未然に防ぐため、Visio は次のようにパスを確認します。

  1. Visio が作業状態リストからファイルを開く場合は、まず、そのファイルが保存されているパスを調べます。
  2. そのパスが、作業状態リストにファイル用として保存されたパスとまったく同じ場合、これらのファイルは同じフォルダに存在するとみなされます。
  3. Visio は、現在の作業状態ファイルのフォルダを使用して、ファイルを検索します。

ファイルを移動する必要がある場合は、ステンシルとテンプレートを同じフォルダにコピーすれば、Visio は、作業状態リストのすべてのファイルを検索して開くことができます。

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ステンシルとテンプレートの保護

ステンシルとテンプレートが誤って変更されることを防ぐには、ファイルを読み取り専用にすることです。読み取り専用のステンシルまたはテンプレートを開いた場合、変更した内容をファイルに保存することはできません。テンプレートを作成するときに、読み取り専用でステンシル ファイルを開いて、そのテンプレートを保存します。この方法でテンプレートを保存すると、ユーザーがテンプレートを開いたときに、ステンシルは自動的に読み取り専用で開きます。

[上書き保存] または [名前を付けて保存] コマンドを使用する場合は、[読み取り専用で保存] オプションにチェックマークを付けると、Visio ファイルを読み取り専用として保存できます。この方法でファイルを保存すると、ユーザーはファイルの複製のみを開くことができ、オリジナル ファイルを開くことはできません。

図面を保護するための別の方法として、[図面保護] コマンドを使用する方法があります。このコマンドを使用すると、ユーザーはテンプレートのすべての背景ページを変更できなくなります。また、このコマンドによって、ステンシル内のマスタシェイプ、図面上の図形、およびテンプレート内のスタイルのすべてを変更できなくなります。パスワードを設定すると、ユーザーは保護された項目を編集するためにパスワードを入力する必要があります。

図面を保護するには、[表示] メニューの [ウィンドウ] メニューから [ドローイング エクスプローラ] を選択して、ファイル名を右クリックします。ショートカット メニューから [図面保護] を選択します。

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