1999/11/7(日)                  


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執務室を辞去する(トップページへ)


システム:ソード・ワールドRPG
(グループSNEと清松みゆき、富士見書房)
マスター:どげお氏


う〜ん、実際にゲームしてからこの日記に起こすまでに時間がかかってしまった(^^;。
かれこれ1週間休んでいたわけだけど、記憶が薄れてなけりゃいいなぁ・・・

この日は「大変」なゲームでした。エネルギー使いました。
でも、昼頃から夜の9時近くまでやって、まだ終わんねぇの(^^;。
(次回に持ち越し(笑))

何と言っても登場人物の数が(^^;!
箇条書きするよ〜。(新出だけな。名前の出てきた順です。)


ポリエン)
 :シナリオ冒頭、「七人のモヒカン亭」で飲んだくれていた不良少女。
  クバニスの彼女。後にタービンに暴行、殺害される。

グリント=ハージェム(男)
 :クバニスの取り巻きの一人。エルツの彼氏。
  シナリオの4日前にタービンに殺されている。

エルツ)
 :クバニスの取り巻きかな? グリントの彼女。
  シナリオの4日前、グリントの家でイイコトしているときに、
  一緒にタービンに殺される。

イセク(男)
 :クバニスの取り巻きの一人。チェイムの彼氏。
  シナリオの2日前に、路上でタービンにチェイムもろとも殺害される。

チェイム)
 :クバニスの取り巻き? イセクの彼女。
  イセクと共に殺害されている。

クローグ(男)
 :凄腕の殺し屋。グレートアックスを獲物とする総髪の男。
  どこかの勢力から、タービン殺害の依頼を受け彼を付け狙う。
  プロ意識に徹底した、ある意味どげおイズムを体現しているNPC。
  重要NPC。

タービン=ウォーレス(男)
 :今シナリオの最重要人物。連続殺人事件の主犯。
  頭を五分刈りにした険しい顔つきの男で、
  元特殊部隊「マラブンタ」の所属員。恐ろしいまでの戦闘能力を誇る。
  クバニス達に暴行され自殺した妻、メイの仇討ちのため、
  マラブンタを脱走し、クバニス達を殺害し始める。
  マラブンタから奪った、試験的ドーピング剤を服用しているため、
  ただでさえ恐ろしい戦闘能力が、マシーンの様に高められている。
  その代償はまもなく払うことになるのだろう・・・
  彼もある意味どげおイズムの体現者だと思う。
  勿論、最重要NPC。

ミシオン(男)
 :タービンに殺害されたファリスの司祭で、クラムミューレの司法官。
  商工会議長アネハンスの息子である、という理由で
  クバニス達に不当な温情を加えたため、恨みで殺害される。自業自得である。

セガント(男)
 :クラムミューレの警察署長。良くも悪くも小役人。
  街中でふてぶてしい態度をとるクローグ一人抑えておけない人。

メイ=ウォーレス)
 :タービンの妻。28才。「七人のモヒカン亭」でウェイトレスを勤める、
  街でも評判の美人だった。
  1ヶ月前、街の不良グループであるクバニス達に暴行され、自殺する。  

ドナン=プランツ(男)
 :夫が外征している間、メイの面倒をよく見てくれていた、靴屋の老人。
  メイが自殺した後、メイに成り代わってクバニスらを告発するが、
  被害者不在、被告人未成年ということで、被告達は執行猶予が付いてしまう。
  勿論、被告側が商工会の有力者であったことは多分に影響が出ているだろう。
  タービンを匿っていたため、後にネオギルドのブリストル教授に殺される。

アネハンス(男)
 :クラムミューレの商工会議長。クバニスの父。
  好々爺の狸で切れ者。しかしタービンから息子を守る為、ネオギルドの連中を、
  街に入れてしまったことで事態は混迷の度を深める。
  一応重要NPC。

クバニス(男)
 :メイを暴行して自殺に至らしめた不良グループのリーダー。
  アネハンスの息子で。タービンに殺される仲間達を見て、
  カルモックらを呼んで自分達で仇を討とうとするが、役者が違いすぎる。
  仲間内では義侠心が篤いのだが、他人の痛みが分からない、どげお氏曰く、
  「典型的な現代の若者」。
  重要NPCだろう。一応。

カルモック(男)
 :クバニスらの旧友で、「ワル」というには度が過ぎている悪党。
  一応冒険者として生業を立てているらしいが、
  相当汚い仕事を請け負っているらしい。

