第3話 「魔装機神」

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エンドラです。第3話行きましょうね。

インターミッション (10600クレジット)

前の面でも、ご説明したとおり、シル(略)子はサイバスターが
出てくるまで、お金は節約するみたいです。
第3話は第2話より勝利条件が厳しいのですが、一応経験者のシル(略)子なら
クリアできないことは無いはずです。気合いを入れていきましょう。

残クレジット:10600
 
 
  さて、マサキ達はフェイルの執務室にいるようです。 ルオゾール出現の報告は一通り終わったらしく、 フェイルは、国内の警備体制を引き締めねばならない、と認識したようです。   テュッティ「ルオゾールの目的は、いったい何なのでしょう?」   フェイル 「普通に考えれば、破壊神ヴォルクルスの復活だろうが・・・」   破壊神・・・私達ファンタジー世界においては、大抵良い存在では 無いんですよね〜(^^;。 あら、フェイルの後ろに誰か忍び寄ってきましたよ?   セニア  「(耳元で)そのためには、ラ・ギアス全土を覆う結界を       破壊しなきゃいけないものね。」   青いショートカットの女の子です。フェイルびっくり。   フェイル 「セニア? いつからここに。」   セニア  「少し前からいたわよ。       兄さん、話に夢中で気づかなかったんでしょ。」   マサキ、フェイルに彼女が誰なのか尋ねます。 フェイルは、彼女を妹のセニアだ、と紹介し、情報局と設計局の見習いだと 説明します。   セニア  「よろしく。あなたの事は聞いてるわ、マサキ。       兄さん、私も聞いていていいでしょ?」   フェイル、止めてもムダとも思ったのか・・・   フェイル 「・・・まぁ、いいだろう。情報局の人間としての意見を       聞かせてくれ。」   セニア、待ってましたとばかり、饒舌に説明します。   セニア  「そうね、ルオゾールの呪霊機ナグツァートは確かに強力だけど、       ラングランの結界を破壊するのは無理よ。       それができるのは魔装機神くらいのものね。       第一、ヴォルクルスなんて実在するかどうかすら       不明なんだから。」   フェイル 「この際、ヴォルクルスが実在するかどうかは関係ないな。       問題なのは、ルオゾールがそれを信じていることだ。」   ヤンロンが後を継ぎます。   ヤンロン 「そして、その考えに基づいて破壊活動を行っている現実・・・       それに対して手を打つのが第一ですね。」   フェイル、ヤンロンの言葉をその通りだ、とまとめます。 しかし、ヴォルクルス復活の方法が、我々には見当がつかないため難しい、 とも補足します。   セニア  「(やれやれという表情)警備体制を厳重にするしか       方法はないのよね。」   マサキ  「(あきれて)何でぇ、結局そこに戻っちまうのか。」   セニアも、自分なりに色々とヴォルクルスのことは調べてみる、と 協力を申し出てくれます。 フェイル達もそれをありがたく受け、現在の所ではそれしかできない ということで、一旦解散します。    
  廊下に出てちりぢりに別れると、マサキ、セニアに寄っていって話しかけます。   マサキ  「よう、セニア・・・とと、様って呼ばなきゃいけねぇのかな?」   セニアはまったく気にせず笑って、呼び捨てにして欲しいと言います。 「第一、私王位継承権無いし」と付け加えもします。   いぶかしがるマサキに、セニアは説明します。 王族は15歳の時に魔力テストを受けなければならず、 そのテストに合格した者だけが、王位継承権を持つことができるのだと。   セニア  「(明るい表情で)私は、それに落っこちたの。       つまり、落ちこぼれってワケね。」   私なら、こんな風に言われると、ちょっといけないことを聞いてしまったかも、 って思っちゃいます・・・。 マサキ、暗い雰囲気にならないように続けます。   マサキ  「へぇ。でも、なんでそんなテストなんかがあるんだ?」   セニア  「国王には、結界を維持するだけの魔力を供給しなければいけない       義務があるのよ。そのためには、かなりの魔力が必要なの。」   マサキ  「ふ〜ん。王族の世界も実力主義なんだな。」   