1:ハンターとサイバー・サッポロ概要

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CyberSapporo−極東のサブ・メガ・シティ。人はそれを"北のまほろば"とも呼んだ。 20世紀より旧日本国において第1次産業の発達した土地であるこのホッカイドウ地域は、 22世紀中盤においても、食糧生産能力において他のメガ・シティより1歩進んでいた。 そのカテゴリーではミレニアム東京だけではなく、東アジア全域にまで発言力を及ぼす。 君もまた一人のハンターとして生きていくべく、チトセ区のシャトル発着場に降り立ち、 このサイバー・サッポロにやって来た。 ハンター……拘束されない者・実力で幸福をつかみ取る者・誇り高い自由人・トラブルシューター。 人によりその定義は異なるが、君は好もうと好まざろうとこの道を選んだ。 頼れるものは腕と金と運と……もしあるのならば数%の人情だ。 オオドオリ南のダウンタウン、人通りの多いMRサッポロ駅前通りに ハンター管理協会(通称"ギルド")サイバー・サッポロ支局の入ったビルディングは存在する。 セキュリティシステムにアクセスファイバーを通してID認証を受ける。 バイオヘッドかも知れない美貌の受付嬢に案内され、さっぱりとした応接カウンターに案内される。 応対に出てきたのはしっかりとグレーのダブルスーツを着こなした、壮年のユダヤ系男性である。 壮年男性「ようこそサイバー・サッポロへ。新たなハンター候補よ。      サッポロ支局は君のような才能溢れる人材を歓迎する。      私の名はジョセフ=ヒョウドウ。ここサッポロ支局の副局長を務める。      よろしく頼むよ。」 ジョセフ副局長は君と握手を交わした後、彼は話を続ける。 ジョセフ「早速だが、君がハンターとしてこのサッポロで生きていくためには、      ハンタークラスのどれかを選んで登録してもらう必要がある。      つまりは、君がどの分野に秀でているかによって、      どういった傾向の仕事を紹介すれば良いかを即座に判断しやすくするためだ。」 ハンタークラス? 君は考えた。君はどのクラスに登録すれば良いのだろうか。 ジョセフ「ふむ。戸惑うのも無理もない。ハンターは特殊な世界だからな。      それでは一通り説明しようではないか。」 ジョセフはカウンターのターミナルディスプレイに指を走らせる。
1:ランドブラスター 各種ビークル、コンバットシェルの扱いに長けたメカニックの専門家。 様々な戦闘用マシンを操ることによって、ハンターチームの移動サポートや機動戦闘を受け持つ。 2:ネットライナー コンピュータネットワークの専門家。 ネットワークを利用して事件解決のための情報を収集したり、敵組織の撹乱、 施設・兵器のジャックなどを行うこともできる。 3:バウンサー 銃火器などの使用に長けた直接戦闘を受け持つクラス。 全身の組織を改造し、攻撃・防御能力ともに肉体を強化している者も多い。 4:ハスラー メカニック、ネットワーク、直接戦闘のそれぞれにそれなりに通じた万能クラス。 5:イノセント このクラスにカテゴライズされる者は少ない。 その鍛えた技術より、持って生まれた超能力めいた力を活用するクラス。
ジョセフ「……極めて雑なカテゴライズではあるが、大まかなイメージは以上の通りだ。」 君は自分がどのクラスに登録すべきか理解し、ジョセフの説明するとおり登録処理を行った。 ジョセフ「……さて、君はこのサッポロに来るのは初めてだったね。      シャトルの中である程度の予備知識は頭に入れたのだろうが、      簡単に今のサイバー・サッポロの現状を説明しようではないか。」 ジョセフはまた、ターミナルディスプレイに指を走らせた。
■サイバー・サッポロ 公式名称     :日本列島再開発都市連合北海道自治局 中央ブロック所在地:中央サッポロ区 都市機能中枢   :スーパーAI"神威(カムイ)" 支配企業     :ロイド・コンツェルン(食品)、フォー・リーフ(食品)、           アポロ・テクニカ(バイオ、薬品)、ノース・セラミック(化学)、           金元工業(金属、重工業)、北部農産連合(食品)、北海メディア(マスコミ)          公安組織     :ノーザン・キーパーズ(ポリス、RP)、北海道監査局(AHP、CBT)、           NSWAT(SWAT) 軍組織      :アテルイ・コマンドゥ、北斗機械化騎士団、北海道大社神人衆 自然環境/タウン :日本海側にあった原子力関連設備の破壊により、一時的にサッポロ圏も大きな被害を被った。           また、支笏・洞爺・十勝・阿寒周辺の火山活動も一斉に活発化、噴火湾も海底火山が爆発、           北海道の環境は一時は致命的なものと諦められもした。                 しかし、ロイド・コンツェルン、アポロ・テクニカなどの大量資金投入による、           懸命なテラフォーミングの結果、一時の最悪な汚染状況からは回復している。           