ロッソ)
 :カルモックの仲間。オーガ使いのハーフエルフ。
  タービンに自慢のオーガを(街中で!)けしかけるが、
  タービンに取っては子供だまし。あっさりとオーガは重傷を負わされる。

ヒューリ)
 :カルモックの仲間で、オルガとは双子らしい。
  格闘家のようで、カルモックの命でタービンについての情報を吐かない
  クロードに蹴りを加えるが、クロードには毛ほどのダメージも負わせられない。
  所詮は中級レベルの彼等では、上級のタービンやクロードには
  太刀打ちできないのだろう。

オルガ)
 :カルモックの仲間。ヒューリとは双子の格闘家。
  ヒューリと同時にクロードに蹴りを加えるが、蹴り足を捕まれ、
  次の一撃であっさりと地面に引き倒され、
  一撃で頭蓋を踏み潰される。
  喧嘩は相手の実力を測ってから仕掛けましょう。

オトルラ(男)
 :クバニスの取り巻き。生き残っている一人。
  タービンに襲われるが、ネオギルドのザリューの邪魔が入り、
  重傷でかろうじて命を取り留める。

シーコン(男)
 :クバニスの取り巻き。生き残っている一人。
  商工会副議長タセルの息子。

タセル(男)
 :シーコンの父。クラムミューレの商工会副議長。
  「タービンと話し合いたい」などという穏健派のアネハンスに
  対抗意識を持って、ネオギルドのブリストルを街に引き入れる。

エベフェス(男)
 :ミシオンの後任として着任したファリスの神聖騎士。
  正義感は強いが視界は狭い、典型的なファリスの人。

ザリュー(男)
 :特殊な戦闘能力を売りにする、無法の殺し屋ギルド「ネオギルド」の
  メンバーの一人。アネハンスに雇われてクラムミューレに来る。
  アネハンスは表では「話し合う」などと言っておきながら、
  裏でザリューにタービンを謀殺させたいらしい。
  短気なビジュアル系の兄ちゃんだが、肩胛骨から生えている
  一対の角が不気味な戦闘能力を思わせる。
  アガマガという雌リザードマンの相棒がいる。
  重要NPC。

アガマガ)
 :ザリューの相棒。リザードマン。
  人間の言葉を話さないために、感情はよく分からないが、
  知能は人間並みに高いと思われる。おそらくは高い戦闘能力も有するだろう。
  視力はさほどでもないだろうが、嗅覚と温覚に優れていると思われ、
  透明化したインをあっさり感知した。
  タービンと対決したとき重傷を負ったらしい。
  重要NPCだろう。  

カンディロマ(男)
 :頭髪をオールバックに固めた軍服の男。特徴は完全に無表情なその目である。
  どうやらネオギルドからマラブンタに移った、特殊な経歴の持ち主らしい。
  この両方の戦闘集団でやっていけるのだから、
  今シナリオ最強の人物と個人的に予想する。
  彼がこの街に現れた理由は、誰にもはっきりとは分からない。 
  多分重要NPC。 

ブリストル=マルトス=ハングラツ(男)
 :頭脳派のネオギルドメンバー。通称「教授」。
  タセルに雇われて、タービンを殺すためにクラムミューレに来る。
  (バスバノの戦闘能力を測りたいだけかも(^^;)
  体格の良いマッドサイエンティストで、
  他人の命など空気のようにしか思わない狂人。
  タービンの居場所を探るために、何の仮借もなく街中で平気で
  八百屋のおっさんや、ドナンをバスバノに殺害させる。
  もうこの街は完全に無法地帯だ・・・
  女の子には甘いようで、
  ミレイユには非常に好感を持ってくれてるんだけどね(^^;。
  魔法も多少は使えるらしいけど、その主戦闘能力は発明品である、
  グレートフレッシュゴーレムの「バスバノ」である。コワイ(^^;;。
  重要NPC。

ヒスピナ)
 :ショートカットが似合う、教授の助手。
  このマッドサイエンティストに、疑念無く仕えているんだろうから、
  やっぱり頭がおかしいんだろう。
  インにあっさり拉致されたところから考えるに、戦闘能力は無いだろう(笑)。

バスバノ(男?)
 :教授の発明品。グレートフレッシュゴーレム。
  ロッソのオーガの腕を、おつまみのようにもいだのには寒気が走った。
  コイツとはまともに戦いたくない(^^;;。


あと、組織名とかも一応。

タルサール連邦
 :今いる国の名前。特殊部隊マラブンタが所属する。
  この国の裏にあるのがネオギルドか?