そんなマサキの気を知ってか知らずか、セニアは気にした様子もありません。 もうそんなことで悩む時期は過ぎたのかもしれませんし、 今はもっと他に楽しいことがあるのかもしれませんね。   セニア、うきうきしながら話題を変えます。   セニア  「ところでさ、そろそろテュッティの儀式が始まるんだけど、       見に行かない?」   マサキ、儀式のことは何も知らなかったらしく、聞き返します。   セニア  「テュッティがガッデスに選ばれるかどうかを試す儀式よ。       見ておいて損はないと思うわ。       あなただって、サイバスターに選ばれるかもしれないんだから。」   マサキ、まぁ最後の一言は飛躍している、と思いながらも、   マサキ  「ふ〜ん、じゃ行ってみるか。」      
   第1ターン   マサキはセニアに案内されて、巨大な闘技場のような所の観客席に出ます。 闘技場の正面には、王族用の来賓席が設けられており、 それを見上げるような形で、1機の流麗な形の魔装機が立っています。   ゲーム画面では、この面専用の荘厳なマーチ「KING OF KINGS」が BGMとして流れています。 シル(略)子はこの曲がすっごく好きなんですよね。 この先、テュッティがガッデスに操者として認められる下りがあるのですが、 BGMの流れはうまく作ってあり、ちょうど認められる辺りで、 マーチの「サビ」が来るようになっているのです。 初めてこの面を遊んだとき、シル(略)子は本気でジーンと感動してしまった 記憶があります。「よかったね、テュッティ」って(^^。   さてマサキ、その魔装機を見て言います。   マサキ  「あれがガッデスか? なんか弱そうじゃねぇか。」   セニア、ガッデスから目をそらさずニッコリと笑って。   セニア  「そう? 私は好きだなぁ。曲線的なフォルムが優美さを       醸し出して、魔装機神の名にふさわしいと思うわ。」   そこにシモーヌが現れて挨拶してきます。ヤンロンとリカルドは、 パトロール任務でもあるのでしょうか。この儀式には参列していないようです。   セニア、シモーヌに少し気を使います。   セニア  「残念だったわね。あなたもガッデスの操者候補だったんでしょ?」   シモーヌ、少し寂しく笑って答えます。   シモーヌ 「仕方ありません。テュッティの方が操者としては優れていますし、       それに私はザインの方が性にあっています。」   少しシモーヌさんの気持ちも気になりますけど ・・・あ、マサキが二人に話しかけます。   マサキ  「おっ、始まったみたいだぜ。」     来賓席の荘厳な雰囲気を持った、壮年の男性が立ち上がって口を開きます。   アルザール「テュッティ=ノールバック。汝に問う。       魔装機神ガッデスと生死を共にすることに       異論無きや?」   テュッティ「ありません。」   マサキ、男性のことをセニアに聞きます。 マサキ  「誰だ、あれ?」   セニア  「(あっさり)私のお父さんよ。」   マサキ  「え? て事は・・・」   シモーヌ 「アルザール=グラン=ビルセイア陛下。       現在のラングラン国王だ。」   アルザール国王、続けてガッデス内のテュッティに問いかけます。   アルザール「重ねて問う。汝、天地精霊に誓いて、魔装機神操者として       の努めを果たすことに異論無きや?」   テュッティ「ありません。」   テュッティ、かなり緊張している様子が、操者漕外からもうかがえます。 そんな雰囲気をマサキ、少し茶化します。   マサキ  「・・・なんか、結婚式みてぇだな(ニヤリ)」   セニア、ムッとして、   セニア  「黙ってなさいよ、マサキ。」   アルザール「では、ガッデスに宿る水の精霊ガッドに祈願を・・・」   テュッティ「優雅にして華麗なる水の精霊ガッドよ、       願わくばこの私とともに至高の道を歩まれん事を・・・」   セニア、固唾を飲んで見守ります。   マサキもその雰囲気に飲まれて、じっとガッデスを見つめます。   シモーヌも儀式の成功を祈って、ガッデスを見守ります。    国王アルザール、待ちます。    テュッティ、操者漕の中でじっと祈っています。         ・・・マサキ、口を開きます。   マサキ  「何でぇ、何にも起きねぇじゃねぇか。」   