元々豊かな自然が財産であった地域であり、           22世紀中盤においては全世界よりその価値が注目されている。           農業・漁業など第1次産業が発達しており、食品に大きな付加価値が与えられた22世紀においては、           北海道は他のメガ・シティに食糧を輸出する裕福なシティとなっている。           これは太平洋側の、汚染を免れた穀倉地帯・海域よりの産物に加え、           元々発達していた食品加工技術を更にロイド・コンツェルンなどがそのノウハウを活かして、           世界最先端まで引き揚げたことに起因する。           しかしその一方、テラフォーミングのどさくさに紛れて流入した全世界の難民達が           豊かな環境保護区に逃げ込み、武装化して住み着いてもいる。 シティ範囲    :石狩平野を中心とし、かつての札幌から千歳を通って、太平洋側の苫小牧・室蘭、           日本海側は小樽・石狩・江別など石狩川周辺までを含んだ地域でメガ・シティを形成している。           ミレニアム東京のインフラを受け継いでおり、チトセ区の航空施設を始め、           本州への弾丸鉄道のMRが稼働している。また降雪地帯の為メトロが発達し、市民の足となっている。           中央サッポロ区の南、ジョウザンケイ区には大規模なアイヌ民族自治区も設けられている。 シティ特色    :元々ミレニアム東京から独立したタウンであり、サブ・シティとして豊かな経済力の恩恵を被っている。           他のシティに比べれば若干治安は良いほうだが、その反面国際的な危機感情に関しては           大企業のトップ以外、疎い面も見られる。           豊かな自然と食糧生産力をかけがえのない財産だと自覚しており、それを外交に十分に利用する。           またそれで得た利益によって、エベツ・トマコマイ・ムロラン区などでは重工業などが発達し始めている。
ジョセフ「……以上がサイバー・サッポロの基本的な特徴だ。      君には是非このサッポロ支局を担う、凄腕のハンターになってもらいたい。      そのためだが、早速君にもこの中央サッポロ区をざっと直に見てもらいたいと思っているんだ。      もう荷物はホテルのほうに置いてきているね?      実は案内人を用意しているんだ。もうまもなくここにやって来るはず。君と同じくハンターだよ。      君の新たなねぐらも彼女と一緒に探すと良いだろう。」 彼女……? 女性のハンターか。 何とも複雑な気持ちを抱いた時、噂をすれば影、件の彼女のお出ましのようである。 ギルドのセキュリティをパスし、その彼女が現れた。 耐Gスーツの上にファイバー製のジャケットとメット。 腰の後ろには12ゲージのスラッグを詰め込んだショットピストルをぶち込んでいる。 彼女は君とジョセフのほうに近づいてきて、ファイバーのフルメットを外す。短い栗色のポニーテールが流れ出す。 おや? 随分と可愛らしい童顔だ。まだ20前じゃないか!? 12ゲージより通学鞄がお似合いだぞ。 いやいや、この22世紀だ。既に人々、特に女性(!)の外見はサイバー化技術の普及により完全に当てにならなくなっている。 この童顔が、あの受付嬢と同じくバイオヘッドで無いとどうして言い切れよう。 ジョセフ「紹介しよう。サッポロ支局の腕利きハスラーの一人、ミス・ボニータ=ランセットだ。」 紹介された娘は「腕利き」のところで僅かにジョセフを睨み付けてみせるが、表情を一転させて君に右手を差し出す。 ボニータ「ボニーでよろしく。新しい仕事仲間が出来たことを歓迎するわ。願わくば私の敵にだけはなりませんように。」 作り笑いが随分と可愛い娘だ。この特技で彼女は相当得をしてきたに違いない。 君は自己紹介をして、まぁ一応握手をしておく。 ジョセフ「早速だが、この中央サッポロ区を案内してやってくれないか。      どうせ今日は暇だったんだろう? 当然日当は出すよ。      それで今晩は、ススキノで天然のタラバでディナーが楽しめるだろう。」 ボニー 「酷いわね。新人さんの前でまるで私が食いしん坊のように(苦笑)。      ついてきて。足はお粗末だけど用意してあるわ。」 彼女は君の先に立つとビルディングの門を出る。 ビルの前には一台の、カワサカUB400Z"エッジ"が停まっている。 ボニーは君にもファイバーのフルメットを投げてよこすと、そのバイクのタンデムを指さして、 メットを被りながら跨った。 ボニー 「やっぱりメガ・シティだとバイクのほうが渋滞に強いのよね。      ま、あんまり緊張することはないわ。街中だから飛ばさないし。      一応ちゃんと掴まっていてね。」 君がタンデムに跨ったのを確認すると、彼女はサッポロの街の中へ"エッジ"を滑らせた。

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