クラムミューレ
 :今いる街の名前。商工会議長がアレで、警察がコレだから、
  もう完全に無法状態だ。

マラブンタ
 :タルサールの特殊部隊。勿論最強の兵士達が所属する。
  タービンやカンディロマがここの経験者。

ネオギルド
 :時代の闇に存在する秘密結社らしい。
  独立した無法者達の連合らしく、依頼以外拘束するものは無い。
  (同士討ちもアリらしい)
  「依頼の障害となる者は、誰であろうと問答無用に殺害する」
  これがここの所属員の体質らしい。
  その為、構成員は当然マラブンタ以上の戦闘能力を持っているだろう。
  ザリュー、アガマガ、カンディロマ、教授(ヒスピナとバスバノも?)が
  ここの所属員。


・・・あ〜、もう疲れたぞ〜(^^;。ま、こんな具合ですよ。登場人物は。
話の流れを書く前に、頭を整理するために羅列しちゃいました(^^;。


今回の参加PC。詳細は8/1の日記も参考にしてね。

前回参加のイン、リラクに加え、今回は「悪印」で一緒だった、
ファリスの神官レンジャー、リーヴが参戦。

リーヴはレンジャー7Lv、プリースト(ファリス)5Lvという仕える青年で、
悪党から更正した、熱血漢の人物です。
その為、今回はタービンを説得して
これ以上の殺害を繰り返させたくないと、必死でした。
シナリオ後半では、他のPCと同じく教授の非道に激怒します。

俺キャラ、ミレイユですが、今回はちょっとだけ説明。
どうやら悪印時代より、1年経っていたらしく(今回認識(^^;)、
17歳になっておりました。
彼女の3年後のビジョンなどをおぼろげに考えていたこともあって、
(3年後は、見違えるような「大人」になっている設定。)
今回はちょっと俺らしく「理詰めの会話」もやってみました。
その結果、みんなには「今回のミレイユ、ちょっと今までと違ったね」
なんて言われて、俺的にちょっと満足(^^。

  
   (悪印時代、16歳)        (どげお外伝時代、17歳)

ちょびっと、顔も成長したかも知れません(^^;。

さてさて、登場人物紹介も含めて、今回はなかなかのハードボイルド。
登場人物の下りは推理小説の様ですが、自分としてはかなり強めの登場人物達に、
どうやって対抗すべきか、及び腰の感がありました。

今回は、前回・日記で書く前の前々回と比べ、ホラー調では無い分、
前述のNPCの強そうな印象が恐かったです。
(前2回の敵キャラが強くなかった分)

戦って勝つのが難しそうなNPC箇条書き

クローグ、タービン、ザリュー、(アガマガ)、カンディロマ、バスバノ。

この6名は恐いです。
ファイター6Lv・プリースト5Lvのミレイユが思うのですから、
相当なものでしょう。

特に前3人は互いに互角の腕のようです。
インやリーヴは、タービンに良いように押されましたから(インはシーフ7Lv)、
この理屈で行くと、彼等はファイター8〜10Lvの力を持っていることになります。
(オーコワ(^^;)
ファイターに2Lvの差があったら、よほどのラッキーが無い限り勝つのは難しい、
というのが、経験上言えることですからねぇ。SWは。