セニア  「(心配そうに)・・・だめだったのかしら・・・」   テュッティ「(操者漕の中でうつむいて)・・・」     マサキ  「ちぇっ、テュッティも以外と大した事ねぇんだな。」   セニア  「(ムカッ!)黙って、マサキ!」   その瞬間、闘技場を荘厳なプラーナが覆います!   セニア  「(ガッデスを指さし)ほら、あれ!」   ガッデスが静かに咆吼しています。 その咆吼の1回ごとに、その魂を振るわせるような 荘厳な冷たいプラーナは高まっていきます。   マサキ  「(驚いて)な、何だ、ガッデスが・・・」   セニア  「(飛び上がって)ガッデスが       テュッティの呼びかけに答えたのよ!」   ガッデスの咆吼は、更に一度大きく空に突き抜けたかと思うと、 操者漕の中が暖かなプラーナに満たされます。   テュッティ「(涙ぐんで)ガッデス・・・ありがとう・・・」       しかし・・・   テュッティ「(振り向いて)!? 何!? 何が・・・」   神聖な儀式中の闘技場の逆側に、ガッデスとは異質なプラーナが現れます。 マサキもそれは敏感に感じ取って、思わず身構えます。   異質なプラーナは邪悪な形を取って現れます。 そこには、あのまがまがしい呪霊機の姿が。   ルオゾール「なかなか感動的な光景ですな。       まずは、お祝いを述べさせていただきましょう。」   来賓席のフェイルは驚きます。   フェイル 「ナグツァート!?        馬鹿な、この厳重な結界の中をどうやって!?」   この魔神官と呪霊機の力は、どこまで底が知れないのでしょう? この男の追跡から逃れることは出来ないのでしょうか!?   ルオゾール「(平然と)厳重ですと?        この程度で厳重などとは、この私も甘く見られたものですな。       結界を破壊するのならばともかく、通過するだけならば       このナグツァートにとっては造作も無い事。         ついでに、このような手土産も用意して参りましたぞ。」   ルオゾールが、操者漕の中からあのまがまがしい呪言を唱えると、 ガッデスとナグツァートの間に、6体のデモンゴーレムが!   ルオゾール「ではテュッティ殿、我々のお相手をしていただきましょうかな。」   テュッティ、少し焦ります。   テュッティ「くっ・・・陛下、早くお逃げ下さい。ここは私が!」   アルザール、テュッティを心配する心情を押して、 公人としての責務を貫きます。   アルザール「すまない、テュッティ。       近衛兵! 急いで一般人を避難させるんだ!」   フェイル 「魔装機操者は、急いで魔装機の用意を!」   シモーヌ、マサキに叫びかけます。   シモーヌ 「マサキ、私達も行くよ!」   マサキ  「おう! あの野郎には借りがあるんだ!」     テュッティ「ガッデス!!」 テュッティ、自分を奮い立たせます。 テュッティ「さぁ、いきなりの実戦だけど、頼んだわよ、ガッデス!」 味方 ガッデス      (テュッティ:Lv5)   敵  デモンゴーレム×6    ナグツァート    (ルオゾール:Lv12)   この面は第2話とは違い、デモンゴーレムを全滅させるだけでは、 クリアとはなりません。 ナグツァートに総HPの30%以上のダメージを与える必要があるのです。   しかし、ナグツァートには半幽体化という特殊能力があり、大きなダメージは 与えることが出来ない上、HP回復の特殊能力もあります。 この面の時点では、魔装機神ガッデスの必殺技「ハイドロプレッシャー」を 側面か後方からナグツァートにぶち当てるしか方法はありません。 しかもハイドロプレッシャーは移動後には撃てないため、 前のターンでナグツァートがガッデスに背を向けている必要があります。 果たして魔装機神相手に、ルオゾールは背を向けてくれるのでしょうか? いずれにせよ戦闘開始です。   まずシル(略)子は、次ターンで援軍の現れてくれるマップ右上に ガッデスを動かします。いくら魔装機神といっても、 総合戦闘能力はナグツァートが上回っているのです。 1機ではお話になりません。   敵フェイズ、デモンゴーレム6体のうち、左側のガッデスから遠い3体だけが 前進してきます。   
第2ターン   マップ右上の闘技場入口に、ジャオームとザインが現れます。   マサキ  「待たせたな。この前の借りは、きっちり返してやるぜ、       ルオゾール!!」   シモーヌも笑って、   シモーヌ 「こんな所に乗り込んでくるなんて、いい度胸よね!」   フェイルとセニアが、テュッティに「ケルヴィンブリザード」を使うときの 範囲設定の注意を呼びかけます。   テュッティ「殿下! セニア様!?        まだ、避難していらっしゃらなかったのですか?」   フェイルは気丈に微笑んで、一般人の避難が済むまでは 自分たちは避難できない、と答えます。   さて、このターンはジャオームを中心に、 ガッデスとザインが密集陣形を取ります。 スパロボシリーズのセオリーの1つに、相手がマップ兵器を持っていたり、 こちらにクリアを急がなければならない理由がない限り、 「索敵」の観念が無いので待ち受けた方が有利だ、ということがあります。    また、ガッデスは防御能力こそ魔装機神として優秀ですが、 エネルギーを使わない通常兵器は、ジャオームよりダメージに劣るという 欠点があります。     加えて、ナグツァートに与えるダメージを大きくするため、 この面ではテュッティにに優先的にデモンゴーレムを倒させて、 気力を稼いでもらうことにします。 そのためには、この面ではジャオームに削り役になってもらうことにします。   敵フェイズ、ジャオームの固めていない右側面から、デモンゴーレムが2体 「ナックルパート」と「おたけび」のコンビネーションアタックを 仕掛けてきます。 ジャオームは「ディスカッター」と「ビームキャノン」でそれぞれを 反撃して削っておきます。「リニアレールガン」は弾数が3発しかないので、 対ナグツァート戦のために取っておきましょう。   残りのデモンゴーレムも全機向かってきます。  
第3ターン   ザインが背後から、ジャオームを修理します。   ガッデスは、前ターンジャオームに削られたデモンゴーレムに対して、 「トライデント」で薙払いかかります。   テュッティ「魔装機神ガッデスの力・・・見せてあげるわっ!!」   ガッデス、デモンゴーレムを見事葬ります。   敵フェイズ、4体のデモンゴーレムがジャオームに襲いかかります。   1体目、ジャオームの右側面から突撃。マサキ「気配察知」で反応して 「ディスカッター」で反撃。   2体目。マサキが「気配察知」してしまった事によって、ザインによって カバーしていた背中がガラ空きになりました。 「おたけび」の直撃を「ビームキャノン」で返します。   3・4体目。左側面からの「ナックルパート」と「おたけび」を 「ディスカッター」と「ビームキャノン」で削り返します。   ナグツァートが動き始めました・・・。  
第4ターン   ザインは、全ターンと同じようにジャオームを修理。 このゲームも、修理することによって経験値が操者に入るので、 楽ちんに経験値が稼げます(^^。   ガッデス、デモンゴーレムの2体目を「トライデント」で粉砕。   ジャオーム、攻撃するとデモンゴーレムを倒してしまうので、 後背をザインに向けて、体制を整えるのみです。   敵フェイズ、残りのデモンゴーレムは全機ジャオームとザインに接近戦を 挑みます。 ジャオームが無傷の一体に反撃しただけで、あとは防御に専念します。   ナグツァート、かなり近くまでやってきました。早くガッデスで デモンゴーレムを掃討しましょう。  
第5ターン   ガッデス、デモンゴーレム1体粉砕。テュッティLv6に上昇します。   ザインはこのままだと、ナグツァートの攻撃範囲に入っていますので、 闘技場入口まで後退します。   ジャオームもナグツァートの攻撃範囲外に出たかったのですが、 なんとここでこのゲームZOCがあることが判明(と、言いますか 思い出しました(^^;)。 ジャオーム、下がり切れません。1歩下がるのみに留まります。 とりあえず、ナグツァートには正面を向けておきます。   敵フェイズ、デモンゴーレム2体の攻撃を、ジャオーム回避と防御。   ガッデスに攻撃した夏の虫を1体、「トライデント」でぶち砕きます。   で、ナグツァートです。思った通り、ジャオームに「ファントムビュレット」。 ナグツァートの兵装では最弱の武器ですが、それでもジャオームの 「ディスカッター」以上の破壊力があります。 これは、ナグツァートのアストラル体で、相手魔装機を金縛りにし、 霊魂に直接攻撃するにより、相手を内部崩壊させるという技のようです。 こんな技で最弱なんですから・・・(^^;。   マサキ  「てめぇらが変な神さんを拝むのは勝手だがな、       他人をまきこむんじゃねぇっ!!」   