ストーリーの流れも、口語ではなく、フローで書きますね。

街に集まったPC達、4日前から不良グループが殺害されていることを知る。
  ↓
夜中、クロードと、ポリエンの死体を背負ったタービンが戦っているのを
PC達が目撃する。タービン逃亡。
  ↓
翌朝、警察に参考人としてクローグとPC達が呼ばれる。
クローグ、非協力的で警察に不評。
PC等、1ヶ月前のメイの暴行・自殺事件を知る。
殺害は怨恨か? 自業自得との念も起きる。
  ↓
1ヶ月前に裁判を行った、ミシオン司祭が殺害される。
  ↓
自業自得とは言え、殺人をしておく気になれないPC達、
商工会議長のアネハンスに呼ばれ、タービンと話し合う機会を作って貰うよう
依頼を受ける。
息子のクバニス、無謀にも「自分でカタをつける」とのたまう。
無謀だっちゅーの。ま、言うこと聞くワケないけど。
  ↓
メイと仲の良かった、靴屋のドナンと話をする。
ドナンは警戒もするし、頑固な人だったのであまり芳しくない結果に終わるが、
後にこの交渉が実を結ぶ。
  ↓
酒場で、クバニスの雇ったカルモックら、クローグに
情報を得たいためちょっかいをかける。
やりすぎたために、反撃で一蹴され、オルガ死亡。
クローグ、警察に連行されるが、ここの警察じゃあ
クローグは抑えておけません(^^;。
  ↓
俺(ミレイユ)はクローグと仲良くして情報を得たい、と主張するが、
インが「街中で平気で人殺しするやつとは交渉したくない」と
PC間で意見が分かれる。
インの言い分もよく分かるが、話が進展しないため、進行は難航する。
  ↓
夜、平気で強引に警察を抜け出したクローグ、
不良生き残りの一人シーコンのいる、商工会副会議長タセルの家に向かう。
それにPC達は着いていく。
夜中、ズバリ、タービンが襲撃をかけてくる。
クローグ、PC達の活躍でシーコンは助かる。
ちょっかいをかけたロッソのオーガは返り討ちに逢う。
インも良いようにあしらわれ、リーヴは重傷を負う。強敵だ。
帰り道、謎の男(カンディロマ)とすれ違う。
  ↓
翌朝、新しく着任した神聖騎士エベフェスにアネハンスの家で尋問を受ける。
あまりに高飛車な物言いに、ミレイユ理詰めで
ぐうの音も出ないように言いくるめてやる。ザマミロ。
アネハンス、PC達を解雇する。
何故かは知らんが、必要なくなったらしい。
どっちにしろ、メイの事情を知ってしまった上ではミレイユは引けないが。
タービンは何とかしなくちゃいかんやろ。
  ↓
アネハンスの家の帰り、謎の無頼漢とアネハンスが会っているのを知る。
この男に、タービンを殺させるらしい。なるほどね。
後で、ネオギルドの存在と、ザリュー・アガマガという名前を知る。
  ↓
ミレイユ(というか俺の)勘で、タービンの居場所はドナンが知っているに
違いない、と予測。
ドンピシャだったのかGMの温情だったのか、前回面識のあったPC達、
ドナンに案内され、タービンと話が出来る。
タービンと色々交渉するが、全てを捨てているタービンの決意を
覆すことはとても出来そうにない。
(タービンに同情の気持ちも強いし、不良グループ達も好感が持てるわけではなく、
 説得にも今ひとつ力は入らない。
 PLとしては不良共が殺されようと、良心は痛まないのである。
 リーヴの説得は好感が持てたが。)
タービンにカンディロマ、ザリューの存在を教える。
逆にカンディロマの経歴、ネオギルドについて教えて貰う。
  ↓
街でカルモックを引き連れたクバニスに逢うので、
思いっきり、タービンのを話して脅かしてやる。
クバニス、タービンの正体(マラブンタ)を知らなかったらしく、
流石に震え上がる。
クバニスに、自分の家でシーコン、オトルラ達と引っ込んでいるように言う。
これでマークするところはクバニスの家だけだ。
  ↓
酒場で、ザリューが情報は無いか聞いてくる。
短気な男で、ネオギルドと知っていたので恐かったが、
気丈かつ礼儀を損なわない程度に、適当にあしらってやる。
根は悪くないヤツらしい。
人の命をなんとも思ってないところと、超短気なところは
大問題だが(^^;。
  ↓
クバニスの家で張っていると、謎のおっさん(教授)が
シーコンを引き取りにやってくる。
ミレイユは友好的に話しかけ、彼も快く答えてくれるが、どうやらネオギルドらしい。
(こえ〜〜(^^;)
マッドサイエンティストらしく、発明品のバスバノで強引にシーコンを連れ帰る。
  ↓
その夜は、なんとオトルラが自分の家から出なかったらしく、タービンに襲われる。
ザリューらの妨害で、オトルラは重傷で済む。
タービン、アガマガ共に怪我を負ったらしい。
  ↓
怪我を負ったタービンと接触を取りたく、こっそりドナンの元に行ってみるが、
彼も仲介役の八百屋も何故か不在。
そこにやってきた教授に空とぼけて話をしてみると、
なんと「タービンの居場所を吐かないからバスバノに殺させた」
(街中で白昼か!?)とあっさり答える教授。
流石にPC達、頭に来るが、その場は取り繕ったように別れる。
この狂人だけは絶対に許しておけない。
  ↓
教授のような無法者がいると困るのは、この街の権力者だとミレイユは考え、
ザリューと教授を同士討ちさせようと図って、ザリューの雇い主である
アネハンスの家に行く。
教授が、アネハンスの家から出てきたのにビックリする。
どうやら誰かと話をしに来たらしい(誰だ?)
アネハンスに教授の無法を訴え、ザリューに何とかさせるように言う。
アネハンスも教授の所行には驚いていた。
  ↓
クバニスが行方不明になる。
どうやら教授が「囮になれ」と焚き付けたらしい。
街外れのメイの家でクバニスを見つける。
ここに来ればタービンと会える、と思ったらしい。
コイツはコイツなりに責任を感じ始めているのだろう。