そうですね。閣下も「信教の自由は、基本的に認められるものだが、 人間に被害を与えるような宗教に対しては、人間は反撃できる権利を有する。 故にファラリスなどの暗黒神崇拝は、討伐されるもやむなし。」と おっしゃっておられますからね。   ルオゾール「ヴォルクルス様の神の教えを理解すれば、       その考えも改まりましょう。マサキ=アンドー。」   マサキ  「んなわけあるかっ!!」   と、強気のマサキですが、「ファントムビュレット」は強力。 ジャオームのHP激減します。 「リニアレールガン」で反撃しますが、やはりわずかなダメージしか 与えられません。  
第6ターン   ジャオーム、やっとザインの前までたどり着きます。   ザイン、急いでジャオームを修理しますが、当然直し切れません。 ジャオームはもう一撃ナグツァートの攻撃をまともに喰らえば、 沈んでしまうでしょう。   ガッデスはとりあえず、眼前のデモンゴーレム一体を倒します。   敵フェイズ、ナグツァートは、なんとガッデスの背後に回り込んで  接近戦を挑みます。これは少し意外な展開。   テュッティ「ルオゾール!! 一体何の目的があって、こんな事を!!」   ルオゾール「あなた方がジャマだからですよ。」   ナグツァートに背後を取られたことでシル(略)子、相当覚悟します。 場合によってはリセットも・・・ ナグツァート、「プラズマティックブレード」で攻撃。 ガッデス、手堅く防御します。ダメージは総HPの半分までは行きません。 シル(略)子、胸を撫で下ろします。  
第7ターン   ガッデス、最後のデモンゴーレムを倒します。あとはナグツァートに背後から 「ハイドロプレッシャー」をぶち当てるだけ!   ザイン、ジャオームの修理を継続。これでジャオームのHP、半分を上回る ところまで回復しました。   ジャオームは囮となるべく、ナグツァートの右側面に移動します。 これで、ナグツァートが敵フェイズにジャオームに来てくれれば、 ガッデスに背面を向けることになりますが、いかに・・・。   敵フェイズ、ナグツァート、ジャオームに来ました。が、 正面からではなく、当然移動力の限り有利なポジションを取りに来ます。 結果、ジャオームの右側から斬りかかり、「ハイドロプレッシャー」からの 射程からははずれてしまいました。大誤算です(^^;。   「プラズマティックブレード」は堅く防御しておきます。 しかし、これ以上やられると、修理が追いつきません。 ナグツァートを本当に仕留められるのでしょうか?  シル(略)子、少し焦ります。  
第8ターン   まぁ、コンピュータ側もそんなに頭が良いわけではないので、 コンピュータの思考パターンを読みます。   コンピュータはとにかく正面より側面、側面より背面を狙ってきます。 そのため、絶対に背面が取られないポジションにジャオーム移動します。 背後にはザインを持ってきます。ついでに当然修理します。   ガッデスは、ナグツァートがジャオームに斬りかかるであろう場所を考え、 「ハイドロプレッシャー」が、ギリギリ背面に当てられる位置で待ちます。   敵フェイズ、ナグツァート、読み通りの位置に来てくれます。 この勝負もらいました! ジャオーム、手堅く防御して何とか生き残ります。  
第9ターン   まず、ザインでダメージを与えておきます。 シモーヌはLv6ですが、すでに「ひらめき」を覚えているため、 かけておきます。   ザインの「プラズマソード」での攻撃! シモーヌ 「あんた、何が楽しくてこんな事やってんのさ!!」   ルオゾール「(憮然として)楽しいからやっているのではありませぬ。       やらねばならぬからですよ。」   シモーヌ 「ち、まともじゃないね、あんた!」   「プラズマソード」はそれほど大きなダメージを与えられませんが、 少しでも削っておいた方がマシです。   ナグツァートの反撃は「ひらめき」でかわします。   シモーヌ 「(余裕の表情)見切った!」   次いで本命、ガッデスの「ハイドロプレッシャー」です。 見事に期待するだけのHPをナグツァートから奪い取ってくれます!   ルオゾール「むぅ・・・お見事です。さすがはラングラン王国の誇る魔装機。       そのパワーとくと拝見させていただきました。       ではまた、お目にかかりましょうぞ。」   そう言って、ナグツァートはまた消えます。 うぅ・・・まだ何かたくらんでいるんでしょうか(怯え)?   テュッティ「(少し困った表情)・・・やけにあっけなく引き下がったわね。」   マサキ  「へっ、あれがあいつの実力なんだよ!       所詮はその程度のヤツさ。」   マサキ、若いですね(^^;。   シモーヌ 「そうかしら・・・私にはそうは思えないけど。」   ・・・ともかく面クリアです。シモーヌ残精神ポイントでLv7に上昇します。    