ここで時間オーバー。後半折り返して半ば、と言ったとこだろう。
(この先の展開は読めないが)


個人的には展開も面白く、なかなか好みのストーリーだったが、
全体的に冗長的な展開になってしまったのは否めない事実だ。

これの原因は、パーティーとしての明確な目的意識が持てなかったことだろう。
タービンを説得して踏みとどまらせたいのか、それとも単にふんじばって、
司法組織に引き渡せばいいのか。
リーヴ、ミレイユはどちらかというと前者、インは後者だろう。
お互いのPLがお互いのPCを尊重するあまり、
目的を押しつけないまま時間が経ってしまったのだ。
そのため、何を目標とすべきなのかはっきりしていないので、
GMもシナリオの展開に悩んだと思われる。

特にインは、クローグ、タービンといった、
法の元にあるべき街中で、平気で殺人を犯すクローグやタービンを唾棄していた。
悪党には悪党なりの仁義がある、と言うことだろうか・・・
俺は問題なのは、この街の司法機構の実力の無さだと思うが・・・
その辺りでPC達の足並みが揃わなかったのが、今シナリオの大きな問題点であった。
(インのPLはこのためか、珍しくシナリオに乗り切れていなかった。
 確かに価値観の違うNPCが大手をふってシナリオの鍵を握っていては、
 PCとして行動しづらいものだ。)
ここはGMどげお氏の美学vsインPL美学の現れていたとこだと思う。
色々とどげお氏に話を聞いている俺としては、彼の美学のかっこよさも
十分に理解できるのだが、インPLにはどうだったろうか・・・


リーヴの
「アンタの今の姿を見たら、メイさんはどう思うんだ。
 今のアンタの姿は悪魔だよ!」
というタービンへのセリフはなかなか良かったと思う。

しかしドーピングで命を縮め、メイになんと思われようと、
自分の戦いを貫く姿勢のタービンには、大きく共感でき、
個人的にはタービンに加勢してやりたいくらいだ。
(「グラップラー刃牙」のジャック=ハンマーを彷彿させる。)
ミレイユとしても、「自分でカタをつける」というその姿勢は
大変好感が持てるものなので、大いに同情してしまう。
(同情なんてタービンに失礼だけどね(^^;)

リーヴ:
 タービンを説得して、復讐を踏みとどまらせたい。

ミレイユ:
 クバニスとタービンに相対させて、互いで決着を着けさせる。

イン:
 タービンを司法組織に差し出す。

リラク:
 ?(^^;

もう、みんなの目的がバラバラなんですもの。これはGMも悩むわ(^^;。


GMに思ったのは、話は面白いのだけど、
もうちょっとPCの目的意識の別れないような、単純なシナリオのほうが
良かったかも知れない、ということだ。

こういう、PCの道徳に問いかけるようなシナリオは、面白いんだけど、
PC達の行動がバラバラになっちゃって収拾に苦しんだ経験は、
俺も昔あるので結構分かるつもりである。

おまけに、初出のNPCの数があまりに膨大なものだから、
俺は比較的こういうのは記憶が得意だし、メモもばしばし取るし、
NPCと話すのが好きだから、なんとかサバキきることは出来るが、
大抵のPLでは音を上げてしまうのでは無いだろうか。

まぁ、今回の面子もキャラプレイヤーだし、みんなそこそこのベテランだから、
GMも今回のようなハードめのシナリオを組んでくれたのだろう。
そう考えれば、なかなかにPLとしてのプライドもくすぐられるけどね(^^。

ただそんな我々だから、逆に互いを思うあまり、進行はもたついてしまった。
これが、俺以外のメンバーが主張できない技術的に未熟なPLであったら、
恐らく声のでかい俺の意見で、
シナリオがさっさと進んでいたのではないだろうか。
まあそんなシナリオでは、俺以外のPLに意味があるとは思えないけどね。
その意味では、まだ今回のゲームは意義があったと思う。
お互いのPCの価値観で、それぞれの見地でシナリオの結果に納得したいからね。


今回のシナリオは後日に持ち越し。
後日の課題は、もうちょっとパーティーの目的意識を纏めることかな?
その為にもこの日記を回覧して、みんなの意見を再度認識し合おっと。


おまけ:そーちゃん今回の落書き



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