  ラングラン王城、謁見の間です。 国王アルザールはテュッティに、邪魔は入ったがガッデスに選ばれたことを 祝福してくれます。   テュッティ、ありがたくお礼を述べます。   その後フェイルが、ルオゾールが出現したことを重く見て、王都防衛計画の 練り直しを提案します。   しかしアルザール、すぐには首を縦には振りません。   アルザール「フェイル、いいかい? 昔、剣を作る名人と、       盾を作る名人がいてね、互いに日々その腕を競っていた。」   あ、これ有名な故事成語のお話ですね(^^。   アルザール「剣名人は盾名人の作る盾を斬ることに熱中し、       盾名人は剣名人の剣を防ぐことを目指した。         初めは仲の良かった二人だったが、やがてその競争が       エスカレートし、ついに二人は       憎み合うようにまでなってしまった。          そしてある日、些細なことから二人は喧嘩を始め、       互いの剣と盾での決闘となった。              剣名人の剣は、盾名人の盾を斬り裂くと同時に折れ、       折れた刃が二人の命を奪ってしまった・・・         (表情を変えて)悲しい話だよねぇ・・・」   フェイル 「「グラダス列伝記」の例え話ですか?       その話は、もう何度も聞きましたよ。」   アルザール「おや、そうだったかな? けど、何度聞いても、       ためになる話だろう?」   勿論、フェイルこの話の教訓は十分に理解しています。しかし、彼にも 役目があります。 フェイルは、非常事態なので、結界の強化は必須事項であることを強調します。   アルザールは、その進言をのんびりと聞き入れながらも、 シュテドニアス連合や、バゴニア連邦を 更に刺激することを懸念しているようです。 ラングランの魔装機開発に対して、2国がかなり疑心暗鬼になっていることは、 確かなことですからね。   フェイルも国のことを思って進言します。   フェイル 「その件は、グラム外務卿に任せるしかないでしょう。       私は治安局の人間として、結界の強化を提案します。」   アルザール、フェイルの提案を閣僚会議にかけることを約束します。 それと同時に、やんわりとフェイルに治安局を引退してくれることを 持ちかけます。   しかしフェイル、きっぱりと断ります。 フェイル曰く、治安局の仕事をとても誇りに思っているそうです。   それを聞いてアルザール、 アルザール「王族は本来政治にかかわるべきではない、と思うんだがなぁ。」   この言葉から考えるに、ラングランの王家はみなさんの世界の イギリス王家程度の実権を持っているに過ぎないようですね。   フェイル、答えて曰く、   フェイル 「実情を知ることが大事なのですよ、父上。       例え形だけであっても、国王は国民の範たるべきですから。       それに第一、仕事を途中で放り出すなんて       出来るわけ無いでしょう。」   アルザール「責任感の強い子だねぇ。       そんなに何でも背負い込んでちゃ、今につぶれちゃうよ。」   フェイルの性分なんでしょうね(^^。 でも、いずれ彼を襲う悲劇は、この性分故の事だったんでしょう・・・。   実はこの場にいたマサキが、初めて口を開きます。   マサキ  「・・・なんか難しい話になってきてるな。」   アルザール笑って、   アルザール「ああ、すまなかった。話に夢中で忘れるところだったよ。       みんなご苦労だった。ゆっくり休んでくれたまえ。」   ちょっと気が抜けたところで、第3話終わります(^^。     クリアターン数  9ターン/累積ターン数    21ターン 所持クレジット 13300/累積獲得クレジット 13300 リセット回数      0/累積リセット回数      2   第4話へ進む   神殿ホールに戻る endra@yahoo.co.jpあっついーかぜがー